美味しんぼ: 黄金の意味 (12) (ビッグコミックス)

  • 小学館
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本棚登録 : 164
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091814029

作品紹介・あらすじ

「食」ブームを巻き起こし、アニメ、映画化された大人気コミック!

▼第1話/暑中の味(おカユ)▼第2話/老舗の身上(せんべい)▼第3話/黄金の意味(キャビア)▼第4話/玄米VS白米・前編、後編▼第5話/豆腐の花(呉汁)▼第6話/日本風カレー・前編、後編(骨髄カレー)▼第7話/熱烈小籠包(小籠包)▼第8話/非常食(ローピン) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/悪名高い政商が東西新聞の乗っ取りを狙い、株の買占めを始めた。大原社主は対策に追われて寝る暇も無く遂にダウンする。胃腸が弱り食べ物を受け付けない社主に、周囲はせめておカユを食べさせようとするが、大原は大のおカユ嫌い。そこで「本当に美味しいおカユを作ってあげよう」と山岡が腕をふるうことになる(第1話)。▼東西新聞文化部員の花村典子は、煎餅の老舗の若主人・三谷と熱烈な恋愛の末、結婚した。店の発展を願う典子はデパートへの出展や新商品の開発を三谷に勧めるが、昔ながらの味を守ろうとする三谷はこれを拒絶。そんな二人の様子を聞いた山岡は、知人のTVプロデューサーに三谷屋の取材を要請する。さて、山岡の真意は?(第2話)。 ●本巻の特徴/自然食や有機農法がブームになっているが、そんな傾向に冷水を浴びせているのが第4話。玄米食信仰に凝り固まった女子大学柔道部員に、形だけの有機農法で作られた作物が、いかに危険かを山岡が教える。 ●その他の登場キャラクター/ニューギンザデパート会長・板山秀司(第3話)、快楽亭ブラック(第5話)、中松警部(第6話) ●その他DATA/裏表紙写真~キャビアのラディッシュ添え〔調理/まっくろう〕

感想・レビュー・書評

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  • 今回も、山岡・栗田の活躍で難問クリアと素晴らしい。しかし、会社のピンチを救ったり、店の経営の本質を見抜いたり、食べ物の知識の応用の仕方が並ではない。
    さて花村さんに続いて、ブラックさんも春が来た。男女の仲を取り持つ話も結構あって、山岡さんの手並みには脱帽する。
    今後も山岡・栗田コンビの活躍が楽しみだ。

  • この巻に出てきたローピンをつくってみた。

  • ・鰻や蝮みたいな強い食べ物を弱った胃腸が受け付けられるはずがない。無理に食べつと一生胃腸が弱まる。
    ・水車は精米の時に熱を出さない。
    ・イチゴ大福は、洋菓子と和菓子の融合した新しい食べ物。
    ・拡大よりも伝統。とどまる勇気が必要。
    ・金は酸やアルカリにとけない。金箔は豪華に見せるだけ。
    ・キャビアにはウオッカが一番。黒パンにキャビア大盛りする。
    ・玄米は農薬が残りやすい。抗生物入りの肥料が作物に入る。
    ・無農薬無除草剤でつくったコメは、、玄米の状態絵も甘くておいしい。→不味い玄米ご飯は危険。
    ・引き上げ湯葉豆乳にして、要めんをすくって食べつ。呉汁
    ・日本風カレー 2/3はカレーを炒め、1/3はカレー粉として使う。
    ・季節外れ物は脂がのっていない。
    ・骨髄カレーは多くの時間煮こむ。皆に信用されて教えてもらってきたカレー
    ・小籠包:スープの入ったもの。
    ・非常時には冷静になる。
    ・ロービン肉餅:小麦粉、長ネギ、ごま油、生地を練って、ごま油長ネギを入れて巻く。らせん状にして弱火で。
    ・品良く黙ったいれば皆から尊敬されたのに。

  • マンションで読む。再読です。やはり、このころが面白い。

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著者プロフィール

本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部基礎科学科で量子力学を専攻。卒業後、電通入社。3年9カ月で退社後、劇画原作者として活躍。1983年より『美味しんぼ』(画、花咲アキラ)連載開始(第32回小学館漫画賞受賞)。1988年より「教育難民」として、オーストラリア・シドニー在住。
原作担当漫画に『まさかの福沢諭吉』『マンガ日本人と天皇』(画、シュガー佐藤)、『男組』(画、池上遼一)、『野望の王国』(画、由起賢二)ほか多数。著書に『美味しんぼの食卓』(角川書店)、『雁屋哲の美味しんぼ列島』(日本放送出版協会)、『日本人の誇り』(飛鳥新社)、『美味しんぼ塾』『同 II』(小学館)、『美味しんぼ食談』(岸朝子と共著)、『シドニー子育て記』、『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)など。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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