海街diary 9 行ってくる (フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 673
レビュー : 69
  • Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091670885

作品紹介・あらすじ

大ヒット☆鎌倉での四姉妹物語…ついに完結

春夏秋冬、いつもこの街にいた。いつも一緒だった。
そして―――すず、旅立ちの時…

浜田は千佳(ちか)と入籍し、エベレスト登山のために旅立った。
幸(さち)と佳乃(よしの)もそれぞれの恋が進展。
すずは中学生最後の夏が終わろうとしていることを実感する…。

すずが中学1年の夏、蝉時雨のやむ頃から始まった家族の物語、ついに完結!
すず、そして弟・和樹の“その後”を描いた番外編「通り雨のあとに」も収録。

感想・レビュー・書評

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  • 完結したけれど、良い意味で完結という感じがしない。それは多分描写がここまででも、四姉妹をはじめこの物語に出てくる人達が海街で生き続けているだろうなあという確信があるから(最後の番外編で時間を進めていたけど)。
    吉田さんの作品は名作バナナフィッシュみたいな現実から離れたような設定でも、その世界がきちんと成立している所、人と人との関係の恐いくらいのリアリティを感じされてくれる所がある。海街ダイアリーは多分日常に近い世界で、それだからか、それだけでもないけれど人と人との繋がりの温かさと同時にちょっとした歯車のズレでどうとでも狂っていってしまう怖さ、人生というものを感じられる漫画だった。

  • あ~読んでしまった。終わってしまった。連載スタートから12年もたったなんて、しみじみその間のことを思い返してみたりする。物語の中でも時間は流れ、四姉妹をはじめどの人もそれぞれに、引き返せない人生を生きてきたんだと感慨深い。

    お姉ちゃんたちともお別れかあ。長女体質のシャチ姉、肉食のよっちゃん、意外性のチカちゃん、みんな好きだった。脇役陣も味わい深かった。そそっかしいすずの叔母さん、にらみをきかせる大船の大叔母さん、元ヤンのテルヨシ、海猫食堂のおばさん、山猫亭の福田さん…、あげていけばキリがない。

    いいことばっかりあるわけではないように、いい人ばっかりいるわけでもない。三姉妹のお母さんとか陽子さんとか、この人たちはどこまでいっても大人になれないんだなあと思う。「ダメだったかもしれないけれど 幸せになろうと一生けんめいな人たちだった」と言える幸はエライ! すずに「夫婦の間のことは子どもにはどうすることもできない」と言い聞かせたこともあったなあ。やっぱり幸が作者の分身なのかも。

    長らくご無沙汰だったナースのアライさんが最後の最後に登場して、相変わらず怒られてるのには笑った。結局顔を見せてはくれなかったけど、この人も忘れがたい。顔を見せないと言えば、番外篇のすずちゃん。どんな大人になっているんだろう。三部作の最後となる作品にも登場するんだろうか。次作が楽しみだ。

  • 「行ってきます」はいつか「逝ってきます」になるんだけど、それは悲しいばかりじゃないよね。〈大人の仕事〉をしていれば、別れはネガティブなばかりではないんだってことを教わりました。
    4姉妹の人生は続く。続くかぎり人は大人になって行くんだ。小さなコミュニティ内で完成されているような人間関係にご都合よさはあるものの、すずの元継母や姉たちの母という大人になれない大人を登場させ最後まで改心させず、厳しさをしっかり描いたのがすごいことだと思うのですよ。

  • あ~ 帯に「完結!」と書いてあるので、なんだかすぐに読み始められなかった。大好きな小説は、早く先を読みたいけれど、物語が終わってしまうのが嫌でぐずぐずと先延ばしにしてしまうこともある。この海街diaryも、私にとっては終わってほしくない物語の一つでした。
    いつかまた1巻から読み直すまで、しばしのお別れかな。

