勝ち組フリーター列伝 (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 33
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091805003

作品紹介・あらすじ

▼第1話/ネットオークションリーダー▼第2話/魚柄仁之介▼第3話/洞窟オジさん▼第4話/沖縄カフェオーナー▼第5話/デイトレーダー▼第6話/ギャル社長▼第7話/区議会議員

●あらすじ/漫画家として連載デビューしたものの、人件費や画材経費などで貯金残高ほとんどなし。連載が終わったらフリーターに逆戻りかも…と思い悩む吉本浩二(30歳)。そんな彼の相談を受けた、漫画原作者兼ライター兼書店員バイトの大西祥平(32歳)は、「フリーター=負け組」という考え自体が古いと反論し、「勝ち組フリーター」と呼ばれる人々のサクセスストーリーを本人から直接聞きに行こうと提案する(第1話)。
●本巻の特徴/“ライターやってるフリーター”大西祥平と、“漫画描いてるフリーター”吉本浩二が、スーパーフリーターになれた夢の7人の真実に迫る! おもちゃのオークションで1000万円稼ぐフリーターや、年収3000万円のわらしべフリーター、43年間の大自然フリーターなどの人生から、フリーターでOKな理由を探れ!!

感想・レビュー・書評

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  • 本作のキャラクターらは、勝ち組フリーターというよりもフリーターをしながら起業を志した若者たちという印象が強かった。レンタルビデオ店で働きながらアダルトビデオを自分で購入しネットオークションに転売するやり口は小売業の利益の上げ方とい似ていた。いまの言葉だと“転売ヤー”だろうか。

    さまざまなアルバイトをして得た知見がビジネスチャンスを掴むことに繋がっていた魚柄仁之助さんの回のセリフ「原価を下げて商売を考えていったら、ものを売るんじゃなくて、能力を売るべきだと思ったんですよ」は突き詰めた人的資本のような考え方で面白かった。

    フリーランスや複業家という言葉が浸透した現代に『勝ち組フリーター列伝』のような働き方紹介マンガが読みたくなった。

  • けんけん先生が時々紹介してらしたので
    読んでみた。

  • フリーターでも勝ち組がいるという、ある意味夢を叶えている人を描いているんだけど、語り部役の作者がイタ過ぎる。
    でも、これを読んでわかるのは、人に教わったことをやってるようじゃダメって事だから、これ読んで学んだことを真似してやる人は絶対に勝ち組になれないって事ですな。

  • 吉本浩二・画「ブラック・ジャック創作秘話」が「このマンガがすごい!2012」オトコ編1位になったので本書も5年振りに増刷されたらしい。原作担当の大西祥平さん(私と同い年)の映画秘宝の連載を愛読していたのでこちらを先に読む。
    私小説的に挟まれる吉本さんの売れない漫画家生活ぶりが哀愁感漂い泣ける。これから旧作が増刷・再評価されることを祈ってやまない(「昭和の中坊」はおすすめ!)。

    ここで紹介されるフリーター諸氏は今も羽振りいいのかな…。

  • なぜか立ち読みwww
    結構おもしろかったぁ。

    壮絶な人生を送るフリーターを漫画家が取材してみたよ!って内容なんだけど。
    漫画家さんが抱える連載がなくなったらどうしよう、って不安・・・
    東京に出てきてやっと彼女ができたけどふられて・・・
    ってゆうエピソードがせつなすぎた↓
    漫画家さんつらいね。。

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