あずみ: 家康の最期 (9) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 113
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091835499

作品紹介・あらすじ

時は戦国末期。泰平の世を築くための捨て石として十人の子供が、刺客として

▼第1話/発覚▼第2話/幾万の無念▼第3話/襲撃予告▼第4話/家康の最後▼第5話/剣士として▼第6話/剣士と刺客▼第7話/蓮正寺の決闘 ●登場人物/あずみ(爺の手によって、物心つかぬうちから他の仲間達と共に純粋培養された精鋭の刺客)、 ●あらすじ/あずみを刺客として育てた爺が殺された。それも徳川方が放った剣客の手によって……今まで、徳川のために数々の危険を冒して多くの敵(豊臣方)を倒してきた自分達の命を、なぜ徳川方が狙うのか? 実は、爺を亡きものにした刺客の背後には、徳川家内部の権力闘争が隠されていた。しかし、あずみはそんなことは知る由もない。爺や、今まで死んでいった仲間のことを考えると、あずみの気持ちは千千に乱れる。そんなあずみが身分を隠して世話になっていたのが小野忠明の道場。この徳川方の道場には、旧・豊臣方の家臣で秘かに家康暗殺の機会をうかがっていた井上勘兵衛も働いていた。偽名を使い、やけどで風貌も別人のようになっていた勘兵衛であったが、偶然、ここを訪れた本多正純によって、その正体を見破られてしまう。正純は、大坂夏の陣で火だるまになりながら家康の本陣に切り込んできた勘兵衛を忘れてはいなかったのだ。結局、この勘兵衛と共にあずみも小野道場を去ることになる。そして、傷付いてなお、家康を討とうとして決して諦めない勘兵衛。その凄まじい執念を目のあたりにしたあずみは、勘兵衛の代わりに家康を討つことを決意する。そのあずみを待ち受けていた運命は…… ●本巻の特徴/誰が味方で、誰が敵なのか? そして、本当の正義とは何なのか? 爺を失い、本当の天涯孤独となったあずみの苦悩が描かれる。 ●その他の登場キャラクター/飛猿(豊臣方の忍び)、本多正純(家康の側近中の側近)、小野忠明(小野派一刀流の祖。柳生新陰流に激しい対抗意識を抱いている)、貢喬介・松井凛太郎(小野派一刀流の竜虎と言われる、小野忠明の高弟)、 高木勘助(本名・井上勘兵衛。元・黒田清正の家臣)、小兵太(戦死した父親が忠明の旧友だった縁で、小野忠明の道場で学んでいる小剣士)、天海(家康のブレーン。爺の直属の上司)

感想・レビュー・書評

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  • 面白い。勘兵衛、飛猿とともに行動、家康を暗殺!?目的を達成したあずみの今後は?小幡月斎という爺の名前がどう広まっていくのか?今後の展開に期待。

  • ビッグコミックス

  • 連載期間14年にも及んだ小山先生の大作。物語をどう終わらせるのかずっと気がかりだったけれども、第1部を終え、舞台を幕末に代えてしまったのに震えた。個人的には静音・忠音が出てくる雪国編あたりまでが何度も読み返したのでよく覚えている。登場してすぐ自爆した飛猿が、その後こんなに主要人物になるとは思わなかった。

    それにしても、小山先生の描く人物は、悪人と善人の顔の描きかたの違いが凄まじい(意識的にそうしている、と「お~い竜馬!」連載後の武田鉄矢との対談で言っていた)。

  • 徳川家康を討つべく、家康の護衛を務める小野派一刀流の小野忠明のもとに潜入したあずみ。そこには井上勘兵衛も名を偽って潜入していた。凄腕の門下生たちのいる小野派一刀流。果たして家康を討つというあずみと勘兵衛の悲願は達せられるのか?

    家康が死ぬかどうかという歴史的に非常に重大な巻です。討てるのかどうかは…読んでのお楽しみ。。。

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