上京ものがたり

著者 :
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レビュー : 66
  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091792747

感想・レビュー・書評

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  • せつない。せつないんだけど清々しい。
    励まされるねー。

  • 西原理恵子「ものがたり」三部作の最初に当たる作品です。主人公の女の子が上京しなりふりかまわずに生きていく様子を描いた物語です。ミニスカパブの「おねいちゃん」から徐々に自分の夢を生きる姿に励まされます。

    久しぶりに読み返してみました。本書は西原理恵子が大学生活を送るために上京し、なりふりかまわなかった日々を振り返ったエッセイ漫画です。ここに描かれているのは華やかなキャンパスライフからは程遠いもので、歌舞伎町のミニスカパブの「おねいちゃん」として生活費を稼ぐ日々や働かずに彼女の家に転がり込んできた男との同棲生活。そして、駆け出しの「イラストレーター」として営業として売り込みの毎日…。

    主人公いわく「生きるって、なさけねぇなぁ」と自身があげたフライドチキンを猫がかじっている姿の中に見つめていたり、ミニスカパブでの客や他のおねいちゃんとのやり取りに理不尽さを受け止めながら、東京にしがみついていく彼女の姿が、当時上京してきたときの自分とオーバーラップしたりしながらページを読み進めておりました。

    すべてが見所といってもいいのですが、僕が印象に残っているのはミニスカパブのバイト中に酔っ払った客が彼女に心ない言葉を投げつけるところで、彼女はそうした「しんどい言葉」を本心とは真逆の感情である笑顔で受け流す努力を続けるうちに、夜、自分の部屋で寝ているうちに顔面麻痺になってしまうところで、それを彼女の店の店長に言うと、彼は大声で
    「バカヤロー。だから高い時給がもらえんだ」
    と、大声で言い放つ場面で、それで彼女は
    「あ。そうか」
    と納得するのです。

    伊集院静先生が自身の著作の中で確か『大人になるには、理不尽と遭遇することだ』というようなことを申していたかと思いますが、その言葉を連想しました。僕も実はこういう席のおねいちゃんにこのエピソードをかいつまんで話したことがあって、そのときに彼女は職業的良心かはたまた本心なのかは今となっては知る由もありませんが
    「あ、それわかるー」
    といっていたことも同じく思い出しました。

    やがて彼女の絵が売れるようになり、絵で食べていけるようになったときに、読者の一人からこんな手紙をもらいます。
    『毎日しごとがしんどくて、上司ともうまくいかなくて
    家に帰っても、こころが苦しくて
    ねむれなくて
    そんな時にいつもあなたの本を読みます。
    あははと笑って
    いらいらしてた自分がもうどーでもよくなって
    それでぐっすり眠れます。』
    他のインタビューで、筆者が一番うれしかったと語っていた手紙です。どんなことを描いても最後はここに立ち戻ってくる。叙情系サイバラ漫画の好きな作品のひとつです。

  • 西原先生は、すごい

  • つまらない日常を、面白く描く。
    ただそれだけ

  • 根が真面目で繊細で感受性豊かな女の子が無理して上京するとこんな感じになるのかな、というようなストーリーだった。

    ミニスカパブのヤンキー姉ちゃんの「イヤだったらイヤって言えなきゃダメだよっ」は忠告ではなく怒りの言葉だったんだと思う。私も嫌なことを嫌って言えない女は嫌い。そういう女を見ると、「嫌なことを嫌って言わないで得た幸せはアシが速いのになんで嫌って言わないの?」って思う。

    第41話の
    わたしはなぜこんなに一人でいることができない、あたまのよわいよわむしけむしなんだろか。
    という文章を読んだ時、「弱虫」の「弱」は心ではなく頭の弱さを指してるのかもしれないと思った。

  • 初めての西原理恵子。生活の猫写とか身につまされる・・・。仕事をしない彼氏の話とか、なんだか分かんないけど、ぼくが西原理恵子に謝りたくなった。仕事が軌道に乗っていく後半が面白かったけど、全体的に繊細な印象があって、自分にはあまり合わなかった。

  • 私も19歳で東京に出て、色々あって今があるから、なんだか懐かしい思いもしながら読んでいました。

    働かないダメ男と暮らしながら、別れることもできず、生活の為に水商売で働く。イラストの仕事がしたいと思っても上手くいかない。東京には夢をもって来たはずなのに、なんて冷たいんだろう。

    そんな著者が、エッチなカットを描くことで道が開け、仕事が色々と舞い込み、ダメ男とも別れて引っ越して東京を好きになっていく。

    西原さんの今を知っているから、安心して読めたけれど、「東京なんて嫌い」で終わる話じゃなくて良かったなと思いました。

  • 漫画だったので読みやすかった。上京の大変さを知る手がかりになる、そんな本。

  • 2015/08/11

  • 東京の生活はたいへんだ。
    日常の中の、非日常。
    おもしろさがよくわからず。

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