凍土の旅人 (ビッグコミックススペシャル)

著者 : 谷口ジロー

• 小学館 (2004年11月30日発売)

作品紹介・あらすじ

▼第1話／凍土の旅人▼第2話／白い荒野▼第3話／山へ▼第4話／貝寄風島▼第5話／松花樓▼第6話／海に還る●あらすじ／1897年。カナダ・アラスカ国境付近のクロンダイク地方。金鉱を求めてこの地にやってきたジャックとフレッドは、糧食とする鹿を追っているうちに吹雪に巻き込まれた。来た道を見失い、岩陰に身を潜めるしかなかった二人だが、幸運にも現地民の老人が通りかかり命を救われる。近くの小屋で鍋をふるまってくれた老人の名は「ジング・ハ」。白人のために獣が少なくなったこの地に、ただ一人とどまっているらしいのだが…（第1話）。●本巻の特徴／フランス、イタリア、スペイン、5つのコミック・フェスティバルすべてにおいて賞に輝いた谷口ジローの最新傑作集。「ビッグコミック1」などに掲載された全6編を収録!!

感想・レビュー・書評

[マエダさんの感想 · 2018年5月29日]

ジャック・ロンドン読まねば！

[kanzmrswさんの感想 · 2015年9月29日]

お伽話のような夢のような短編集。心地よい読後感。

[ホトケさんの感想 · 2014年7月21日]

自然の描写も素晴らしいが自身の体験談的なアパートの話も面白い。

[gogopulseさんの感想 · 2012年10月20日]

谷口ジロー先生とジャックロンドンの相性は最高でありますな。遊女屋を改造したアパートの話もディテールが妙に詳細で面白かった。御自身の体験談なんだろうか。

[ようさんの感想 · 2007年12月19日]

相変わらずの圧倒的な描写力。今回は甘酸っぱい青春ものなんかもあって、谷口ジローの新しい一面を見れた気もしました。もちろん自然や動物の素晴らしさも相変わらず堪能できるお得な一冊。

著者プロフィール

1947年、鳥取県鳥取市出身。アシスタントを経て、1975年『遠い声』で第14回ビッグコミック賞佳作を受賞。『「坊っちゃん」の時代』シリーズ（関川夏央・作）で手塚治虫文化賞マンガ大賞、『遙かな町へ』『神々の山嶺』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。アングレーム国際漫画祭最優秀脚本賞など、海外でも数多くの賞を受賞。

「2022年 『サムライ・ノングラータ』 で使われていた紹介文から引用しています。」