- Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091807595
作品紹介・あらすじ
「食」ブームを巻き起こし、アニメ、映画化された大人気コミック!
▼第1話/ハンバーガーの要素・前編、後編▼第2話/食べない理由・前編、後編(フアッテューチョン)▼第3話/再会の丼(牛丼)▼第4話/黒い刺身(カワハギの肝)▼第5話/5年目のパスタ(マカロニ)▼第6話/日米味合戦(化学調味料)▼第7話/最高の肉(サーロインステーキ)▼第8話/新妻の手料理(うずめめし) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/才能あふれる料理人・宇田が美食倶楽部を辞めたいと言い出した。より大勢の人を喜ばせるために、ハンバーガーショップを始めたいというのだ。最高の牛肉を手に入れ、いよいよ開店の日、海原雄山が宇田の店にやってきた。宇田のハンバーガーを一口食べた雄山は「こんなものは売り物にならん!」と一喝。一般の客たちも見向きもしない。山岡には、その理由が判っていた…(第1話)。▼東京のデパートの経営者は2か月に一度、親睦の意味で食事会を開いている。だが、そのメンバーの一人、東起デパートの稲森社長は、どんな料理を出されても、食通ぶるばかりで一口も食べようとしない。板山会長にその話を聞き、興味を持った山岡は稲森社長を訪ねる(第2話)。 ●本巻の特徴/日本料理の基本となる味「旨味」。この味覚に関しては、実は日本人が最も鈍感になってしまっている。その理由は「化学調味料」の氾濫にあった…。現代日本人にとって非常にショッキングなテーマを提示したのが第6話。“社会派コミック”といわれる本作品の面目躍如だ。 ●その他の登場キャラクター/中松警部(第1話)、周懐徳(第2話)、快楽亭ブラック(第3、6話)、辰さん(第5話)、ジェフ・ラーソン(第6話)、ニューギンザデパート会長・板山秀司(第2、6話) ●その他DATA/表紙写真~牛丼、つけもの〔調理/麻布・酒飯包正〕
感想・レビュー・書評
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レンチン料理かぁ!最近はレンジの性能が良くなって電子レンジでも随分ましな料理が作れるらしいけど…ねぇ
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今回も個性豊かな面々の登場で、非常に面白かった。富井副部長の意外な一面が印象的で、この話からカワハギに興味を持つようになったと思う。師匠と弟子の仲を戻したり、事件を解決するなど、単なる食べ物の話を超えてすごすぎる。
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富井副部長って大陸から引き上げてきた人だったんだね、全く知らなかった。
うずめめしは美味しそう。 -
・ハンバーガー。肉とパン、野菜どれもが負けてはいけない。バランスが大切。
・佛跳牆はお坊さんが壁を飛び越える位おいしいらしい。
・すじ肉は水と日本酒、ショウガと醤油を入れて弱火で2日、更に3日間煮込む。
・黒い刺身はカワハギのキモ。
・パスタの中に骨髄、子牛の脳みそ、レバーバラなど、色々入れる。
・日本は化学調味料を多く使って舌が麻痺している。
・肉は落として1週間から10日がイノシン酸の量が最大になる。
・おふくろの味はほっとする。 -
人はある程度自分が精通した分野の構造を見立てにして、新たに直面する問題の解決の糸口を探していくそうです。まさにこれは「食」を見立てにして周りの人生の問題を解決していく話。面白すぎます。お腹が空いた深夜に読み出すと止まらない。古本、少し異臭。