櫻狩り (下) (コミックス単行本〔フラワーズ〕)

著者 :
  • 小学館
4.50
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本棚登録 : 394
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091790729

作品紹介・あらすじ

究極の愛を描いた話題作、ついに完結!!

物語はいよいよ抜き差しならないところまで来てしまった。葛城に大怪我を負わされ、放心状態のままで蒼磨(そうま)のもとに戻った正崇(まさたか)。傷付いた正崇の姿を目にした蒼磨はある決意を胸に、葛城邸を向かう。一方蒼磨と本気で向き合う決心をした正崇は。櫻子(さくらこ)にかかわる重大な秘密を知ることになる……。衝撃のラストに向けて目の離せない展開が、新事実が、あなたを襲う……!!

【編集担当からのおすすめ情報】
構想十数年。作者渾身の傑作です。

感想・レビュー・書評

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  • ……ラストって……?
    あれ、桜の中で死んじゃったの?? だとしたら、『BANANAFISH』を彷彿とさせる死に様だった気がします。でも、続編がどうこうと書かれていたので、死んではいないのでしょうか。見た感じ、そういうふうに見えますけど。
    しかし、渡瀬さんがこういう話を描くとは思いませんでした。私はBLには全く抵抗がないし、こういう描写を見ても演出すごいなーとしか思わないんですが、少女漫画を求めている読者はこれはきつかったんじゃないかなーと思わなくもない。

    ラストは、正直、泣きました。とてもよかったと思う。渡瀬悠宇であるだけに、賛否両論はあると思うけど。でも、そのことに関してあれこれいう人は、下巻までは読んでないかな。

  • 【立読】
    ふしぎ遊戯の渡瀬さんだ!と思い何の情報もなく手に取ったけど、内容が重すぎてびっくり。

    蒼様の生い立ちもその美しさ故に大人の欲望に翻弄されて悲しいし、正崇の出生の秘密も悲しいし…

    蒼様が正崇大好きなのに愛し方が歪んで伝わらないのも可哀想だし、救いがないな重いなと思いながら読んでました。

    正崇が葛城先生に乱暴されても黙ってるのに感ずいてあそこまでして…なのに最後はやっぱりそうか!という終わり方

    始めから気持ちが通じ合ってハッピーエンドで終わらなさそうな雰囲気はあったけど、読み終わった後の凹みっぷりというか気分の落ちは半端じゃなかった。

    内容・構成的には☆4だけど、自分には重すぎたので☆3です

  • 残念ながら私には合わなかったんですよね。。。
    内容濃いし、絵も上手いし、おもしろくなかったわけじゃないんだけど。

    ちゃんと清算のあるラストなのはいいんですが、曖昧なのがちょっと残念。
    私は彼は散る、ととりたいと思います。

  • 何と言えばいいんでしょうねえ……ボーイズラブ作品ではなくて、お話の中で男性同士の恋愛(?)が出てくるという感じです。描写はほいほい出てきて密度は結構ありますけど、こっちの言い方の方がしっくり来る気がします。

    渡瀬悠宇先生の作品は割とたくさん読んでまして、特に女の子がむっちり肉感的だと思ってたんですが、今回の作品の絵はわりとしゅっとしててとても好みでした! トーンが比較的少なめなのも雰囲気に合っているし、読みやすいです。

    私はどろどろした話結構好きなのでとても楽しく読めました。

  • 上中下巻

  • 渡瀬悠宇の新境地にして、連載当初より大きな反響を巻き起こした作品。時は大正、ある侯爵家を舞台に繰り広げられる愛憎絵巻。誰を信じ誰を愛せば良いのか?真実はどこにあるのか?息苦しいまでの愛が横溢した傑作。

  • 僕は夜毎 君の面影を 夢に見る
    225頁

  • 途中で「お?ん??」てところもあったけれど、最後まで、きっちり、昼ドラでありました(最高級の讃辞)
    オチとしては見覚えあんなぁコレて感じなんだけど、徹頭徹尾昼ドラ全開だったのは本当に本当に素晴らしい。


    山場で盛り上がりで、ずっとぐぬぬと力を入れて読んでいたんだけども、貢だの櫻弥だののエピソードに、本を放り出し、胸を押さえて蹲る等。
    コレ系駄目なの。
    無条件に泣いちゃうの。
    櫻弥…。

  • やっと中・下巻見つけて読み終えました!ネタバレ含みます↓
    渡瀬先生がBL…?!と上巻を読んでかなりの衝撃を受けたけど、読み切った今では蒼磨・正宗二人の関係はBLという言葉で一括りにできないものでした。
    最後の夜蒼磨の言葉(モノローグ?)が忘れられない。どんなに離れていても、二度と会う事はなくとも、毎夜夢に見るだろうと…。(´;ω;`)ブワ 昔からこういうフレーズに弱い!好きだ!

    賛否両論あるようですが私は好きですね。死やえぐいシーンが結構あり、誰も救われない暗い物語に途中思えた。けど最後には蒼磨と正宗が長年抱えてきたものをお互いの存在によって払拭。新たな道に歩もうとする正宗と、それを暖かく送り出す蒼磨が見られて満足でした。
    商業誌の縛り等なく先生が長年構想を練り温めてきたものをこうして目にする事ができ、長年のファンとして非常に嬉しいです。
    続編もしくは番外編がいつかあるかもという事と、某アニメショップでネーム(だったかな)を同人誌として出されていたのでそちらも是非読みたいです!

  • ラストが切なすぎて号泣。胸がギュッとなりました。読んだ後はしばらく放心・・・。途中で読むのが辛くなるほど悲しいお話でしたが、とても素敵な本でした。

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