海街diary(うみまちダイアリー)2 真昼の月(フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館
4.17
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本棚登録 : 2485
レビュー : 155
  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091670373

作品紹介・あらすじ

それぞれに抱える悩みや想いが交錯して…

姉たちとのあたらしい生活にも慣れてきた、すず。そんな彼女が登校途中に見かけた男は、姉の佳乃(よしの)の元彼・朋章(ともあき)だった。彼に興味を持ったすずは…!? 鎌倉を舞台に家族の「絆」を描いた限りなく切なく、限りなく優しいシリーズ第2巻。

感想・レビュー・書評

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  • 「真昼の月」作:吉田秋生

    15年前に父親が女を作って出て行き
    その2年後に母親も男を作って出て行き
    残された「幸」「佳乃」「千佳」の3姉妹は、鎌倉に住んでいる
    ひょんなことから父が亡くなった知らせを受け
    ついフラフラと葬式へ出席してしまった先で、異母妹の「すず」と出会う
    で、なぜか「すず」を引き取ることになり「4姉妹」となる(笑)
    と、ここまでが前作のお話。

    ん~~。私が語るとミョ~に簡単な話になってしまうが…(ハハハハ)

    さぞ重かろうっと思われる話の内容も、
    この漫画の主人公達がドンと受け入れているので、そんなに重くはない。
    表紙絵の雰囲気のように、フンワリとした色彩の中を…
    時々、特急電車が走り抜けていくだけで、
    ちょっと耐えれば、また何時もの静かな日常が戻ってくる
    生活があるのだから、何時もの日常に戻らなければ埒が明かない(笑)
    そんなところが、実にリアルに描かれている

    今回は表題作を入れて4編
    「花底蛇」(カテイノジャ)
    花底蛇とは…美しいモノの底には、恐ろしいモノが潜んでいるだよ~ってな
    中国の故事にちなんだ話である
    次女の「佳乃」さんは、地元信用金庫のOLさんをやっておりますが…
    酒豪オヤジOLの「佳乃」さんが付き合っていた、大学生の彼「藤井君」が
    なんと、ホントは高校生じゃった~ってな
    オッタマゲルような事実を知ってしまった4女「すず」(笑)
    OLのお姉さんが、10代の高校生男子と付き合っちゃ~ダメってな法律はないが
    新参者の妹「すず」としては、放ってもおけないのである。

    さて、心の底にヘビを隠し持っているモノの正体は…誰でしょう?
    酒豪OL「佳乃」さんなのか? それとも中学生の4女「すず」ちゃんか?
    ま・まさか…男性だけど美形な「藤井君」?(笑)
    中国故事の「花底蛇」が、後からジンワリと効いてくる良い作品です

    「二人静」
    このタイトルは、源義経の愛人「静御前」からモジっていると思われる(笑)
    頼朝に捕らえられ、白拍子として舞を踊らされたとき
    敵将の面前で義経を恋慕う歌を堂々と歌ったという逸話から
    美人で聡明で男子の中に混じっても
    堂々とした強さを持った女性っという、イメージがある。

    静御前と同じく鎌倉在住の4女「すず」ちゃんは
    地元の少年サッカーチームに入るほどの、実力あるサッカー少女
    最近、男子部員との体力差に悩み始める
    この少年サッカーチームには、「すず」ちゃんの他にもう一人女子が居る

    同じサッカーチームに所属している少年をめぐる、女の争い!
    って程でもないか~(笑)
    あんまり爽やか過ぎて、拍子抜けするほどだが…中学生ならこんなもんか?

    源義経だって静御前だって、出会って恋に落ちたのは十代
    多分、今でいう中学生くらいの年頃だと思う
    平均寿命が短かったこの時代、急いで恋をし、急いで出産しなければ
    間に合わなかったからか?今に比べれば大人だの~

    そういう私も、中学の頃はまだ恋も知らんかった(笑)
    親友と呼んでおった女友達に、突然彼氏が出来て
    結局、私はお邪魔虫かい?っと寂しくイジケた子供である(ハハハハ)

    恋や愛より、友達との友情の方が私にとっては大切だった
    何も気にせず男子や女子が入り混じって、ワイワイ遊べた楽しい一時が
    恋や愛を知った途端に、壊れて消えてしまうようで怖かった

    そんな気持ちを30数年ぶりに思い出してしもうたわい
    (フォフォフォフォ)←笑が何故かバルタン星人っぽい(笑)
    ま、そんな郷愁にかられるほど、エエ~作品であった

    他に「桜の花の満開の下」、
    そして今巻タイトルにもなってる「真昼の月」の4編。

    吉田秋生さんは、私よりも3歳年上なのだが
    よく、中学生の心情なんぞ描けるの~
    確かに少し大人びた中学生ではあるが、それにしても凄い(笑)
    次回も楽しみである

