SP: 警視庁警備部警護課第四係 (7) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

  • 小学館
3.98
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本棚登録 : 140
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091845450

作品紹介・あらすじ

極厚320P、大激動のラスト第7集…!!

警護のプロフェッショナルを描く群像譚、ラスト!
大ヒットドラマ&映画「SP」をもとに、金城一紀による漫画版オリジナルエピソードも満載の本作。
歪んだ政治への革命に身を投じた尾形と、その姿に対峙する井上。
ふたりの生き様がついに未来を決す…!?

感想・レビュー・書評

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  • 丁度良い読み応え
    人の繋がり具合がまた最後までちょうどよかった

  • すごいきっちり再現されているドラマだなと、思ったら逆だったのね・・・

  • ★堂々の最終巻

    ぼくは原作を読んだことがなくて、『SP』との出逢いはテレビドラマが最初だったんですけど、観始めてから直ぐに、とんでもないもの観始めちゃったな~と思いました。
    ドラマの中のあらゆるところに伏線やヒントが隠れていて、一瞬たりとも目が離せない。
    観る側にも緊張感が伴うドラマと久々に出逢ったなーと、夢中になって観ていました。

    漫画が連載されるというのを知って興味はあったのですが、もしも作画の担当が灰原薬さんじゃなかったら読んでいなかったかもしれません。
    前から灰原さんのことは知っていて漫画も何冊か持っているのですが、灰原さんの描く人間像は凄く魅力があって大好きで、この方の描く井上や尾形を見てみたいという想いで一巻を購入。
    これが漫画『SP』との出逢いです。

    心の奥で憎む同じ相手を抱いて、同じ職業に就いていながら、尾形と井上の歩む道はどんなふうに交わり離れていくのか。
    最終巻の7巻では、いよいよ雄翔会の企みが実行されることに。
    先の警護で四課の仲間達が負傷したこと、自らの体調不良と重なり、尾形の不審な行動に疑念を抱きつつ、本人にそれを問い詰められずにいる井上。
    そんな矢先、尾形から仲間に……と誘われるが、自分は出来ないと告げる。
    自分の存在意義、SPとなった経緯と尾形や警護課の仲間との出逢い、様々な要因に引っ張られながら井上は尾形との対決へと導かれていきます。

    井上や尾形は自分の親を失うという共通のキーワードから、命の尊さと儚さ、それを奪うことの簡単さを身に沁みて知っているわけですが、だからこそ彼らはどんな状況にあっても、心底SPとしての精神を持っていられたのかもしれません。
    尾形と伊達、二人の兄弟が行き着く先も、選んだ職業が二人の想いの違いを現しているなと。

    尾形が井上に託したもの。
    それは尾形が成し得なかった、『命を守る』という『本当の正義』の姿だったんだろうなと思います。
    高校生の時に父親を失ってからずっと、「その日」の為に生きてきた尾形にとって、井上はどんな存在だったんでしょう。
    幼い頃から井上の成長を見守って来たに違いない尾形。
    もう少し……井上と一緒に『SP』という仕事をしたかっただろう、彼の心残りが最後に見えたような気がします。


    最終巻はめっちゃ分厚くて読み応えがありました。
    そして灰原さんの臨場感溢れる絵を堪能できて嬉しかったです

    いつか、『SP』の原作を読んでみたい。
    うん、いつかww

  • あまりの分厚さに思わず2冊取ったのかと確認した。

    ああやって国会を乗っ取ればいいのかと…(´ー`)

    面白かったけれどなにせ、分厚い笑
    若干読みにくかった。なので☆4で。

  • 厚かった。そして長かった。
    映像モノとはまた違ったキャラクターの切り口だったり、ストーリーの組み立てだったり、思ってたよりもずっとずっと楽しくて追っかけてた。
    そして、最後に。誕生日に読むとバースデーケーキへの食欲が失せるという事実に気づく。

  • SP最終巻。
    映画革命篇と革命前夜をミックスしつつ、間で少し違った展開だったりしたので、漫画は漫画で楽しめました。
    が、やはりこちらも続きがありそうな余韻というか、映画と同じくもどかしい感じで終了。
    スピンオフとかないかな~と期待したいですが、望みは薄そう(苦笑)
    [2012年4月30日購入]

  • ラストの、尾形さんの井上に宛てた独白で泣いた…

  • 面白かった!灰原さんの編集力、すごい…

  • 7巻にて完結。

    最近、亡国論をテーマにした漫画が多い気がする。

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著者プロフィール

1968年埼玉生まれ。慶應義塾大学法学部卒。1988年「レヴォリューションNo.3」で第66回小説現代」新人賞を受賞。2000年『GO』で第123回直木賞を受賞。

「2020年 『映画篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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