阿房列車 (3号) (コミックス単行本)

  • 小学館
4.31
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本棚登録 : 95
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091791184

作品紹介・あらすじ

雨の鉄路を行く。昭和26年初夏、九州へ。

昭和20年代、百間先生によるなんにも用事がない列車の旅、三たび発車。

今回は、偶然にも歴史的大水害に見舞われた九州巡りに始まり(「雷九州阿房列車」)、百間先生のいろいろなよもやま(脱線?)話が楽しい長崎行(「長崎阿房列車」)、趣を変えあえて銚子、千葉、稲毛など近場の房総旅(「房総阿房列車」)、そして、最後は「阿房列車」初の四国上陸――と思いきや先生が大変な体調不良に見舞われる四国紀行(「四国阿房列車」)の計4エピソードを収録。

内田百間の珠玉の鉄道紀行文を、原作の良さを生かしつつ一條裕子が大胆に漫画化。列車、駅、景色など、昭和20年代の鉄道旅の空気を専門家の監修により、できる限り再現しています。それでは皆様、よい旅を。

【編集担当からのおすすめ情報】
今回の単行本のコンセプトは“雨”。収録エピソードの半分弱が雨模様のため、雨の鉄道の旅を味わっていただけるよう、箱の装丁から本文の挿し絵まで、雨尽くしで構成しています。読者の皆さんへ、当時の雨の鉄路を感じていただけたら幸いです。

感想・レビュー・書評

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  • 本も最高だけど、漫画凄い。雰囲気そのまんま。

  • 原作が淡々とした随筆なのを意識して、作者の画風を残しつつも簡素化したタッチは好みが分かれるところ。

  •  やったね、3号! もう百閒先生は一條さんの描いた顔しか浮かびません。いきなり帰路から始まる「四国阿房列車」では、お風邪を召した百閒先生を山系くんが甲斐甲斐しく看病していて、その心配そうな困ったような顔がなんとも(笑)。

  • 新潮文庫版第二阿房列車、第三阿房列車中の「雷九州阿房列車」、「長崎阿房列車」、「房総阿房列車」、「四国阿房列車」の4話をコミック化。すでに原作を読んでいる人も…、否、むしろ原作を読んでる人のほうがおかしく読めるであろう!とくに雨男ヒマラヤ山系ここにありといった感の歴史的大水害に見舞われた九州巡り「雷九州阿房列車」は傑作。旅行中に発病した「四国阿房列車」中における「なまけるにも体力がいる」は名言である。読むべし。

  • 11.02.01購入

    原作どおりが嬉しい1冊。

    五の2→六の、話が戻るところ、
    まんがだと難しそうなのにうまい!
    どんどん戻ってるよwwっていうのが目で見てわかって
    さすがだなあと思った。

    巻末に立腹帖のおまけアリ。
    名誉駅長のところがまんがになっていてこれまた嬉しい。

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