美味しんぼ: 飲茶☆(ヤムチャ)☆ (8) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091807588

作品紹介・あらすじ

「食」ブームを巻き起こし、アニメ、映画化された大人気コミック!

▼第1話/飲茶・前編、後編▼第2話/SALT PEANUTS・前編、後編(バター・ピーナッツ)▼第3話/愛の納豆▼第4話/鮎のふるさと(鮎の天ぷら)▼第5話/スープと麺・前編、中編、後編(冷し中華)▼第6話/二代目の腕(天ぷら、ヌカヅケ) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/ある日、東西新聞社主・大原を外務大臣・星村が訪ねてきた。来日する中国の副首席を美食倶楽部で接待するために、協力して欲しいというのだ。大原から命令された山岡は、唐山陶人に美食倶楽部の主催・海原雄山を説得してもらう。だが、雄山は「政治家が接待に使う場所ではない」と、これを一蹴。困った山岡は「中国人の問題は中国人へ」と周懐徳へ相談するが…(第1話)。▼学生時代にあしげく通ったジャズ喫茶に、久し振りに顔を出した山岡たち。だが彼らは、その店「ソルトピーナッツ」が経営不振から間もなく閉店することを知る。マスターを助けるべく、東西新聞の記事に取り上げてもらうよう社会部に交渉する山岡たちだが…(第2話)。 ●本巻の特徴/中華料理店のメニューの中でも邪道とされる「冷し中華」をあえて取上げ、本当に美味しい「究極の冷し中華」を追求した第5話がみどころ。麺とその原料の小麦、スープのダシ、調味料など、中華の根幹にかかわる綿密な取材の結果を3回にわたり展開している。 ●その他の登場キャラクター/唐山陶人(第1、4話)、周懐徳(第1話)、京極万太郎(第4話)、中松警部(第5話)、「岡星」主人(第6話) ●その他DATA/中扉写真~上やしのスープ、すっぽんの串焼き、五種のへびとふかひれのスープ〔調理/香港・香満僂〕

感想・レビュー・書評

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  • 今回も山岡が、雄山にまず先制する。なかなかの策士や。
    山岡・栗田コンビの雰囲気も良くなってきてなかなか面白い。さて、鮎と冷やし中華で雄山も、大物の実力を見せつけてきた。山岡のさらなるスキル向上に期待したい。
    しかし、食い物で潰れかけのジャズ喫茶を救ったり、代替わりして人気の下がった天ぷらやを盛り返したり、普通じゃないな。

  • 中国の要人の面子。
    海原雄山の美食クラブでの食事をしたいというが、
    政治的なことで使いたくないという。
    美味しいがわかる人でなければと断る。
    そこで、飲茶が でてくるのであるが。
    中国では オトコが料理するというのは 普通の話。

    ジャズ喫茶とバターソルトピーナッツ。
    美食づくしのオトコがたどり着いた美味しいものは
    素食だった。それが、結びつく。

    納豆のアンモニア臭はなぜできるのか?
    わらで作った納豆。

    アユの天ぷら。
    長良川、保津川、紀ノ川。
    山岡は 保津川を選ぶ。
    食通の京極さんは、四国の出身。
    海原雄山は 四万十川のアユを天ぷらとする。

    本当に美味しい冷やし中華とは。
    スープは化学調味料と合成酢。
    農薬を使ったキュウリはいがらっぽい。
    →農薬で 味がついているのではなく、肥料過多の作り方によるもの。
    麺はカンスイ、重曹を使い、着色料が使われている。
    だから、美味しくないという。

    国内産の無農薬栽培の小麦でつくったソバ。
    地鶏のスープ。地鶏のタマゴ。
    通常は2ヶ月でブロイラーができるがじっくり育てた鶏肉を使う。
    サツマイモを食べさせた鹿児島の黒豚のチャーシュ。
    農薬を使わないキューリ。
    中華料理ならば、材料が中国のものを使って、
    バランスがとれると雄山がいう。
    →中国の醤油で美味しいものがあると思えないが。
    まぁ。みりんではなく、紹興酒を使うのはありか。

    二代目の天ぷら屋。
    先代のオヤジと比較されて、客足がとうのく
    そこで、ぬか漬けをだして 引き締める。
    →天ぷらで勝負すべきだ。ズレている。

  • ・ソルトピーナッツ。同じ大きさのピーナッツを炒めて、強火、バター、塩を振って終わり。冷えれば、ぱりぱ
    りサクサク。
    ・藁の納豆はアンモニア臭を吸収するからにおいが少なくておいしい。

  • ソルトピーナッツ、好きです

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著者プロフィール

本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部基礎科学科で量子力学を専攻。卒業後、電通入社。3年9カ月で退社後、劇画原作者として活躍。1983年より『美味しんぼ』(画、花咲アキラ)連載開始(第32回小学館漫画賞受賞)。1988年より「教育難民」として、オーストラリア・シドニー在住。
原作担当漫画に『まさかの福沢諭吉』『マンガ日本人と天皇』(画、シュガー佐藤)、『男組』(画、池上遼一)、『野望の王国』(画、由起賢二)ほか多数。著書に『美味しんぼの食卓』(角川書店)、『雁屋哲の美味しんぼ列島』(日本放送出版協会)、『日本人の誇り』(飛鳥新社)、『美味しんぼ塾』『同 II』(小学館)、『美味しんぼ食談』(岸朝子と共著)、『シドニー子育て記』、『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)など。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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