フットボールネーション (1) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091831675

作品紹介・あらすじ

日本をサッカー先進国に!天皇杯を狙うアマの挑戦!

サッカー雑誌の女性カメラマン・緒形は、ある時、アマチーム「東京クルセイド」の取材を命じられる。そのチームの選手応募要項は「脚のきれいな選手求む!」・・・ふざけたチームだと、しぶしぶ河川敷に出かけた緒形だったが、そのチームとは別に、ある才能に出会う!
河川敷を根城に、草サッカーチームの助っ人をしている“ジョーカー”こと沖千尋だった。
その才能に目をつけた「東京クルセイド」の監督も、千尋をチームの助っ人として依頼する。
「パスミスになるけど・・・」-全力でやるように監督に言われた千尋は、大胆な発言をする。初めは宣言通りパスミスを繰り返していた千尋だが、チームメイトが彼の実力を認め、彼の意図通りに走り出したらパスが面白いようにつながるようになる。
これだけの才能がなぜ、今まで埋もれていたのか?試合後、チームメイトの誰もがそう思いつつも、千尋をチームに迎え入れようとする。だが、当の千尋がそれを拒否!
今をときめく高校現役Jリーガー、一ノ瀬迅とも浅からぬ因縁がありそうな千尋、彼の正体は一体・・・!?
また、「東京クルセイド」監督が求める「脚のきれいな選手~」の真意とは!?
(科学指導:高岡英夫〈運動科学総合研究所〉)



【編集担当からのおすすめ情報】
この作品は、作家・大武ユキ氏の並々ならぬ情熱から生まれました!Jリーグが始まる遙か前、日本が本当に「サッカ-発展途上国」だった時代から、サッカーを観、応援してきた大武氏が、日本を本当にサッカー先進国に、そして、サッカーで日本を幸せにしたい思いが詰まっています。既存のサッカー漫画とはまたひと味違う、インナーマッスルの使い方とかハムストリングスの使い方とかに言及した独自の切り口を、どうか堪能して下さい。

感想・レビュー・書評

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  • 夫に勧められた。
    読了後、太もも裏を意識して歩くようになりました。


    すっきりした脚になりたい!

  • サッカーというか、サッカーに必要な身体づくりの話

  •  「脚のきれいな選手求む!」
     一風変わったメンバー募集を掲げる東京都社会人3部リーグのサッカーチーム・東京クルセイド。その"東クル"の監督が、草サッカーの有料助っ人・ジョーカーを見かけたところから物語がはじまります。

     本作は「ゆる体操」の高岡英夫さんが協力しており、弱小社会人サッカーチームを強化していく中で高岡氏の身体理論がうまく紹介・説明されています。
     例えば本巻では、現代日本人が多用している腿前の大腿四頭筋はブレーキ筋であり、アクセル筋である腿裏のハムストリング筋を使わなければならないこと、また、ピッチ上での自分や全体を俯瞰的に見る力(深視力)などを扱っています。
     しかも、前者については普段歩くときにお尻の後ろを意識するだけで歩き方が変わること、後者については練習の中に野球のノック(外野のフライ捕球)をするなど、そのまま普段の生活や練習の中に取り入れられるくらい具体的にトレーニング法が紹介されています。

     蘊蓄的な部分も面白いのですが、それが単なる高岡理論の絵解きになっていないのは、本作がストーリー漫画として成立しているからでしょう。
     天皇賞で優勝し、日本のスポーツ理論・身体理論に一石を投じるという野心に充ちた監督。その監督が見つけた逸材である主人公・沖千尋の過去。そして横浜ユナイテッドの若き司令塔・一ノ瀬迅と千尋との関係。大会を勝ち上がっていくというスポーツマンガの王道展開の上に、主人公の過去というサスペンス要素と高岡氏の運動理論が上手く絡められ、3つの要素がうまくブレンドされて物語が形成されています。話の続きが気になりつつ、新たな蘊蓄も楽しみ、という色んな楽しみ方ができる作品です。

     サッカー好きは言うに及ばず、他のスポーツをしている人や、(スポーツをしていなくとも)知識良く旺盛な方にもオススメです。

  • とてもマニアックなサッカー漫画。でも納得させられる場面が多々ある。高校のときに読みたかったです(;_;)

  • 面白い。スポーツ科学的な話。もも裏の話は別の本で衝撃を受けたが、からだの軸の話が具体的に、かつ改善の方法にもわかりやすく触れている。早速歩き方の練習をしてみたい。

  • 最近出るようになりました。「そっと評価されるべき」タグを貼りたいです。

    選手・監督・クラブスタッフなどいろんな視点でのサッカー漫画はあります。
    この本で面白いのはサッカーを科学的に説明している点。ここでは「ハムストリング」の重要性を説いてます。

    コンフェデレーションカップ、W杯あたりで売上が上がることを期待してます。
    まぁ、コミック担当ではないですけどね。

  • 俺もも裏全く使ってなくてワロタwww ワロタ…

  • 久々に面白くてためになるサッカー漫画に出会った気がする。高校生の頃に読みたかった(>_<)

  • この漫画は選手や監督ではなく、身体・筋肉にスポットを当てているので、今までにないサッカー漫画。

    『脚のきれいな選手求む』
    このフレーズで社会人のアマチュアチームを作り、日本にないチームを目指す。

  • 再読。

    スポーツ科学やトレーニング理論に着目した大人のサッカー漫画。
    一部極論に走ってるとは思うけれど、着眼点は面白い。
    絵も上手でキレイ・・・SLUMDANKみたい。

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