萩尾望都作品集II 百億の昼と千億の夜 1 (プチC)

  • 小学館 (1985年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (230ページ) / ISBN・EAN: 9784091780218

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

壮大なスケールで展開される物語は、時間と空間を超えた深いテーマを描いています。原作を読み終えた後、再び手に取った読者は、その魅力を新たに感じており、特に美少女キャラクターや神話的要素が印象に残っていま...

感想・レビュー・書評

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  • 作品集第2期、全2巻。
    原作読了後、随分経ってから、こちらも読みたくなって購入。
    従兄の部屋でパラパラッと捲って、
    美少女・阿修羅王の尊顔だけは、くっきり瞼に焼き付いていたのだった。
    原作を、よりわかりやすく噛み砕いて提示してくれた印象。

  •  自分が萩尾望都作品を腰をすえて読み始めたのが、ちょうどこの作品集の II 期が刊行されていたころのことだったので、割と強烈に存在を覚えている。本作品集には I 期と II 期があって、背表紙の色目がそれぞれ異なっていたので、自分や周囲は I 期を、初期のとか、古いほう以外に、赤いほうと呼んだりもしていた。なのだけど、II 期を緑色のほうと呼んでいた記憶はなくて、II 期とか新しいほうとか呼んでいた気がするんだけど、その辺の記憶は定かではない。もう何十億光年も彼方の出来事なので。

     自分の周囲の漫画読みの方がたは、当時から萩尾望都作品の読者が多くて、なんとなくこの作品集は教科書的扱いになっていたりしていた。そういう次第もあったり、当時は漫画の単行本も、文庫や愛蔵版で古い作品が新しく出されたり、古書店に行ったりしたら、比較的手に入りやすい単行本がけっこうあったりしたので、こういった作品集がまさか手に入らなくなるなどとは、あまり思ったことがなかった。まぁ、流通や出版の事情がそこまでわかっていなかった幼いころの話ということなのだけど。

     もともと小学館育ちではなかったというか、白泉社~集英社路線育ちだったこともあって、少女コミック系の漫画には比較的明るくなかったというか、割と後追いで読み始めた作品が多く、萩尾さんのと竹宮さんのはその筆頭だった。自分より年上の漫画読みの方と話しをしていたときに、自分は基本白泉社漫画を読んでいて、少コミの雑誌は買ったことがない、と言ったところ、たいそう驚かれたことが、今も当時の記憶として、結構鮮明に残っている。それで、そういうものかと思って、出版社の別なく読み始めたきっかけが、それだったように思う。

     百億千億は II 期の初っ端の作品で、原作者が光瀬さんだったこともあって、周囲ではとても推されていたのだけど、自分は萩尾さん作品のなかでも叙情的な話のほうが好きで、なかなか手を出しにくかったことを覚えている。でも、上のような次第で、この作品集が書店の店頭から消えることがあるとかはあまり思ったことがなかったこともあって、そのうち読もうと考えながら、なかなか手をのばすことができなかった。贅沢だったなぁと、今になると思う。

     自分の漫画の師匠的な人が、最近ちょっと手が空いたらしく、またいろいろ話すようになったんだけど、この方がめっちゃ推している萩尾さん漫画が、やはり百億千億だった。原作展に行ったことがないと仰っていたので、萩尾さんの個展のときにお誘いしたら、めっちゃ喜んでご一緒くださって、めっちゃいろいろ語ってくださった。そのときに、『11 人いる!』と『ポーの一族』のことをめちゃくちゃ語ってくださって、ついで百億千億の話もしようとされていたんだけど、時間が足りなかったこともあって、そこはきちんと聞けなかった。先の 2 作ほどには自分が本作を読み込んでいなかったこともあって、あのページとか、あのコマとか言われても、きちんとわからなかったこともあって、また読みたいなぁ、読まねばなぁ、と思っているうちに、またずっと先延ばしになってしまっていたのでした。

     そんなわけで、今またこの本がわたしの手元に来たのは、暁光だったし、運命の必然だったのではとも思っている。最近はすっかり電子版漫画読みになってしまっていて、製本版を購入するハードルが、自分のなかでめっちゃ上がってしまっているのだけど、この本に関してはまた手元にやってきたのが嬉しいし、久しぶりに紙の本を紐解いて読むという行為自体が、わくわくしながら世界をひらいていく当時の興奮を疑似体験している感もあって、やたらめったら楽しい。

     そんなわけで、1 巻読了。2 巻はまた時間のあるときに。

  • 少女阿修羅の発明は偉大。

  • とても壮大です。
    果てしなくリンクしていくところが好き。
    アトランティスから弥勒まで駆け抜けるストーリー。

  • 私的SF事始めであり、萩尾望都初体験でもある。小学生のとき文庫版で読んで、夢中になった。時間を通過し俯瞰し、空間を通過し俯瞰し、尚しきれない時間と空間が拡がっていく感覚で、はじめて永遠とか徒労とか意思とかを言葉ではなく感じた最初だったのでは。これを読んで東寺の立体マンダラを観ると軽くトリップできます。

  • 百億の昼と千億の夜。
    宗教も絡めた大きな世界観のSFを一つの話にまとめられてるのはさすがですー。だーっっと一気読みしたい。

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著者プロフィール

漫画家。1976年『ポーの一族』『11人いる!』で小学館漫画賞、2006年『バルバラ異界』で日本SF大賞、2012年に少女漫画家として初の紫綬褒章、2017年朝日賞など受賞歴多数。

「2022年 『百億の昼と千億の夜 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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