美味しんぼ: 真夏のソバ (23) (ビッグコミックス)

  • 小学館 (1989年12月19日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091820334

作品紹介・あらすじ

「食」ブームを巻き起こし、アニメ、映画化された大人気コミック!

▼第1話/ジャンボ茶碗蒸し(土鍋蒸し、ジャンボ・ロールキャベツ)▼第2話/甘味と辛味(中国ハムの蒸し煮、プリック・キー・ヌー)▼第3話/梅干しの雨(ウメの酢漬け)▼第4話/カツオのたたき▼第5話/パワー・ミート(ジンギスカン鍋、ラムの骨付きリブ)▼第6話/ばあちゃんの賭け(イカの沖漬け、イカソーメン)▼第7話/真夏のソバ(日本ソバ)▼第8話/二人のスター(マツタケの網焼き、ボタンハモ、マツタケとハモの土瓶蒸し)▼第9話/もやしっ子(フカヒレとモヤシのスープ、モヤシと卵の炒め物)▼第10話/白身の旨さ(タイ・スズキ・ヒラメ・タコの刺身) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/ある日、街で大柄な美人と出会った山岡。だがこの女性、非常に気が強くてワガママ。ヒールが折れたから靴を拾え、おぶって行け、あげくの果ては、靴屋まで直しに行けと言い出す始末。実はこの女性、二木まり子の叔母の輝子だった。輝子は小説家の片森と付き合っていたが、彼女のワガママと片森の気の弱さが災いして、二人の仲はなかなか発展しないのだという。そこで山岡は…(第1話)。▼横浜のレストランを訪れた山岡たちは、入口の前で抗議運動をしている外国人の青年たちを見かける。彼らは留学生で、中で食事中のHT社の大溝社長を待っているとのこと。HT社は大企業だが外国人の雇用を認めないので、直接抗議に来たのだ。やがて出てきた大溝社長は、青年たちの訴えにまったく耳を貸さず、立ち去ろうとした。怒りを感じた山岡は「人の言葉が聞けないのはケダモノだ」と思わず暴言を吐く。そして後日、東西新聞に大溝社長から厳重な抗議が来た(第2話)。 ●その他の登場キャラクター/ゆう子の祖母・たま代(第3話)、中松警部(第7話)、「岡星」主人(第8話)、快楽亭ブラック(第10話) ●その他DATA/表紙写真~そば〔調理/並木・藪蕎麦〕

感想・レビュー・書評

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  • 鰹のタタキねぇ!本来は塩で鰹を手で叩いた料理だと聞いたけどねぇ!
    一回食べて見たいなぁ(^_^;)

  • まり子の叔母だという新しい人物が登場した。なかなか個性的なキャラである。ここでも士郎は食い物を使ってまとめてしまう。やはりグータラでも食い物に関しては並ではない。
    塩味に甘味の組み合わせとか、本物の梅干しとは何かとか、これを読んだ当時、結構こだわった気がする。最後のトロと白身、タコの刺身はブラック真打の絡みもあって、印象に残っている。
    士郎はカツオで雄山に負けてしまったが、なかなか図太いようだ。今回も面白かった。

  • 美味しいと言うことが、なぜそれが美味しいのか?
    と言うところまでなく 美味しいと感激している。
    なぜか、以前引き込まれた 物語が 平板に見える。
    自分なりに 美味しいとは何か を考えることで、
    ちょっと、違った視点が生まれたのかもしれない。

    仁木の美しいおばさんの 上から目線。
    おしつけることをいとわない性格。
    それを、土鍋茶碗蒸しとキャベツロールで納得させる。
    結局は オトコにリーダーシップをとってほしいと願っている。
    キャラクターの弱点を 食べ物で知らせる。

    財界の大物 大溝社長に ケンカを売る 山岡。
    外国人を採用しない姿勢を 改めさせるために。
    ふーむ。世界的な企業であれば、
    そんな問題は簡単にクリアーしているはずなのだが。
    日本人だけの発想でグローバル化できない。確かに。
    中華ハムの蜂蜜煮とタイの激辛トウガラシの組み合わせ。
    甘さと辛さのハーモニー。
    それが 外国人を雇うことになるとは、飛躍が。

    本当においしい梅干し。
    着色料と化学調味料と酢漬けでできた梅干し。

    カツオのたたき。
    かつをを獲る場合の方法によるカツオの傷み。
    結局は、血抜きが大切だと言っているが、当たり前では。

    ラムとマトン。羊肉を美味しく食べるには。
    ラクビーは やはり強靭で体重があった方がいい。
    日本人の体格が そうなれば 勝てる。

    イカの生干し。
    イカ釣りで釣ったイカがおいしい。
    それが、理解したからと言って、
    イカの生干しを購入するのか?

    夏のソバは タスマニア産がいい。
    季節の反対をうまく使う。

    マツタケとはもの土瓶蒸し。
    お互いのよさを引き出すことの大切さ。

    もやし。それは、手間がいる。
    フカヒレスープにもやし。シャキシャキ感。
    タマゴとモヤシの炒め物。

    とろばかり食べるのは 寿司を知らなすぎる。
    白身の味がわかって、はじめて 寿司の通になる。
    日本の文化がわかることに。
    タイ、ヒラメ、スズキ。白身の味の微妙な違い。
    タコの刺身を稽古台とする。
    山岡の受け売りを 簡単にするのは、いただけないなぁ。
    話を手短にするためなのか。
    ニンゲンが そう複雑でないのがいいのかも。

  • 息子に対する罵詈の豊富さでは最高峰を誇る海原先生ですが今作のカツオのたたきでの愚弄っぷりも素晴らしい。
    批判されることの多い作品ですがもやしっ子のエピソードのように「いじめ」にも向き合っているところは評価されても良いのではないでしょうか。

  • イカの沖漬け旨そう

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著者プロフィール

本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部基礎科学科で量子力学を専攻。卒業後、電通入社。3年9カ月で退社後、劇画原作者として活躍。1983年より『美味しんぼ』(画、花咲アキラ)連載開始(第32回小学館漫画賞受賞)。1988年より「教育難民」として、オーストラリア・シドニー在住。
原作担当漫画に『まさかの福沢諭吉』『マンガ日本人と天皇』(画、シュガー佐藤)、『男組』(画、池上遼一)、『野望の王国』(画、由起賢二)ほか多数。著書に『美味しんぼの食卓』(角川書店)、『雁屋哲の美味しんぼ列島』(日本放送出版協会)、『日本人の誇り』(飛鳥新社)、『美味しんぼ塾』『同 II』(小学館)、『美味しんぼ食談』(岸朝子と共著)、『シドニー子育て記』、『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)など。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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