闇金ウシジマくん (12) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091820952

作品紹介・あらすじ

▼第114話~第121話/サラリーマンくん(23~30)▼第122話/タクシードライバーくん●

主な登場人物/丑嶋(闇金「カウカウファイナンス」社長。23歳)、小堀豊(医療機器メーカーの営業職。大学時代はカメラサークル所属。33歳妻子あり)、板橋清(小堀の同期で、唯一本音を言いあえる社員。裏パチスロにはまり、丑嶋からも含め多額の借金あり。33歳独身)●
あらすじ/丑嶋から教唆されて、ヤクザ絡みの融資詐欺に加わった板橋。同期の親友・小堀の実印を盗み、無断で連帯保証人に立てるが、本人確認の身代わりに立てた蛭谷に感づかれ、50万円強請られてしまう。一方、小堀はパワハラ上司の標的にされ、家事育児に協力できないことで夫婦仲も冷え、心身共にストレスは臨界点に…(第103話) 。●
本巻の特徴/誠実さが報われない営業マン・小堀と、その同期で借金まみれの板橋。人生崖っぷちな2人の結末は…? 「サラリーマンくん」編、ついにクライマックス!●
その他の登場人物/小堀結子(小堀の妻。31歳。2児の母)、志村課長(小堀の上司。売り上げの上がらない小堀に、何かと辛く当たる)、戸越銀二(小堀の後輩。若いがトップセールスマン)

感想・レビュー・書評

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  • サラリーマンくん完結、シリーズ通して一番好きな話
    小堀が日記読むシーンや、板橋が選択するシーンは非常に良い。
    良くも悪くも人は変らないなぁ。

  • テーブル乞食=ホスト ふィ〜丑嶋社長、スポーツしてる? 木の陰をなぞる へへ…借金するのも才能いるンスよ…へへ… 盛り過ぎだろ 浜松町からお台場まで460円で船に乗れるンだね 元気になるツボ 診断書がいるなら出しますよ 昼は沖スロ打って、夜は海辺で地元の可愛い娘と焚き火に泡盛だ! 結子さん若いなァ…ハハハ…10年前か…この頃、いろんな所に二人で行ったよなァ… 太いシノギ バカラぐるい 走らせた=イカサマでハメた 白地手形=金額無記入の手形 小堀くんとこのモニターに総入れ替えを考えていたのになァ… 它貫にはロシアンマフィアのルートがある。まず漁船に乗せられて寝る間もない重労働の毎日。身体を壊して使えなくなったらオホーツク海にドボンだ。たっぷり生命保険を掛けた上でな…闇金業者は金にならない事はしないが、ヤクザは面子の生き物だ。它貫は間違いなくお前を殺す。 なあ板橋、褒められるのって重要だよな。俺、最近、後輩に仕事で褒められて、すごく嬉しかったよ。 一生懸命が報われない社会でも、サラリーマンは粛々と仕事をすればそれでイイ。 お前が来てくれたからそれでイイ。 これ以上、自分を嫌いになりたくない。 板ちゃん… 代替機持ってきてくれる? 腫れ物に触れるようで神経使うわ! ストップ!医療崩壊 後味の悪さを金に換えたンだ。受け入れろ。それが俺達の仕事だ。桜の木 毛虫 殺虫剤 他の写真は、全部消したんだ。 キャブキチョ 自分が本当にダメと思ったら自殺しかないから知らんぷりしてるだけさ… ト…トランクをか?ドアだよ。

  • 一生懸命が報われない社会でも、サラリーマンは粛々と仕事をすればそれでイイ。

  • 今までで一番心に突き刺さった。来年の春から新入社員なわけだけど、もうなんか辛くなっちゃうな

    自分は何のために生きて、何の意味があるのか。簡単に出せる答えではないけど。人から見てどんなに小さなことでもいいから、それなハッキリと自信を持って答えられるような生き方をしたい

  • 漫画喫茶にて読みました。

    「タクシードライバーくん」は短いけどラストなホッとした。
    本当に良かった。

  • 「褒められるのって重要だよな」「仕事はきっと誰かの役に立っている」板橋ギリギリで踏みとどまった人として。最後の決めピース悩殺よ!さらば板橋!もうお前の顔は見たくない(笑)

  • 最後の板橋のケジメのつけかたより、途中がほんとにひどすぎて・・・。うまくいっているようなラストが、逆にこれからの何かを暗示しているようでこわい。「タクシードライバーくん」は救いがあってよかった。結構好きな話。

  • 読了。だんだん悲惨な話になってくるなぁ。。。

  • サラリーマンくん編完結。
    抑圧&抑圧&抑圧・・・からのー、解決!
    巻末のタクシードライバーくんもサラッと怖くてすごかった。
    読後感が良くてホッとしております。

  • 漫画喫茶で喫煙OK、ドリンクフリー、マッサージチェア完備の部屋でサラリーマンくん編(10巻~12巻、タクシードライバーくん編も収録)を1時間でまとめ読み。

    前に「次のサラリーマン編が自分の業種とかぶったら辛くて(号泣して)読めないかも」と書いたら今回の主人公は医療品メーカーの営業。接点なくてかろうじて読み通せた。救いのあるラストでホッとした。そこまでが半端なく過酷なのだが。

    闇金融会社の社長のウシジマくんが一応主人公だが、彼は狂言回しというかあまり私生活が語られず、せいぜいウサギを飼うのが趣味で独身らしいというくらいしか分からない。

    激流の中、彼は流されずまっすぐ立っている杭か岩のようで、彼以外の会社員や客側は超過酷な運命に翻弄されまくる。

    どっかで似ているな、と気付いたのは楳図かずお「おろち」。オカルトマンガと闇金業界ものの違いはあるが、読後の後味悪さと主人公が傍観者的ポジションな辺りが同じ。現実にありうる話でホラーの巨匠の代表作並みに怖いって考えてみたらすごい。

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著者プロフィール

漫画家。神奈川県出身。1998年、『憂鬱滑り台』で「アフタヌーン」(講談社)四季賞夏のコンテスト四季大賞を受賞、同誌同年9月号に掲載され商業誌デビュー。2011年、『闇金ウシジマくん』(小学館)で第56回小学館漫画賞一般向け部門を受賞。その他著書に『スマグラー』『THE END』(講談社)などがある。

「2017年 『THE END クライマックス編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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