いきのびる魔法 いじめられている君へ

  • 小学館 (2013年1月23日発売)
4.30
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Amazon.co.jp ・マンガ (40ページ) / ISBN・EAN: 9784091791801

作品紹介・あらすじ

西原理恵子のマンガ絵本シリーズ第1弾

朝日新聞に掲載されて評判となった「いじめられている君へ」への寄稿文を絵本化しました。オールカラーの絵本です。西原理恵子氏の最高傑作「うつくしいのはら」も収録。「人生画力対決」最新第5集と同時発売。

【編集担当からのおすすめ情報】
サイバラさんが、また新しい商売を始めようとしています。商売を始めるなら、当たって欲しいというのが担当の本音ですが、名作『ぼくんち』の「商いは小さく始めてコツコツ当てる」の精神で頑張りたいと思います。

感想・レビュー・書評

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  • タイミング

    読むタイミングを考えています。低学年はよくわかっていない、いたずらないじめが多いのでまだ早いかな。4年生以降、本格的ないじめがある前にタイミングをみて読んであげたい本です。いろんな対策方法を知っておく、知る必要がある良本であり、後半にある作者のパートナー戦場カメラマンからのメッセージは戦場にいたからこそわかる子供心を解りやすく描いてます。いまの日本の子供こそ戦場になっているのかもしれませんね。親は子供に無理強いさせてはいけないことがわかります。

  • いじめによる痛ましい事件が起きる度に、「逃げろ」「死んじゃだめだ」とみんな言うし私も思う。しかし、死なずに逃げた先でどうしたらいいのかが今ひとつ漠然としていると云うか、じゃあ今度はどこまで逃げたらいいんだろう?みたいな。ゴールの見えないマラソンを走るのは大人でもしんどいものな。

    そんな歯痒さをも感じていた矢先だったので、サイバラ先生のメッセージには非常に感動しました。『カネの話』もそうでしたが、キレイ事を言わずに希望を持たせるってすごい事だと思います。

    また、故・鴨ちゃんの戦場での経験が凄まじい。
    「子供は無垢で純真で天使。故に、残酷」そんな側面をこれほどの説得力をもって訴えかけてくるエピソードはちょっとないんじゃないでしょうか。
    いじめている側の無自覚や残酷さや罪悪感の無さって、こういう事なんだよ。いじめ被害者・加害者・傍観者、全員に突き刺さるのでは。

    全ての学校図書館、学級文庫に入れていただきたい。
    一刻も早く。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「大人総出で考えないと。」
      どうすれば、そう言う雰囲気と言うか、土壌と言うかが出来るのか。そのためには積極的に関わっていきたい。。。
      「大人総出で考えないと。」
      どうすれば、そう言う雰囲気と言うか、土壌と言うかが出来るのか。そのためには積極的に関わっていきたい。。。
      2013/03/15
    • F本さん
      何でもかんでも「全部大人が悪い!子供は巻き込まれているだけ!」と言うのは好きじゃないんですが、大人が子供に与える影響の大きさを考えると、(自...
      何でもかんでも「全部大人が悪い!子供は巻き込まれているだけ!」と言うのは好きじゃないんですが、大人が子供に与える影響の大きさを考えると、(自分も含めた)大人が子供の前でどのように振舞っているかを正さねばならないなあ、と。
      学校の先生だけじゃなくて、全ての大人が子供に関わってはいるはずなんですよね。
      2013/03/19
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「全ての大人が子供に」
      仰言る通りです。普段の生活で、周りの子ども達に恥じないようにします。。。とは言え、朝早く夜遅いので子どもを見掛けない...
      「全ての大人が子供に」
      仰言る通りです。普段の生活で、周りの子ども達に恥じないようにします。。。とは言え、朝早く夜遅いので子どもを見掛けない毎日です。。。
      2013/04/30
  • 軽い気持ちで手にとって読んで少し後悔。
    全然軽くない。読んだ後に肩がずしっと重くなった気分。
    それが悪いということでは決してなくて、このページ数でこれだけの重量感で簡単な言葉が並んでいるのに色々なことを考えさせられて、なんて奥深い本なんだと感動してしまいました。
    「いじめられている君」だけでなく、多くの人にとっての「生きのびる魔法」になる本だと思います。

