- 本 ・マンガ (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091670250
作品紹介・あらすじ
鎌倉に暮らす家族の哀歓を描く超人気作!
男の部屋で朝を迎えた三姉妹の次女・佳乃(よしの)に父の訃報(ふほう)が届いた。母との離婚で長い間会っていない父の死に、なんの感慨もわかない佳乃は…。鎌倉(かまくら)を舞台に家族の「絆(きずな)」を描いた限りなく切なく、限りなく優しい吉田秋生の新シリーズ!!
感想・レビュー・書評
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再読。私の大好きな鎌倉が舞台になっていて、鎌倉の名所や風景がステキに描かれている。鎌倉の古い家で暮らす幸、佳乃、チカの三姉妹が、父の死によって腹違いの妹すずに出会い、四姉妹が一緒に暮らすようになることから始まる物語。四姉妹それぞれに事情があってドラマが展開されていくところが面白い。続きも再読したい。綾瀬はるかさん、長澤まさみさん、夏帆さん、広瀬すずさんで映画化された作品も観たことがあるがそれもよかった。
心に残った言葉
・おとなのするべきことを子供に肩がわりさせてはいけないと思います (長女 香田幸)
・子供であることを奪われた子供ほど哀しいものはありません (長女 香田幸)
・あたりまえだと思っていたことは
案外あたりまえじゃないのかもしれない
(次女 佳乃)
・雪って不思議だね
いつもと同じ風景なのに
雪が降ってるだけで
なんだか違う世界みたい(浅野すず)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
誰かのレビューに書いてあった「誰が読んでも心に響く」が本当にしっくりくる。悩みの種のオンパレードって感じなんだけど、内面描写を毎回しっかり書いているので雑多な印象ではなく、むしろ作者の引き出しの多さとその丁寧さに感心してしまう。
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鎌倉に住む「四姉妹」の日常を切り取った連作短編、でしょうか。
現代版の若草物語なんていうと、イメージはつきやすいかもです。
2013年のマンガ大賞受賞作とのことで、試してみたのですが、
ついつい引き込まれて、気付いたら既刊全てを大人買いしてました。
日々の季節の移ろいと共に描かれる、姉妹のエピソードが魅力的で。
その姉妹は、アラサー、20代中盤、20前半、ティーンエイジとの構成です。
この先、どこまで描かれていくのかわかりませんが、
長く読んでいきたいと感じたシリーズです。 -
ずっと気になりながらも読むのを迷った作品。やっと読み始めましたが、すぐに世界に引き込まれました。
親子関係、姉妹関係、恋人、様々な複雑な要素が絡み合いながらも、鎌倉という地で生きていく様子が、すごく見ていてひこまれます。母親の異なる妹が、山形から鎌倉へきてみんなとの距離を少しずつ縮めながら生きていく様子が良かった。 -
大好きなBANANA FISHの作者のマンガということで、期待して読んだけど、その期待を裏切りませんでした!複雑な家庭環境ながら、まったく暗さを感じさせずに生きる三姉妹(途中で四姉妹になる)のキャラがどれも良くて、自分が三姉妹なだけに、かなり共感して読んでしまいます。
絵も好きだし、鎌倉のゆったりした空気感も良い。
ここ最近で一番のヒット。-
2014/04/21
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誰が読んでも心に響く、普遍的に価値のある作品だと思う。手放したくない、ずっと側に置いておきたい。色んな絆が描かれている。帯コピー「別離と慕情」。
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「普遍的に価値のある作品」
吉田秋生が、この話を、どんな風に構想して描き始めたか知りたい。。。「普遍的に価値のある作品」
吉田秋生が、この話を、どんな風に構想して描き始めたか知りたい。。。2014/04/21
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著者プロフィール
吉田秋生の作品





