薄花少女 (2) (サンデーGXコミックス)

著者 :
  • 小学館
3.89
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本棚登録 : 89
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091573995

作品紹介・あらすじ

大丈夫ですよ。いなくなったりしませんよ。

見た目はかわいらしいおんなの子のハッカ。しかし、中身は御年数えで八十歳のハッカばあや。ひとり暮らしのぼっちゃまをお世話するため、不思議な薬で体だけ少女になったという。
少女と青年、老女と青年、どちらにせよ年の差共同生活は今日もにぎやかです。

ハッカの故郷から送られてきたすだちで、晩ご飯はすだち尽くし。すだちシャンプーとすだち石鹸、香りはいかが?……「ハッカとすだちと」

塾の先生をしているぼっちゃまの姿をみて、立派に成長したことを喜ぶハッカ。しかし、その晩、ぼっちゃまを叱りつけることになり……「叱られて」

ぼっちゃまの生徒が家にやってきた。同居しているハッカと出会い……「雪の降る前」

“いみがわかりませんわ”そう言いながら鏡の前でファッションショーを……「春の足許」

夏の夜の庭にただよう蛍のように淡い存在……「なつやみ」

ハッカが見つけた一枚の写真。写っているのは妙齢の女性。ぼっちゃまついにご結婚?……「雨上がりに」

一話読み切り形式、全6話を収録。


【編集担当からのおすすめ情報】
かわいい女の子にかいがいしくお世話されたいと思ったことは、誰だってありますよね? そんな人類に普遍的な願望をお持ちの紳士諸君に贈る物語です。少女だけど少女じゃない。でも、やっぱり少女。そんなハッカの魅力をご堪能ください。

感想・レビュー・書評

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  • 第6~11話収録。
    ポテトサラダにすだちをかけて食べるの美味しそう。いかなごのくぎ煮も良いけれど、ほかのおかずも食べたいよね。ニーハイだったりパンチラだったりサービスショット増えているけれど、個人的にはそういうの要らない。青年漫画だから仕方ないのかな。その流れからなのか、史がハッカばあやを見つめる目や心境が怪しい。見た目はアレでも実の祖母なのにさ。思わず引いてしまった。蛍の場面はとても良かった、作者もお気に入りだったのか表紙もそれに合わせているように感じた。

  • 1年待ったかいがありました。
    今回はハッカとぼっちゃんの閉じていた空間に、それぞれが持つ外の世界との繋がりが隙間から入り込んで来たように感じました。その僅かながら開いた隙間によって物語のフィールドも拡がりはじめ、前巻よりも更に面白さが増したように思います。
    それにしても本作に漂う、懐かしいような、切ないような、愛おしいような、そしてチョッピリ怖いような独特の雰囲気は、なんとも形容しがたい魅力に溢れています。
    また1年、次巻を楽しみに待つことにします。

  • 郷愁と、弩級の少女愛と。
    うすーい紙を利用した本1ページ目の仕掛けなど。
    またカバーを外したときの、表紙と裏表紙。

  • 漂う空気がたまりません。2巻もハッカの少女の見た目と見た目にそぐわぬ歳を得た女性らしさがとてもよかったです。ニーソックスのお話がとてもかわいかったです。

  • 今回も安定のほわほわ。
    ハッカ可愛い。

  • ほのぼのなんだけど、ほの暗い死の匂いがどことなくする。田舎や童話がはらむ不気味さに通ずる。

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