特火点 花沢健吾短篇集 (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 181
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091848291

感想・レビュー・書評

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  • 1997年から2014年の読み切り作品を時系列で掲載してあり、花沢健吾の画風、画力の変遷が見て取れる。
    扉にその年の出来事が羅列してあるのがなんかおしゃれ。
    ショートカット好きなのはよくわかったが、かわいい女の子を描くのがあまり得意ではない作家だ。「女子アナ」という概念も好きなのだろう。

    初期の短編は「鬱屈した人生に突然優しい女性が現れる」という最近のアニメなどでもよくある設定が多いが、あまり下品にならず納得感のある話になっている。(かわいい女の子が描けないせいかもしれない。)

    描き下ろしの「人生かやの外」。
    卑屈でマイナス思考で文句ばっかり言ってるいつもの花沢健吾の主人公だが、実際は人並み(あるいはそれ以上)の幸せを享受しているオチには落胆した。

  • 基本、エロだね。

  • デビューから連綿と描かれてきた短編集でした…デビュー作が一番印象深いですかね…著者の願望を基にして描いたみたいですけれども、僕も似たような願望を抱いたような…そんなことを思いつつ、読み終えました。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、全体的にはボーイズオンザランだったりアイアムアヒーローの片鱗を窺わせるような短編が多数収録されていましたかね。花沢漫画はここから始まった! といった感じで著者の長編漫画のルーツを知りたい人には良いかもしれません…おしまい。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • コンプレックスが強い武器になるのだと教えられました。

  • 代表作の長編に通じるモチーフがいろいろ展開されてるのが面白い。作家さんの「固有の物語」というのが見えてくる。

  • 花沢健吾という漫画家の15年の足跡を追った短編集。初執筆作「墓穴」〜書き下ろし「人生かやの外」まで収録されているのだが、一人の漫画家の成長が伺いみれてそこは楽しめたが作品の内容は、初期の頃はやはり拙くあんまり取り留める事もなく読了してしまう。そして、最近の短編になると進化が伺えて面白いのだが、どうにも続編がありそうな後引きで物語が終わってしまう為に不完全燃焼が否めないのでもやっとする。だから、続編を是非に!と思うが作者の解説で「予定はないです。」という悲しいお知らせ。まぁ、罪作りな短編集でした。

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