上京ものがたり

著者 :
  • 小学館
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感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091792747

感想・レビュー・書評

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  • 2013年5月8日(水)、読了。

  • 苦労したんだなぁ…とじんわりきた。

  • 古き良き時代を西原さんが体験した美化しないで描いた作品。

    淡々と少しの幸せとたくさんの不幸をこなしていく。
    心折れる描写が少なかったのが救い。
    リアルではもっと壮絶に辛かったと思う。


    最後、彼女が評価され、世間受けしていることを評価され、彼女の存在に救われる人が。
    本音が少し漏れてるけど、幸せそうな笑顔が描かれていて嬉しかった。
    しない方が良い経験ではあるけど、決して無駄ではない経験。

    淡々と、しんみりと、ほっこりと。

  • 久しぶりに本棚から引っ張り出してきて読んでみた。
    ここまでドラスティックではないが、彼女に共感する上京少女は少なくないはず。
    まわりよりもどこかいけてなくて、やっぱり都会の素敵な生活なんて到底かなわなくて。ただ、転んでただ起き上がるだけでは、おもろないよねーと。

  • 読みやすく、元気になれる一冊です。
     
    明日からまた頑張ろうという気持ちになりました。

  • 1ページ目から夢を突き放していくのでショッキングで面白かった。

  • 手塚治虫文化賞短編賞受賞作。
    よかったー。
    西原の上京してからの自伝だと思う。苦労してるんだなあと思った。
    最後はちょっと泣けた。がんばんなきゃなあと思った。

  •  「女の子物語」の続編です。上京した西原理恵子を待っていたものは?得意なはずの絵では全く勝負にならないと芸大に入ったあと思い知らされます。そして歌舞伎町でのバイト、おカネがない中、部屋に転がり込んでくる男、歌舞伎町のホステスの間の愛憎、そしてエロ雑誌のカットが最初の西原理恵子の金になる仕事になったのでした。
     中学生のころの自分に、「案外、面白いことが待っているよ」と言いたい、と描きます。

  • この本には格別なひねりがないが、
    それがサイバラの『上京ものがたり』そのものだったんだろう。
    初めて仕事をもらったときの喜び、あれは確かに絶対忘れられない。
    自分は覚えているだろうか?
    初めて、手術したとき、初めて患者さんが死んだ時、あれだけ悪かった人が元気な顔で退院したとき。結構覚えてるもんだ。

  • 絵が好きで上京してきた一人の女の子。
    水商売のバイトをしたり、働かない男と暮らしたりしながら頑張って絵で食べて行けるようになる。
    健気で可愛くて心から応援したくなる。

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著者プロフィール

高知生まれ。漫画家。’88年『ちくろ幼稚園』で本格デビュー。’97年『ぼくんち』で文藝春秋漫画賞を受賞。’05年『上京ものがたり』『毎日かあさん』で手塚治虫文化賞短編賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「2021年 『猫組長と西原理恵子のネコノミクス宣言 コロナ後の幸福論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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