竹光侍 (2) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

  • 小学館
3.91
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本棚登録 : 367
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091813206

作品紹介・あらすじ

▼第11話/初夢▼第12話/恒の意気地▼第13話/辻斬り退治▼第14話/辻斬り始末▼第15話/鬼が来る▼第16話/雪と墨▼第17話/邪気▼第18話/月の下、人斬る▼第19話/遠雷どろどろ▼第20話/或る長屋の風景

●主な登場人物/瀬能宗一郎(江戸のかたぎ長屋に住みついた浪人)、勘吉(宗一郎の隣人。大工の息子。侍の行動に興味津々)
●あらすじ/正月二日。故郷とは比ぶべくもない賑やかな江戸の町を宗一郎が歩いていると、竹光に代えて売り払った刀の國房が、女の亡霊の姿で現れた。國房は「何故私を買い戻しませぬ…ずっとお前を待っておるのですよ」と語りかけるが、宗一郎は手習所で子供に読み書きを教えている現状に満足していると言い、「もはや拙者に刀は要らぬ」と答える…(第11話)。
●本巻の特徴/勘吉、御輿大三朗、与左衛門、お勝…、瀬能宗一郎の笑顔が人の輪を広げる。國房、辻斬り、そして木久地真之介…、瀬能宗一郎の剣が魔を呼び込む。盟友・永福一成との絶好調タッグ、松本大洋斬新作、第2集!!

感想・レビュー・書評

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  • 2015.9.18
    折を見て読んでいこうと思う。とりあえず2巻目。年を取ると漫画を読むのも億劫になる。

  • これは普通の漫画を描くGペンとかで描かれているんだろうか…イメージは竹を割り箸みたいに加工した木切れの先を色んな角度や太さに尖らせて描いている様に見える。
    神輿大三朗と源次の関係性が切ないんだよねぇ…男色家で三男坊で醜男でさぁ、源次は根っからの女好きのノンケでさぁ、強要出来ないのに傍に置いておきたいとか、大三朗がせめて美男子だったらさぁ、他の事は運命変えられなくてもさぁ、って切なくなるんだよ。源次もさぁ、見目麗しさで雇われているようなもんで、ノンケだから大三朗の趣味嗜好に理解があるわけじゃないし、派手な服着せられていやいややってるし、心の中で毒づいてるし、給金がいいのでこうやってるんだろうけど、後半…泣けるんだよ…どうしようもないな、と思っていても主人なんだよねぇ。大三朗が一番欲しいものはあげてない、あげない源次に対して、大三朗が強要出来ないのは、自分が醜い男であったり、三男で家督を絶対に継げない日蔭の身分であると言う引け目から来てるんだよね…切ない。
    勘吉がかしこ可愛いんだ、これが。宗一郎を現世へ繋ぎとめておく天使に見える。

  • 小早川の馬と、大三朗の馬がすれちがうシーンがいちばんすき

  • 2007-06-00

  • 古本でこの巻から始めてしまった。
    画力や構図が非常に上手い画家レベル。
    アメリカの画家、ベン・シャーンばりのタッチで圧倒的。
    著者の作品は何冊か読んだけど、絵柄がかなり変遷している。それも別に悪くはない。
    もちろん話も面白い。
    下町にひっそり暮らす剣豪というのはありそうな話ではあるけれど。何となく安倍晴明みたいな感じかな。

  • 瀬能宗一郎 は、おしなだもんで先生になるんだらなぁとか思った。
     さういふわけで得物を竹光にした瀬能の前に、幽霊が出て、刀だったら調伏ができるんだけえどさう言ふわけだもんで、といふナニが大変よい。
     御輿さんがあんなふうだけえど、ちゃんとお侍としての大人の事情を存じ上げとって、然るべきアレに然るべき処置をせるのが大変良い。

  • 面白くなってきた!優しさの中にも狂気を時折覗かせる宗一郎が魅力的だし、他のキャラクターも立ってきたと思う。コマ割りや絵柄も大胆で個性的。斬り合いの緊迫感はサムライものの特徴が良く出てる。

  • 絵が常識を超越しています。
    話は割とありがちなような気もしますが、キャラクターが独特です。

  • 1巻も良かったが、2巻はもっと良い!
    主人公の瀬能宗一郎がかっこいい。電波なのに、かわいいのに、格好いい。
    ユルイ雰囲気のなかにキリッと緊張感がある。

  • 原作付きだから作画に専念できるのだろう。絵も素晴らしい、話も不安がない。

  • 1巻よりさらに熟成された感じ
    今後が楽しみ

  • やっぱり2巻も買ってしまいました。
    面白い!です。

  • (2007.5.31 読了)

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著者プロフィール

漫画家。代表作に『花男』『鉄コン筋クリート』『ピンポン』『GOGOモンスター』『竹光侍』『Sunny』『ルーヴルの猫』(すべて小学館)などがある。現在「東京ヒゴロ」、シリーズ「むかしのはなし」連載中。

「2022年 『劇場アニメーション「犬王」誕生の巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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