  • 終わってしまわれた…

  • とうとう完結。
    大事に大事に読み返そう。

  • 万感胸に迫る最終巻だった。この作品から受け取った、静かで温かな感動を、的確に表せる言葉がなかなか見つからない。
    どのキャラクターも本当に魅力的で、こんなにもそれぞれの人物に愛着がわき、皆の幸せを願いたくなることなんてなかなかない。私の中で、本当に大切な作品となった。
    スピンオフ「通り雨のあとに」も素晴らしい出来。容赦なくシビアな現実を描きながらも、その後のあれこれをこんな風に表現するとは…ある程度は読者の想像に任せてくれるところがニクいなぁと思った。
    またいつかどこかで会えますように。その日を心待ちにしながら、じっくり再読したいと思います。鎌倉にも行きたいなぁ。

  • すずと風太やお姉ちゃんズの恋が落ち着いていくところから。

    すず達の恋愛模様も面白かったけど、おっちゃんやアフロ店長の死生観なども深くて響く作品でした。

    タフな中学生が多くてみんな大人っぽいけど、風太が特にカッコいいなぁと思います。
    すずの家に駆けつけたけど何も出来ないと落ち込むこともそうだし、周りがすずへの連絡をどうしたらいいかって相談してくること、自分が窓口になるって言い切ってくれるところとか、いいですね!

    すずの旅立ちで物語は終わったけど、番外編ですずは風太と結婚するみたいで満足。
    お姉ちゃん達のその後も読みたかったなぁ。

  • 四姉妹それぞれの旅立ちとなる完結巻。
    風太とすずのLOVE×2が~!!
    見てる方が恥ずかしくなる~。

    和樹目線の番外編が、なんつーか色々酷い。。。
    なかなかに救いのないところがリアリティがありすぎて……。
    新しい父親に懐かず、おじさんとこに残った和樹はわりかしまともなのに比べて、お母さんと一緒にいた智樹の方はかなりヤバい感じになっているところも。
    12年後?のすずは顔出てなかったけど見たかった!風太も!

  • 【完結】【まとめ感想】
    最後の方は淡々と日常が過ぎているように感じました。別れても新しい恋人ができたり、結婚して子供ができたり、色々あっても日常は過ぎてゆく。そういう物語だったのだなと思います。

    本屋で働いているときは、男性のお客様も結構買われていたので気づかなかったけれど、少女マンガなのですね、この作品。

    全員が行動的で、すごく前向きな作品だなと思いました。でも、疲れているときに読んだのでそのきらきらした前向きさが少しつらかったです。

    お父さんの寂しいと私の寂しいは違った。ってのがじわじわきてます。

    血の繋がりなんて感じさせない家族の物語という所に惹かれる。けど、少女マンガにありがちな気の配れて、顔のいい男子がもてもてっていうところに少し抵抗を感じてしまう…天邪鬼なのかな。

    数年後の番外編もあり、キャラ設定がしっかりしているので、もしや続編になるのかなと思っていたら、先日、義弟が主人公の続編の連載が発表されたようですね。
    いい作品なので、そちらも楽しみですね。

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著者プロフィール

同姓同名あり。

1. 吉田秋生 (よしだ あきみ)
1956年、東京都渋谷区生まれの女性漫画家。武蔵野美術大学卒業。1977年「ちょっと不思議な下宿人」でデビュー。1983年、「河よりも長くゆるやかに」及び「吉祥天女」で第29回小学館漫画賞を、2001年に「YASHA-夜叉-」で第47回小学館漫画賞をそれぞれ受賞。その他代表作に、「BANANA FISH」。
代表作のメディア化が多く、「吉祥天女」は2006年TVドラマ化、2007年に映画化された。「海街diary」は2015年に映画化されている。2018年には「BANANA FISH」がTVアニメ化された。

2.吉田 秋生(よしだ あきお)
1951年生まれのテレビドラマ演出家。学習院大学法学部卒業。

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