美味しんぼ: 鍋対決!! (31) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091826312

作品紹介・あらすじ

「食」ブームを巻き起こし、アニメ、映画化された大人気コミック!

▼第1話/能あるホヤ(ホヤとキュウリの酢の物)▼第2話/良いナス、悪いナス(ナス料理)▼第3話/お祖父ちゃんのおモチ▼第4話/死出の料理(鶏・子羊・子牛の頭の丸焼き)▼第5話/究極VS至高 鍋対決!!1~5(鍋料理) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/山岡の先輩の妹であり、彼を慕っている湯村真子が東西新聞に山岡を訪ねてくる。真子はいまどきの女子大生らしく、野中という男子学生を運転手として従えてきていた。もちろん野中は真子のことが好きだったが、地方出身者で垢抜けない彼の姿は真子の眼中にないようだった。食事中の雑談から盛り上がり、山岡とゆう子、真子と野中の4人は野中の故郷、宮城県の唐桑半島を訪れることになる。そこで見せる野中の生き生きとした姿は真子にとって新鮮な驚きだった(第1話)。▼富井部長は山岡とゆう子に息子のヒトシのことで相談を持ちかける。ヒトシは好き嫌いの多い子供だったが、小学校の菜園で穫れたナスの試食を控え、ナスだけはどうしても克服したいのだという。ナスの青臭いような匂いがどうしても嫌いなんだとヒトシは言うが……(第2話)。 ●本巻の特徴/寒くなると食べたくなるのが鍋料理。この第31巻では「究極」対「至高」の鍋対決が見ものだ。さまざまな鍋料理が登場し、その種類の多さだけでもいかに日本人が鍋料理が好きなのかを再確認させられてしまう(第5話)。 ●その他の登場キャラクター/中松警部、歌子、(第2話)、「岡星」主人(第2・5話)ニューギンザデパート社長・板山、周懐徳、(第4話)大研社社長・団、帝都新聞社長・嶺山、京極万太郎、唐山陶人(第5話) ●その他DATA/表紙写真~松葉ガニ

感想・レビュー・書評

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  • 能あるホヤ
    『オトコは、中身よ。お金はすぐになくなるけど、アタマの中身はなくならない。
    お金があったって、中身のないヒトは、退屈』という 湯村真子。
    山岡とこどもの頃に 結婚する約束をしていたという。
    ホヤは 生きたものをきちんと料理すると美味しい。
    ホヤみたいなオトコがいいという。

    ナス
    おいしいナスを食べていなくて、ナスが嫌いになっている。
    料理の仕方がポイント。
    アブラを吸いやすい特性を生かす。

    おじいちゃんの餅つき
    納豆やキナコで 搗き立ての餅をいただく。
    バターをもちにつけて、のり巻きとする。

    死出の料理
    正月がくれば、死に近づくだけだと言い切る。
    数の子は 大きくなる前に食べられ、
    コブは目の上のタンコブ。ごまめの歯ぎしり。
    黒豆は 相撲では黒星。メデタイは死にたいに。
    そこで、周大人が 脳みそ料理をすすめる。

    鍋料理
    鍋料理は 地域によって様々な特色がある。
    対決するには 地域の特色鍋をうわまるものが。
    山岡の よろず鍋。
    雄山の 五大鍋。
    スッポン鍋、ふぐちり、アワビシャブ、ハモとマツタケ鍋、カニ鍋。
    ふーむ。
    すき焼きと牛肉シャブシャブ鍋がない。
    まぁ。みんなでつついて 自由自在が鍋の特徴。
    すぐれた茶人のへちかん先生の お茶の作法。

    栗田さん 絶体絶命。団社長に王手かけられる。

  • 周大人が久しぶりに登場、日本味めぐりになって中華料理とはしばらくご無沙汰だったかな。
    この鍋対決はかなり印象に残った話だった。人をくつろがせることと媚を売ることは別物であり、士郎と雄山の実力の違いが見えてしまった感じの話になったように思う。登場時はえらい俗物な印象だった雄山も、その人間性の深みというか、貫禄でかなり印象が変わってきた。士郎のこれからの精進を期待する。

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著者プロフィール

本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部基礎科学科で量子力学を専攻。卒業後、電通入社。3年9カ月で退社後、劇画原作者として活躍。1983年より『美味しんぼ』(画、花咲アキラ)連載開始(第32回小学館漫画賞受賞)。1988年より「教育難民」として、オーストラリア・シドニー在住。
原作担当漫画に『まさかの福沢諭吉』『マンガ日本人と天皇』(画、シュガー佐藤)、『男組』(画、池上遼一)、『野望の王国』(画、由起賢二)ほか多数。著書に『美味しんぼの食卓』(角川書店)、『雁屋哲の美味しんぼ列島』(日本放送出版協会)、『日本人の誇り』(飛鳥新社)、『美味しんぼ塾』『同 II』(小学館)、『美味しんぼ食談』(岸朝子と共著)、『シドニー子育て記』、『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)など。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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