伝染るんです 1 (スピリッツゴーゴーコミックス)

著者 : 吉田戦車

• 小学館 (1990年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[darkavengersさんの感想 · 2023年10月26日]

「いじめてくん」「油断ちゃん」と並ぶ個人的 吉田戦車作品ベスト3の一つ。

「ビッグコミックスピリッツ」で連載が始まるや、キャラクターショップやファミコンゲーム、オリジナルビデオ、お菓子等が作られたり、バラエティー番組「全員出席!笑うんだってば」のOPアニメにかわうそ君やかっぱ君が使われるほど(テーマ曲は聖飢魔IIの非力河童人間)の人気作となった吉田戦車の代表作「伝染るんです。」

でも、赤塚不二夫、古谷三敏、吾妻ひでお、山上たつひこ、いしいひさいち、小林よしのり、コンタロウ等のギャグ漫画で育った 自分は最初は馴染めなかった。(不条理漫画自体は吾妻ひでおで読んではいたけど)

でも、読み続けていくうちに その面白さの虜になってしまった。
この一巻だけなら、「歳の離れた」弟を向かえに来た兄、空を飛ぶ男、客が来ない老夫婦のラーメン屋、かわうそ君が村上もとかの「F」の登場人物 総一郎から手紙を貰う話が好きだなあ。

キャラクターだと、傷、ヤクザ、王様、犬、宇宙人兄妹、後に甲虫の斎藤の大家さんとなるシークレット○○の奥さん、ミッチーとトオル君、たけひろ(オール5)、久しぶりに何かをする先生、かえる君、かわうそ君、かっぱ君と色々といるけど、個人的にはなんと言っても こけしがベストキャラクター。

電車を待つサラリーマン、女学生の後ろで訳のわからない事を言ったり、自作の歌を歌う、もっとお母さんみたいに○○してくれシリーズ。
と、こけしのストーリーはどれも好きだけど一番好きなのは、ひったくりを目撃した こけしが風雲こんにちわ丸に変身して『大活躍』する「いぬ」「続・いぬ」の二編。

因みに こけしの自作の歌の歌詞は、
♬パン～～～～～～
おいしいパン～～～～～～～～
♬ごはん～～～～～～
おいしいごはん～～～～～～～～
と、心に染み入る素敵な歌詞(笑)←CD化希望!←ならねえよ!!

「油断ちゃん」のレビューを書いた後、引っ張り出して久々に読んだのだが、いやあ笑った。

まさに不変の面白さ。

[darkavengersさん · 2023/11/21]

本ぶらさん こんばんは。

自分ドラッグストアは食品しか見ないから売っているのかどうかわからないんですよ。
今度ちゃんとレジの横の棚、見てみます。

かわうそ君にソックリな人!?
どんな人なんでしょう?
気になりますねえ。

[本ぶらさん · 2023/12/05]

あー、すみません。
レジ横というか、レジの近くにある乾電池とか懐中電灯、今だとスマホの充電アダプターとかを売っているコーナーです。

ちなみに、「写ルンです」を置いているのは「マツモトキヨシ」で、「サンドラッグ」にはなかったんで。
ドラッグストア全般にあるものではないようです。

[darkavengersさん · 2023/12/05]

本ぶらさん

こっちのマツモトキヨシでは売っているのか見てきます。

[マエダさんの感想 · 2014年6月26日]

初めて読む。
乱丁！と鼻息荒くした間抜け。驚きです。
同じ頃は新井理恵の「ペケ」を読んでいた。あーみんも。

[yunnyamさんの感想 · 2016年11月15日]

下ネタ嫌いなんですよね。
かわうそ君だけはすごい好き。かわいすぎ。
かわうそ君ていう漫画出せばいいのに。

[96542377さんの感想 · 2011年4月28日]

この装丁に発売当時相当衝撃を受けました。
最近、祖父江慎さんのインタビューで１巻ごとに本が出来上がるまでのストーリーを作っていたという話を読みました。

http://biz.toppan.co.jp/gainfo/cf/sobue/p1.html

[江上英樹（テツヘン）さんの感想 · 2010年12月17日]

おおっ！！　僕にとって最大のヒット作（単純に部数と言うよりも、諸々含めて…！）です。よく発売日に“隠密書店調査”を行うのですが、あんな速度で平台の本が減っていく様は見たことがありませんでした。でも買われた方も「こんなギャグ、どうせ自分にしか分からないだろうなぁ！」と思って、本に手を伸ばしたはずなので、さぞかし驚いたことだと思います。変な本。

[だすさんの感想 · 2013年7月23日]

私の人生の方向性を決めた一冊…

[10roroさんの感想 · 2012年9月17日]

大好きです。

[sakurairoさんの感想 · 2012年9月15日]

このシリーズ、若かりし頃かなりハマりました☆
いまだにふと頭をよぎります。

[asammiさんの感想 · 2012年7月3日]

本棚になぜか残ってた１冊
小学生の頃にこれを読んでしまった自分は、微妙な感性が大人になった今も残ってしまっている…
斉藤さんが好きでした
今はカワウソくんも好き

[kfnksさんの感想 · 2012年6月2日]

会社の後輩がくれたので。

吉田戦車という有名なシュールギャグ漫画家がいるというのは知っていたが、ちゃんと読むのはこれが初めて。

わりと楽しみに読み始めたが、残念ながら今読むとかなりキツいものがある。全てが予測の範囲内すぎてまったく笑えず。

とはいえこれが発売されたのは1990年のこと。今さら僕がどうこう言うものでもないだろう。連載当時に読んでいたら案外大笑いしていたかもしれない。笑いには鮮度が落ちるのが早いものと、なかなか落ちないものがあるように思う。その差はどの辺りにあるんだろう。

なんだか申し訳ないことをしてしまった気分。

著者プロフィール

漫画家。『伝染るんです。』『ぷりぷり県』『まんが親』などがあり、不条理ギャグから日常生活まで幅広い作品がある。絵本に、『あかちゃん　もってる』『走れ！みかんのかわ』。

「2021年 『ににんがし！』 で使われていた紹介文から引用しています。」