  • 図書館で手にとり衝撃を受けた。
    いじめられているあなた、生きづらさを感じているあなたにぜひ読んで欲しい。
    「学校はいじめられてつらい思いをしてまで行くところじゃない」
    共感しかない。
    戦場の話も出てくるのだが、読んでいて心が痛くなった。
    逃げることは間違いじゃない。
    世界は広い。狭い世界で自分を追い詰めることなく、生き抜いて!と心底願うのみ。

  • うつくしいのはらの世界感がすごい!おそるべし西原ワールドです。

    いきることとは

    悲しみとは

    を感じてしまうお話です。

  • 「どんな紛争地でも年間三万人も死んでいません。
     そんなに多くの人が自殺する国は日本だけです。
     この国は形を変えた戦場なんです。」

    いじめをうけ誰にも相談できず悩んでいる人への「とにかく生きて」というメッセージ。

    「辛い思いをしてまで学校に行かなくていい。
     16歳まで生き延びて。
     たくさんのあなたを自由にする道があるから。」
    そう西原さんは呼びかけます。


    同録の「うつくしいのはら」では字を習いなさいと何度も訴えています。
    一見すると相反することを同じ本で訴えているように思えますが、
    それはいつ学ぶか、という時期だけの違い。
    学校で学べることは多いけど、その多くは大人になってからでも学べるもの。
    ちょっと回り道はしてしまうかもしれないけれど、生きてさえいれば学べる時間は手に入るし、
    必ず笑顔で過ごせる時間がやってきます。


    心の奥に響きわたる西原さんのメッセージが、一人でも多くの悩んでいる人々のもとに届くことを願います

  • ある意味、「生きる悪知恵」の子供版かも。

    世の中、正しいことがいいことだ、という風潮があるが、本当に大事なのは、幸せかどうか。

    そして、幸せになるための第一歩は、生き延びること。

    そして、自立して自由になって、自分の生きたい人生を生きること。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「自分の生きたい人生を生きること。 」
      そんな風に短絡的なコトじゃないと思う。必ず「揺り戻し」があるから、、、じゃぁ何が良いんだ?って問われ...
      「自分の生きたい人生を生きること。 」
      そんな風に短絡的なコトじゃないと思う。必ず「揺り戻し」があるから、、、じゃぁ何が良いんだ?って問われても答えられませんが。。。
      2013/02/28

  • 杉並区立図書館でなんとなく手に取ってみた本。

    いじめられている子どもがいたら
    必ず読んでもらいたい一冊だ。


    「どんな紛争地でも年間三万人も死んでいません。
    そんなに多くのひとが自殺する国は日本だけです。

    この国は、形を変えた戦場なんです。」

    「お金を稼ぐということは自由を手に入れること」


    胸が熱くなった。
    自由を手に入れるためにお金を稼いで
    もらうばかりの人生から抜け出したい。

    西原理恵子さんの本はこころに響くものばかり。
    もっと色んな本を読んでみたい。


  • いじめられている子ども、生きにくいと感じている大人、全ての人、私、家族。生きのびてほしいと願います。

  • 図書館でたまたま手に取った本。
    すべてのものに立ち向かう必要はなくて、
    上手に逃げる方法を選んだ方が
    きっとうまく生きることができる。

