MASTERキートン DISCOVERY7 (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 707
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091816979

感想・レビュー・書評

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  • 初版

  • 陰鬱な話が多いけど、今、展開されているから余計に来るのか。。。

  • 7巻も充実している!
    それぞれのお話をひと言ずつ。

    「エルザ・ランチェスターの思い出/復活」は、
    2話完結のミステリ。
    フランケンシュタインと絡めたホラーテイスト。
    キャラクターの外見や表情による、
    リードがあって誰が犯人か騙される。

    「瑠璃色の時間」は一転ノスタルジック。
    キートン少年時代の追憶話。
    別荘組のお金持ちと地元の人たちとの分離の中、
    挫折から立ち直ろうとする男がいい。

    「匂いの鍵」は世界情勢ものだ。
    東西ドイツ統一の光の影、
    旧東ドイツのスパイに関わる闇を描く。

    「デビッド・ボビッドの森/帰還」も2話続き。
    英国のフォークランド戦争と森の守り神を背景に、
    シビアで苛烈な世界情勢の現実と、
    ノスタルジックな伝説がミックスされ、
    物語が縦にも横にも奥深い。

    「黄金の鐘の夢」は寂れた小さな町の物語。
    産業が失われて人口が減少、
    人の心も荒み活気を失った町というのは、
    日本においても大きなテーマだ。

    「出口なし」は武器知識ものといえるかも。
    鉄砲・拳銃の知識に裏付けされた物語。
    対人格闘のプロ・キートンが、
    面目躍如の活躍を見せる。

  • 本作では頻繁に絵画的な景色が登場する。それ故に「匹敵する実写版を観てみたい」というやめておけばいい妄想にもつい駆られてしまう。ここでいっている「景色」が登場するエピソードは本巻でなら「瑪瑙色の時間」であり、「黄金の鐘の夢」でもある。

    一方で完璧な実写版が撮られるなら、「エルザ・ランチェスターの~」前後編も是非観てみたい。漫画で読むとついはしょって読みがちで、こうしたストーリーの時にはじゅうぶん間をとって一般的な映画の尺にまとめられたものの方がその重みが違ってくるからだ。なんてことを考えるのもこの夏に数本観た往年のホラー作品の影響が自分の中にもまだ残っているからに違いない。

    でも7巻の副題として選ばれた「デビッド・ホビッドの~」は、やはり秀逸。

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  • なんか、ウェルシュの人はほかのどの辺までからはわからないが少なくともUKの他の皆さんから「妖精扱い」されてゐる臭いと言ふ説がある。
     その童話の作者はちゃんと“ナショナリズム”に基づいて、どっかのお医者さんが探偵の名前―で地元の名士の名前くっつけてシャーロック・ホームズにしたやうに、ウェールズの名前からデビッドボビッドと命名し、うちのガキ向けの話を戦友へも語る。うんうん。

  • 『瑪瑙色の時間』

    「バスの中じゃしゃんとしてるが
    一日の仕事を終えると空っぽだ。
    空っぽどころか今までの人生の失敗が全部押し寄せてくる。
    みじめで
    みじめで…
    みじめで…」

    と言っていた運転手さんがタイチ少年と友達になってから

    「人生の達人はどんな時も自分らしく生き
    自分色の人生を持つ。
    俺ももう一度立ちあがろうと思う。
    自分を哀れんでいる時間はない。
    あの海の色は瑪瑙色だ
    俺たちは瑪瑙色の時を共有している。」

    と語ります。

  • この巻はやはりデビッド・ボビッドでしょう

  • マスターキートンを6巻に続いて読んだけど、
    うーん、なんというか、あっさりと人が死んでいくのが、
    ちょっと怖いところでもあるなぁ。
    1冊の中だけでも、それなりの人数がなくなっているのでは?
    でも、考えさせられるストーリーが多いことは、
    相変わらずでもあるね。

  • 「出口なし」でキートンがハッタリを使いこなすのが面白い。散弾銃が人体を貫通するだとか,銃口に指を突っ込むと暴発するとか,曲がった銃身で発砲できるかとか。
     この漫画で銃器に興味をもって入門したミリオタさんたち,いっぱいいそうだなあ。自身はそこまでいかなかったけど。

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