美味しんぼ: 餃子の春 (17) (ビッグコミックス)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091814074

作品紹介・あらすじ

「食」ブームを巻き起こし、アニメ、映画化された大人気コミック!

▼第1話/餃子の春・前編、中編、後編(餃子)▼第2話/エイと鮫・前編、中編、後編(鮫料理、エイ料理)▼第3話/代用ガム(小麦粉のグルテン)▼第4話/贅沢な献立(マグロの大トロの串焼き、鯛の皮のにぎり寿司)▼第5話/海のマツタケご飯(トコブシ) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/栗田ゆう子の同期社員・森沢よし子は、餃子チェーンを経営する山脇にほのかな恋心を抱いていた。だが、山脇は死別した妻の面影を忘れることが出来ず、その妻が作り出した餃子の味にこだわり続けていた。そんな山脇が、ライバル店に対抗するため、遂に新しい餃子の味に挑戦するという。ゆう子は森沢の恋心を応援するべく、山岡に協力を依頼する(第1話)。▼東西テレビのプロデューサーが、文化部を訪ねてきた。記録映画作家の房元にドキュメンタリー番組の制作を依頼したが、なぜか断られてしまったという。房元に聞くと、「プロデューサーの顔、声、服の趣味などすべてが自分の感性に合わないから」とわがままなことを言う。グルメとしても有名な彼が「エイや鮫なんて不味いもの、食べたこともない」と断定するのを聞いた山岡は、“外見だけで決めつける”房元の悪癖を正すべく、美味い鮫料理の探訪に彼を誘う(第2話)。▼富井副部長がめずらしく山岡たちを夕食に誘った。仲の悪い弟と会わねばならず、喧嘩にならないように、第三者である山岡たちに同席してもらいたかったのだ。あんのじょう、貧しかった父親が作ってくれたという“代用ガム”が実在したかどうかで大喧嘩になってしまう富井兄弟。そのガムが「小麦粉をこねて作ったもの」という富井の話を聞いた山岡は…(第3話)。 ●その他DATA/表紙写真~エイの焦がしバターソース〔調理/ドデュ・ダーンド〕

感想・レビュー・書評

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  • 今回は餃子対決とエイ対決がメインの感じ。そういえば、ニンニクを入れない餃子にこれを読んでこだわった覚えがある。雄山と士郎が二人とも唐人先生の伊賀の鉢を選んだところは印象的だった。
    他の話も食べ物で人間を救うような内容で、非常に面白い。海の松茸ご飯食べたい。

  • ・餃子はにんにくを入れるのが当たり前という間違った常識がある。白菜など丁寧にたたき、黒酢
    ・急成長した企業の創業者アクが強くて猛烈でその代わり精神内容の貧しい人が多い。
    ・ワニは冷めのこと。広島の比婆郡が最も覚めを食べる。サメは腐りにくい魚。半年持つ。
    ・海のマツタケ。とこぶしのこと。

  • 表紙からして中年の陶芸家という大胆な仕様。
    美味ばかり追求しているエピソードが多い中、戦後の貧しい日本で息子のために知恵を絞って作り出した不味い「代用ガム」は良質なエピソード。

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著者プロフィール

本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部基礎科学科で量子力学を専攻。卒業後、電通入社。3年9カ月で退社後、劇画原作者として活躍。1983年より『美味しんぼ』(画、花咲アキラ)連載開始(第32回小学館漫画賞受賞)。1988年より「教育難民」として、オーストラリア・シドニー在住。
原作担当漫画に『まさかの福沢諭吉』『マンガ日本人と天皇』(画、シュガー佐藤)、『男組』(画、池上遼一)、『野望の王国』(画、由起賢二)ほか多数。著書に『美味しんぼの食卓』(角川書店)、『雁屋哲の美味しんぼ列島』(日本放送出版協会)、『日本人の誇り』(飛鳥新社)、『美味しんぼ塾』『同 II』(小学館)、『美味しんぼ食談』(岸朝子と共著)、『シドニー子育て記』、『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)など。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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