MASTERキートン DISCOVERY12 (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091828521

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  • 「狂った太陽」がタイムリー。
    セミパラチンスクで核実験の火球を見て育った少年二人。長じて核物理学者になり,優秀な方(ボリス)がリビアへの亡命を画策,もう一人(セルゲイ)がそれを止めるという話。セルゲイはチェルノブイリの事故処理にあたり,被曝によって白血病になったとか。
    「静かだった……」
    「鳥の声も虫の音も子供の遊ぶ声も……」
    「何も聞こえない……」
    「行けども行けども死の世界だった。」
    「あれが俺たちの信じていた科学のもたらしたものなんだ。」

  • 初版

  • ダニエルが良い、そして最後の話もいかにも小噺という感じ

  • 「カタールニヤに乾杯」は、
    バルセロナ五輪を舞台にした爆弾処理の話。
    スペインには国内の複雑な事情があると聞く。
    わずかだけど、そうした空気感を体験する。

    「狂った太陽」は原発開発がテーマ。
    ソ連解体による
    核兵器・核技術流出の問題を扱う。

    「オプの生まれた日」はキートンが
    保険の調査員(オプ)になったきっかけを描く。
    ダニエルはキートンのボスと思っていたけれど、
    会社名見ると共同経営者みたい。
    その割にはキートンばかりが
    大変な仕事をしている・・・

    「永遠の楡の木」は挫折から立ち上がる話。
    キートンでは名家の子息が家を飛び出し、
    夢を追うといったテーマが繰り返し描かれる。
    ただ名家へ向ける目も優しさが宿る。

    「赤い風」「赤き哀しみ」も、
    ソ連解体をテーマとしている。
    ラストで語られる「祖国」という言葉。
    国家の崩壊に翻弄される人々の運命、
    その哀しみが胸を打つ。

    「空へ・・・」は久々にキートンの娘が登場。
    管理からの自由も
    キートンで繰り返し語られるテーマだ。

    「靴とバイオリン」は現代の寓話。
    水戸黄門的なほっこりカタルシスを味わえる。

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  • 一番好きなのは『靴とヴァイオリン』
    ここまで96話読んで、初めて百合子ちゃん以外の若い女の子が活躍!(私の記憶では。)
    当時、誰がこの役を演じそうかしら。
    もう24年も前の作品なんですね。
    宮沢りえさんでどう?

  • 読んだことがある内容だった。面白いね。

  • キートン先生が保険のオプになるきっかけと
    なったダニエルさんとの出会いが描かれています。
    一番やりたいことがなかなかできないのも、
    使命なのかな。

  • アクション、推理、歴史、人情の要素がキートンさんを通じて昇華された上質短編集。
    どの話も捨てがたいですがラストの靴の話が好きです。

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