アイアムアヒーロー (3) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
3.80
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本棚登録 : 1721
感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091831576

作品紹介・あらすじ

2010年最注目作!!花沢健吾の進化を体感せよ!!

混乱…狂騒…紛糾…崩れ落ちる日常! パニックの首都圏を命からがら逃れた英雄が辿り着いたのは、富士の麓の地下道だった――!! 体温と動悸が平静を取り戻すと同時に、英雄は圧倒的〝孤独〟と出会う。そのとき、男はヒーローになれるのか!?

書店員が選ぶ「マンガ大賞2010」第4位!
宝島社「このマンガがすごい!2010」オトコ編 第13位!
フリースタイル「このマンガを読め!2010」第7位!
各紙誌絶賛の圧倒的注目作!!

【編集担当からのおすすめ情報】
第1集は早10刷! 讀賣新聞ほか各紙誌で驚嘆の嵐! いま一番「読まなきゃヤバい」作品となっております! 今集から新たなヒロインも登場。逃げ続けの英雄の人生、本当の物語はここから始まるといっても過言ではない、要注目巻です!!

感想・レビュー・書評

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  • 電車、タクシーを乗り継いで富士の樹海に入る英雄。
    林間学校で近くに泊まっていた比呂美と出会う。
    妄想癖の英雄と、同級生に溶け込めない比呂美が、ゾンビたちとどう戦っていくのか。
    Kindleで3巻まで無料ということで読んだのだが、これはもうやめられない。
    『幽麗塔』に続き、まんまと乗せられてしまった。でも後悔はしていない。

  • 疑問はいろいろあるんだけど、スピーディーな展開についていく途中で新たな疑問に上書きされていく。2巻からこの巻の前半まではついていくのがやっと、ジェットコースターみたいな急展開に振り回されてきたけど、命からがら町から逃げ出した英雄は富士の樹海へ…。
    そこではアクション映画みたいだったそれまでとはうってかわった、暗闇と自分の恐怖心と疲労との静かな戦い。この状況で自分以外がいるのも怖いけど、自分ひとりなのも心底恐ろしい。
    そんな樹海で偶然出会った、生きた人間が女子高生。いい子に見えるけどちょっと変わってる。今後どんなポジションになるのかな?

    そして思い出した疑問。ゾンビに噛まれてからゾンビ化するまで、個人差があるみたい。これは噛まれた回数なのか、範囲の広さなのか。いつか謎が判明するときまで覚えてるといいな…。

  • 容赦無く続くグロ描写も多少慣れて、落ち着いてきた展開。何か起こりそう感は、漫画でもなかなか楽しめる。新展開がちょっと楽しみ。

    2012.11.21〜22
    TSUTAYAコミックレンタル

  • 頭が追いつかなかった。
    こ、これ、世界パニック漫画だ。
    まさか、世界がパニックにおちいり、何巻も、そのまま延々と続くとは思わなかった。
    そして、読むのを止められない。
    自分は、安心安全な世界が素晴らしいものだ、と表面では思っているつもりだが、心の底では、このような狂気の世界に惹かれるものがあるのかもしれない。そう思った。

  • 少し転換。いや本当のターニングポイントになるかも。

  • そっか、そう来たか、と。新井英樹を信奉しているだけあるな、と。「ボーイズ・オン・ザ・ラン」の後だからこそ、これが描けるっていうのが少なからずあるなぁ、と思いながら読んでいた。いい具合に変貌していっている。その先へ。どうこれからこの漫画家は化けていくんだろうか、と楽しみで仕方ない。作品の主人公同様に漫画家自体も熱い魂を持っているのが伝わってくるから心地よい。でも内容としては心地悪い。この感じがこの人の強み。な気がする。いい意味で、果敢に挑んでいる感じ、好き。だから、どうしても目が話せなくなってしまう。(10/8/29)

  • 現場の人に勧められて、呼んでいる漫画。
    プロローグがだいぶ長かった。(1巻全てがプロローグって感じ)
    2巻からはスピーディーに進められる。

  • 1、2巻の急展開は鳴りを潜め、新たな章への準備段階(多分)となる3巻です。

    主人公はビビりながらも、それが功を奏して何とか生き延びます。そのまま当てもなく逃げ続け、やっとまともに喋れる相手を見つけるのですが…結局どう見ても危なすぎる展開での引きでラストです。

    飛び抜けたシーンはありませんが、主人公の尋常でない恐がり方を漫画的な手法で巧く表現しているのが印象的でした。妄想も現実も怖くて、でもそんな臆病者だからこそ逃げ延びていられるという事実。ここまで毎巻、気弱に「アイアムアヒーロー」と呟いてきた主人公ですが、果たして本当の意味でそうなれる時がくるのでしょうか。

    次巻の激しさを予感させる、溜めの物語です。

  • この巻になると、もはや妄想の住人達が、ゾンビ化した人間達よりほほえましく見えてくるのだな。しかし人が出てくると安心する。油断はできない。

  • 主人公英雄のへたれっぷりがいいですね。いい意味でも悪い意味でも普通です。
    そう簡単にヒーローになられてたまるかってんだ!
    目の前で暴れた人を誰かが取り押さえようとしたところでそうそう手伝おうなんて思いませんよ。

    あのおばさん始め、電車の連中ないわー。

    タクシーの同乗者、どうみても情熱的な大陸を奏でてそうですよね。

    うーん、てっこもタクシーの運転手もそうだけどもある程度発症までに時間がかかるのかな。傷の程度というよりも菌の増殖のスピードによるのかな。
    彼らを行動不能に陥らせるのにはどうすればいいんでしょうかね。
    体を燃やす(タクシーのおっちゃん)とか頭部の破壊(みーちゃん)は有効なようですね。
    それ以外には今のところ描写はないのかな。
    足や腕を折られても首が明後日の方向を向いていても行動は止まらないようですからね。
    どの程度まで破損したら行動が止まるのか。
    そして、菌の感染による症状だろうから治療は可能なのか。
    何らかの菌が原因だとして、特効薬を使ったところで感染者はどの状態に戻るのか。(元の人間に戻るのは不可能のような気がしてならない)

    あの異常なまでの筋力を見たところ、体にかなりの負担がかかっているだろうからいつかは自滅しそうですけどね。体が動かなくなって。

    考えてみると楽し過ぎてどうしようもないですけども情報が少ないですよね、まだ。

    そして炸裂する英雄の妄想。
    正直、バイオハザードよりもこっちの妄想の方が怖いし、気持ち悪い。
    物語の中の話ですけども。

    比呂美ちゃん可愛いね。
    同室の女の子たちがいわゆるギャルなので妙に安心してしまいます。性格もしっかりとしてそうだし。

    で、比呂美ちゃん、絶対に宿舎に戻らない方がいいですよね。完全にフラグ立ってますからね。
    でも、正直このままとりあえず宿舎に戻るのかなと思いきや、その前にひと波乱ありそうですね。

    これから行動を共にするのかな?また続きが気になる。

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