    生まれてくる子どもが苦しそうにしてたら、
    そっと渡してあげたい。

    西原さんの夫についても書かれており、
    なんとなく手に取ったけど、
    とっても良い本だった。

  • こどもでもすぐに読めるマンガ風の絵本。だが内容は本当に深い。

    「人にものをもらわずに生きる」
    戦争と貧困の中で生きる人の、生の言葉だと思った。

    いじめられているこどもには「16歳まで生き延びて」。その後は、通信制高校、フリースクール、高認試験、たくさんのあなたを自由にする道がある、と。

    また「自由は有料」で、「お金を稼ぐということは自由を手に入れることです」という言葉が心に残った。

  • いじめられたら逃げたらいい

  • 小学校図書室に新しく入った本。
    涙が溢れた。文字や言葉を生きるために覚えること。
    自分がラクになる方法を大人も子供も
    身につけられるとよいなと思いました。

  • いじめに遭っている子どもたちに読んでほしいと思う本は、これまでにも数々あったけれど、この本が一番現実的で良いと思った。読書が苦手な人でも、渦中にあって「いじめ」という言葉に触れること自体が苦痛な人でも、3分もあればさらっと読めるから。
    私も小学生のときにいじめにあって、本気で自殺を考えたことがある。また、いじめではないけれど、高校生の時に人間関係等で悩んで、死にたくなったことがある。
    そんなときに、この本にある言葉をかけてもらっていたら、本当に心に沁みただろうなぁ・・・。

    その先に
    「ああ
     生きてて
     良かった」
    と思える人生が
    必ず待っています。

    そう、私は知っている。今を生きている私は、平凡な人生だけれど、何度も何度も「生きてて良かった。こんなに幸福で良かった」と、心から思える出来事に出会った。そこまで大袈裟でなくても、日々笑ったり、美味しいものを食べたりして、ささやかだけれど確実な幸福を噛みしめている。
    子どもだけでなく、悩み多き大人にも共感できるであろう、限りなく優しい1冊。

  • 「いきのびる魔法」には、いくつかのお話が収録されています。その中に「うつくしいのはら」というお話があります。内容は、母親が、娘に、字を勉強しなさい、といいます。字をおぼえれば、商売ができる、そうすれば、人から食べ物を恵んでもらわなくても生きていける…。娘は、成長し、同じことを自分の子供に言い聞かせながら、戦争で死にます。字を勉強しろ、といわれ成長した、その子供も、兵隊として戦地で死にます。戦地で、死んでいく子供の前に、幻想としてあらわれた、死んだ母親は、「次にうまれて人になるために一つでも多くの言葉を覚えましょう…」と死んでいく息子を励まします。このお話の中に出てくる「字」や「言葉」は、生き延びるために必要なことを抽象した表現であり、読む人によって、イメージが異なるのではないでしょうか。私は、この絵本を書店で立ち読みしました。大人だったら、3分で読めます。読後、重苦しい気持ちと、「抜け出せないんだよね…」というむなしさが、心に残りました。

  • 今の自分に、強く迫ってくる。涙が溢れそうになって、なんとか堪えた。

  • 生きることが大事。生きのびることが何より大事。生きるということはお金を稼ぐということ。お金を稼がなくても生きられるかもしれないけれど、お金があると自由が手に入る。そうやって生きのびろ、とストレートに力強く心に響く。戦場と今の世の中とが、過去と現在と未来とが入り交じって、でもとってもリアルな話。

  • 小中学校の図書館に開架式で置いておくべき。

  • 「うつくしいのはら」でうるっときた。
    日本のように、一年間で三万人の人たちが自ら死を選ぶ一方、文字を覚えることもできず殺される命もある。

    西原さんはなんとなく苦手かな、と敬遠していたけれど、良かった。

  • 『この世で一番大切な金の話』『生きる悪知恵』『毎日かあさん』などで知られる著者の絵本。そこから逃げてもいいんだよというメッセージ。

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著者プロフィール

高知生まれ。漫画家。’88年『ちくろ幼稚園』で本格デビュー。’97年『ぼくんち』で文藝春秋漫画賞を受賞。’05年『上京ものがたり』『毎日かあさん』で手塚治虫文化賞短編賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「2021年 『猫組長と西原理恵子のネコノミクス宣言 コロナ後の幸福論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西原理恵子の作品

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