- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091793379
感想・レビュー・書評
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表紙の桜があまりにも素敵で、
誰だろうと思ったらホンマタカシさんだった。
名前なんかわからなくても、すきなものはすきなんだ。
もっと淡々としたやさしさが描いてあるのかと思ったら、
帯に書いてある通り『静謐にして「苛烈」』。
残虐で人間の厭なところもたくさん描いてあった。
醜いなあ。 脆いなあ。
でもそれもひとつの真実なのだ。
個人的には一話目が一番すきだ。
短編らしく、終わり方もきれい。
この人の長編もきちんと読んでみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さそうあきら、人間の業を純粋に描くのが上手なので、大好きであります!
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泣く。
生きていくことのどうしようもない苦しみ。それを飲み込む、大きく、美しき存在「富士山」
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読み終わったあとに出た言葉は「壮絶」。
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さそうあきらがタナトス幻想を全面に押し出した、富士山を巡る短編集。霊峰と人間の業。
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「中央線」が一番好きです。
不思議な気分になる。