人間交差点(ヒューマンスクランブル) 1 ガラスの靴は,はかない (ビッグ コミックス)

  • 小学館 (1981年8月28日発売)
3.75
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Amazon.co.jp ・マンガ (242ページ) / ISBN・EAN: 9784091803917

作品紹介・あらすじ

愛と憎しみ、喜びと哀しみが織りなす無限の人間ドラマを描く珠玉の名作

▼第1話/ガラスの靴ははかない▼第2話/海の時間▼第3話/教官の雨▼第4話/ひび割れた土▼第5話/砂上の設計▼第6話/谷口五郎の退官 ●あらすじ/殺した男の子供を、刑務所で出産した受刑囚・松沢良子。だがそれは、殺してもなお、消しがたい恨みをぶつけるためだけに産んだ子供だった。その心をいち早く見抜いた所内医・早川は、子供を松沢の手の届かないところへ隔離する。月日が流れ、松沢の出所日が間近に迫ったある日、退官していた早川が松沢のところを訪れる(第1話)。▼海辺の宿で働く一人の女。そこで、初めて客と夜をともにする。だが、その客はただの客ではなかった。彼は、彼女が昔愛した男。この男を忘れるために、彼女はこの町に来たのだった。女を思い出さない男に、翌朝、女は男との細い絆をたどり、男に問いかける(第2話)。▼女子少年院の教官・野崎洋平には、気がかりな少女がいる。その少女の名前は菊島あけみ。彼に、月に一度は手紙を出すと約束して、1年前に仮退院した少女だ。だが、その便りも途絶えて、すでに3か月。また、元の生活に戻ってしまっているのではと危惧しつつ、野崎は歓楽街を訪ねてまわる(第3話)。

みんなの感想まとめ

愛と憎しみ、喜びと哀しみが交錯する人間ドラマが描かれ、昭和の雰囲気が色濃く漂う作品です。戦争の記憶や貧困、家庭内暴力といった重いテーマが取り上げられ、特に「トルコ風呂」や中国残留孤児のエピソードは、深...

感想・レビュー・書評

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  • ヤバイぐらい昭和。ザ・昭和。

    戦争の記憶、貧困、派閥闘争、妾、家庭内暴力。
    なんと言っても「トルコ風呂」にトドメを刺す。ネームの中はソープに修正しても、消すに消せない書き文字のトルコ。
    このそこはかとない不健全さがたまらない。

    あとは中国残留孤児の重たさ。社会派マンガの面目躍如。
    美味しんぼでもあったかな?

    ただ、一話読み切り形式でエピソードの当たりハズレが大きい。
    無理やりオチをつけている話より、何も解決せずただひたすらに後味の悪い話の方が好き。

    海外赴任先のアフリカ(このザックリさがまた昭和)で現地妻を作り帰国。数年後再訪してみたら実は女性を孕ませており、しかも難産のため母親は死亡して子供だけが施設で成長。それ以降パッタリと生きる気力を失ってしまい、後悔と失意のうちに50代半ばで死ぬ話とか。

    連載後半で時代がバブってくるところもイイ。
    みんな煙草バンバン吸ってるし。

    昭和好きにはオススメ。ゆとりには不向き。

  • なんて興味深いんだ、面白!!
    この題名にすべてがつまっているので特にコメントするようなこともありません。なんていうか、一日中布団の中ででも読みたい漫画。

  • 様々な人間模様を描いた広兼憲史/作画・矢島正雄/原作の人間ドラマ。
    これを見て人間とは何か?ということを教えてくれた漫画です。

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著者プロフィール

1947年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業。松下電器産業に勤務の後、74年漫画家デビュー。
85年『人間交差点』(原作 矢島正雄)で第30回小学館漫画賞青年一般部門、91年『課長 島耕作』 で第15回講談社漫画賞一般部門、2000年『黄昏流星群』 で第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、03年同作で第32回日本漫画家協会賞大賞を受賞。07年には紫綬褒章を受章している。
主な作品はほかに、『ハロー張りネズミ』 『加治隆介の議』 など多数。現在は『社外取締役 島耕作』(「モーニング」)、『黄昏流星群』(「ビッグコミックオリジナル」)を連載中。

「2023年 『逢いたくて、島耕作(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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