漂流教室: 楳図PERFECTION! (3) (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 218
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (761ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091815002

作品紹介・あらすじ

▼第30話/滅亡の記憶▼第31話/母からの贈り物▼第32話/闇からの脱出▼第33話/恐怖の糸▼第34話/失われた友情▼第35話/危険な執刀▼第36話/女番長の遺言▼第37話/死の行進▼第38話/危険な天国▼第39話/飢餓集団▼第40話/いつわりの広告▼第41話/よみがえった友情▼第42話/漂流の果てに▼私のUMEZZ体験(半田健人)●主な登場人物/高松翔(大和小学校六年三組。他の生徒や先生たちといっしょに未来へタイムスリップしてしまう)、高松恵美子(翔の母親。些細なすれ違いで翔と喧嘩し、そのまま喧嘩別れとなる)、川田咲子(通称「咲っぺ」。翔と同じ大和小学校六年三組の生徒で、男勝りなしっかり者)●あらすじ/地下鉄らしき洞窟の奥で、一つ目怪物たちの集会に遭遇した翔たち一行。そこでは、怪物たちによるフィルムの上映が行われようとしていた。「ここにわれわれの祖先の誕生が、明確にうつし出されている」…そう言って始められた映像は、未来へとタイムスリップする前の翔たちの世界そのものだった。流れる大量の車、排出されるゴミ、そして…!!(第30話)●本巻の特徴/天才・楳図かずおの代表作とも言われる傑作が、雑誌掲載時の扉絵やカットされたページを新たに加えた完全版で登場!! 食糧は底をつき、仲間内で争いは激化する。漂流の果てに彼らがたどり着くのは、どのような世界なのか? コミック界の金字塔、迫真の完結!!

感想・レビュー・書評

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  • 借りたら一気に全巻読破した。
    大友くんが回を増す毎に荒ぶりだして「いやどうした大友くん」と思っていたら、咲っぺが翔ちゃんを頼った後の彼の表情でようやく納得。
    翔ちゃんのお母さんすごい。
    子を思う気持ちはどこまでも広く深く、そして強い。

  • 回収すべき伏線は回収され、謎は謎として残し、終わった。
    こういう話は、細く解説をして行くよりも、この位の放ったらかし感がいい様な気がする。
    トム・クルーズの映画、宇宙戦争を観た時も思ったが、あのエイリアンが何故、なんの為に地球に来たのか?誰も説明してくれない。分かった様な科学者が登場して解説することも無い。そんなもの、一市民には分かりようもないない、というのが貫かれていた。
    身の回りに起きることすべてを理解することなんて、出来ないんだ。

  • 関東などを舞台とした作品です。

  •  小学校の校舎ごと、荒廃した地球の未来に飛ばされてしまった小学6年生の高松翔。極限状態で起きる生存競争を描くSF漫画。

     子供の頃に読んでおけばよかった。今読むと、なんか論理的に読んでしまって、「怖い」よりも「なるほど、こういう展開か」と思ってしまう。もったいない。子供の頃に「怖い」と思っていたけど、今読むと「なるほどね」が良かったな〜もったいない。

     漫画の場合、演出というのかどうかは分からないけど、演出がすごい。見開きつかって表現したり、表情の書き方だったり、すごい効果があったと思う。その点では、1巻はすごく沢山の効果演出があって、楽しかった。

     装幀が、祖父江慎さん。すごいカッコイイです。

  • 作品も分厚くカラフルな見た目も好み*

  • おそろしねー

  • 泣いちゃう泣いちゃう。いやー大団円。

    咲っぺの「みんなの死は無駄じゃなかったのね!」
    とか
    翔ちゃんのおかあさんの「翔の字だわ!」ってノートにすがりつくシーンとか
    何度読んでも泣いちゃいます。

    楳図さんのすごいとこは、ものすごいテンションを最後までキープして、そのあまりのウメズイズムなラストを納得させてしまうとこです。
    「そんな馬鹿な、んな無茶な」
    っていう至極真っ当な意見が出たとしても、そう言う人の方が間違ってるように思わされる。

    マジでリスペクトです。

  • 目が離せない凄い迫力!
    保存版に最適な装丁。

  • 言わずと知れた楳図かずお先生の名作。眼を背けたくなるような表現のグロテスクさと、翔ちゃんや咲っぺはじめ子どもたちの勇気や一途な想い、家族の絆など、涙なしには読めない話の数々が同居しています。まあ、それが楳図作品の真骨頂と言えるのでしょうが…。

    さらに、「漂流教室」は、荒廃した未来をテーマに環境問題にも警鐘を鳴らす社会派作品でもあります。うーむ、その奥の深さに脱帽です。

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著者プロフィール

楳図 かずお(うめず かずお)1936年和歌山県生まれ。55年に貸本漫画家としてデビュー、『週刊少年サンデー』などに作品を発表。ホラー漫画の第一人者。代表作に『漂流教室』『まことちゃん』『わたしは真悟』『14歳』など。ホラー、SF、ギャグ、時代劇まで幅広い。1995年以降、腱鞘炎という理由で漫画は休筆中。タレント活動を行い、2014年には長編ホラー映画『マザー』を初監督・脚本・出演。

「2022年 『こわい本11 猫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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