ギャラリーフェイク: ニンベン師 (7) (BIG SPIRITS COMICS)
- 小学館 (1995年10月30日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091830272
作品紹介・あらすじ
美術界を舞台に繰り広げられる、芸術をめぐるミステリー!
▼第1話/天国の窓▼第2話/草原(サバンナ)の巨匠▼第3話/タイムリミット▼第4話/シカゴ「アンダーグラウンド」ブルース▼第5話/ニンベン師▼第6話/落水荘異問(前編、後編)▼第7話/始祖鳥第三標本▼第8話/仁王見参 ●登場人物/藤田玲司(ニュ-ヨ-ク・メトロポリタン美術館元学芸員で贋作専用の画廊、「ギャラリ-フェイク」のオ-ナ-)、サラ・ハリファ(Q共和国の王族の娘で、フジタの秘書)、三田村小夜子(高田美術館館長) ●あらすじ/アメリカのソフトウエア制作会社“マルチメディア社”会長、キルバート・ベイカーは、末期癌の母親が欲しがっている“窓の絵”を探していた。だが、窓がついたどの絵を見せても、母親は違うと首を振るばかりであった。困り果てたベイカーは、フジタに相談をするが…(第1話)▼ティンガティンガ派のンギリという画家と契約を結ぶために、フジタとサラはアフリカへやってきた。しかし、ンギリは、経歴が全く謎の画家で、探しだすことが出来ない。諦めて帰国を決意したフジタに、名の売れた画家の弟子だった男を知っているという情報が入る(第2話)。▼名古屋の桜花組の女組長は、アール・ヌーボーのコレクター。フジタとサラは、彼女に商品を届けに行った。しかし、フジタが今までに届けた商品は全て贋作であることがばれてしまい、組長の逆鱗に触れてしまう。組長の許しを得るために、フジタはある提案をするのだが…(第3話)。 ●その他の登場キャラクター/ラモス(第4話)、木戸(第5話)、長谷万次(第6話) ●その他データ/世界の美術品~ピエール・ボナール「窓」(第1話)、イコン(聖画像)(第1話)、ルネ・ラリックのコサージュ・ブローチ「蜻蛉の精」(第3話)、エミール・ガレ「茄子型花瓶」(第3話)、エミール・ガレ「ひとよたけ」(第3話)、カポネのライト(第4話)、フランク・ロイド・ライト「落水荘」(第6話)グリューネヴァルト「聖アントニウスの誘惑」(第7話)、奈良東大寺の仁王像(第8話)
感想・レビュー・書評
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456巻より面白かったかも。
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副題は「ニンベン師」
アフリカの謎の画家。
ヤクザにつかまるフジタ。
カポネのランプとラモス。
偽造師。
ライトの建築。
始祖鳥第三化石。
(2005年読了) -
知人から借りて。
第3話・タイムリミットは、当時開催されていた?『アールヌーヴォー展』の影響を受けた故のエピソードだろうか?何もガレでなくても良いと思うのだが。
始祖鳥の化石のエピソードは、学術を超え、美術品(魂の寄る辺)としても認識されるの標本という考えに、斬新さを覚えた。
ただ、奇想美術に関する知識が少ないのと、悪魔崇拝に直結する筋立てが
、残念だ。 -
美術をテーマに取り上げた漫画で、主人公の藤田の美へのあこがれ・探求・崇拝がわかりやすく、時には難解に描いてあります。
一話完結なので、どこから読んでも読みやすく、おもしろいですよ。