  • 女性4人の生活ってこんな感じなんだなと思いました。

    みんなまじめに悩みを人に相談したり、自分の気持ちを言葉にしたり、こんなに誠実に生きているひと達がいるのだなと思った。

    毎年、庭の梅の木から取れた梅でみんなで梅酒を作ったりして、母がいなくても、丁寧に家族を営んでいた事がわかりました。

  • "昨日、NHKの番組「家族にかんぱい」を見ていた。神奈川県の三浦を鶴瓶さんと剛力さんが尋ねる。そこに、16歳の漁師を目指す少年が登場した。すでに立派な大人の風情だ。
    このコミックでは、家族の問題や病気やけがで、大人にならざるを得なかった子どもたちが描かれている。

    マンガの世界の住人も、現実社会の三浦で漁師を目指す少年も、今後の成長を見守ってみたいと思ってしまう。という大人の視点からの感想と同時に、自ら学ぶことが多いことに気がつく自分がいる。"

  • 読了:2015/5/10

    「花底蛇(かていのじゃ)」と、「真昼の月」がよかった。

    「花底蛇」
    すずちゃんがダイビングスーツでばしゃばしゃ来たときの朋章の顔と、「花屋敷は、隙間を埋めつくすものが植木鉢に変わっただけの『ゴミ屋敷』と同じだ」という指摘がよかった。
    あと、「俺が殺したの」と言うところ、こういう影があって斜に構えたイケメン描くのが本当にうまいな。

    「真昼の月」
    キレイな終わりにせず、「私たちが母の家を訪れることはたぶんないだろう
    母が鎌倉を訪れるのははるか先のことだろう」
    という距離の取り方が適度でよかった。現実はこんなもんじゃない。そうだとしてとも、本の中までもああいう人らにかき乱された日常生活と、それに対する憎しみに侵食されたらたまらない。だからファンタジーとしてこれはありなんだと思う。

  • 他に読まなきゃならない本が山積みなのに、読み返しています。。。

    小学館のPR
    http://sol-comics.shogakukan.co.jp/solc_dtl?isbn=9784091670373

  • 佳乃やチカだけではなく、幸の恋愛も、見え隠れはじめて、そこに含む問題が、またもや家族関係の問題と共通して...と奥が深いなあと思います。今後、それぞれの恋愛がどうなっていくのかも気になるところ。でも、風太、頑張れ!(笑)

  • 思いもよらないことが
    ある日ふいに姿を現す

    昼間 偶然見つけた
    月のように

    ー真昼の月ー

  • 4姉妹の長女、幸ちゃんがらみの話が多かった2巻。
    身近な出来事だけが綴られるんだけど、姉妹の掛け合いを読んでるだけですごく心がほわっとするというか、もっともっとこの話を読んでいたい!という気持ちになってしまう。
    4姉妹、どの子にも問題があって、どの子にもスッと共感できてしまう。アメリカドラマのSEX and The Cityの4人の女性は、全ての女性の立場を代表していたけれど、この海街dirayも似た感じを受けます。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「全ての女性の立場を代表」
      ふ~ん、、、観ていないので知らない。「海街」は色々な市井の人を性別、年齢問わず描いていて素敵です。。。
      「全ての女性の立場を代表」
      ふ~ん、、、観ていないので知らない。「海街」は色々な市井の人を性別、年齢問わず描いていて素敵です。。。
      2014/04/21
  • 安易に「かわいそう」って言われるとすっごくムカつく!という気持ち、すっごくわかります。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「すっごくわかります。 」
      判ってるコトをや、我慢しているコト、触れないで欲しいコトなどについて口を出されると、、、嫌になりますね。。。
      「すっごくわかります。 」
      判ってるコトをや、我慢しているコト、触れないで欲しいコトなどについて口を出されると、、、嫌になりますね。。。
      2014/04/30
    • にゃんこさん
      コメントありがとうございます。
      ありますよね~。
      今回の巻ではそんな気持ちをいい感じに表現されてたのでめっちゃ共感してしまいました。
      コメントありがとうございます。
      ありますよね~。
      今回の巻ではそんな気持ちをいい感じに表現されてたのでめっちゃ共感してしまいました。
      2014/05/01
  • マンガ大賞も納得。

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著者プロフィール

同姓同名あり。

1. 吉田秋生 (よしだ あきみ)
1956年、東京都渋谷区生まれの女性漫画家。武蔵野美術大学卒業。1977年「ちょっと不思議な下宿人」でデビュー。1983年、「河よりも長くゆるやかに」及び「吉祥天女」で第29回小学館漫画賞を、2001年に「YASHA-夜叉-」で第47回小学館漫画賞をそれぞれ受賞。その他代表作に、「BANANA FISH」。
代表作のメディア化が多く、「吉祥天女」は2006年TVドラマ化、2007年に映画化された。「海街diary」は2015年に映画化されている。2018年には「BANANA FISH」がTVアニメ化された。

2.吉田 秋生(よしだ あきお)
1951年生まれのテレビドラマ演出家。学習院大学法学部卒業。

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