未来からのホットライン (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

  • 小学館
4.07
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本棚登録 : 169
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091853158

作品紹介・あらすじ

黄金コンビが巨大なテーマ「時間」に挑む!

2020年、物理学者チャールズ・ロスはタウ波を発見。これを利用して過去にメッセージを送ることに成功した。同じ頃、核融合発電という未来的なエネルギー技術が、試運転を開始する。だがその未来に暗雲が!? 最愛の人との出会いという個人的な宝と、世界の運命が天秤にかけられる時、恋人たちはどう生きどう決断したのか!? 時間をテーマにした壮大で切ないストーリー。

【編集担当からのおすすめ情報】
前作「星を継ぐもの」に続き、J.P.ホーガン氏原作を星野氏がどう描くかというコラボレーション作品。結果は、前作をもしのぐSFコミックの大傑作! と言い切りたい。複雑な問題を扱いながら、結果的に「切ない」ストーリーに仕上がりました。

感想・レビュー・書評

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  • まだ着彩ソフトを使いこなしてない星野先生の荒いカラリングもまたよし。原作ホーガンならではの硬いがあまり理解不能スレスレな世界観の恐ろしさ。しかしこの世界にすでに自分は生きているのでは?というきもします。

  • 本書は原作ありの作品との事ですが、科学的な部分も多く星野氏の絵によってかなり理解しやすくなっていたと思います。原子力によるエネルギー源の限界等考えさせられます。

  • 学生時代夢中になって読んだJPホーガンの漫画化。量子論と多重宇宙といった今でも新鮮なテーマでした。とても30年前の小説とは思えない。この漫画がまた難解で、とても漫画喫茶では読んでも理解できないと思い、購入しました(笑)

  • 作家買い。原作未読。帯の”「星を継ぐもの」を超えた?”に煽られ期待が高過ぎたせいか…何というか面白いのに勿体ない感が。原作通りなのか不明だが、内容の割に一冊に纏めたからなのかな。それでも最後まで読ませてくれる。起こった現実を過去からの警告で避けた時に、何処かで辻褄を合わせようとする(作品中でも確かそんな感じのがあった)…それでいうなれば、あの起こった現実を何処で辻褄を合わせようとするのだろうか?

  • JPホーガンと星野氏のタッグは相性が抜群。 科学的知識が皆無の僕には小説版だと完全には理解出来ないであろう素粒子や平行宇宙の説明も、星野氏の丁寧な図解が相当補ってくれる。

    また、未来からの通信を受信可能な事と粒子加速器によるエネルギー実験がシンクロした為に起こる、全人類と地球を完全に消滅させるカタストロフィを、抜群の画力でリアルに描き出し、先の展開に釘付けになる。 人類はこの未曾有の危機を回避出来るのか?
    横軸には美男美女のラブストーリーも織り交ぜ、そちらの展開も気になる。
    この辺りも星野氏がエンターテイナーとして秀逸なところ。
    皆さんも釘付けになること間違いなし。 星野ワールドをたっぷり堪能出来ます^ ^

    ラストに二つの希望を残して終わるエンディングがなんともロマンティックで好きです。

  • 科学と倫理の問題を孕みながらも、どうであれ人々の振る舞いに委ねるという結論というのは、ヤマタイカの天照を思い起こさせる。

  • 帯の「星を継ぐもの」を超えた?という問いには、超えていませんと答えるしかないけど、原作の良さは出ているように思う。でもコミカライズの宿命というか、小説の深みは消えてしまったようにも思う。でも、これをきっかけに原作小説を読んでSF好きがホンの少しでも増えてくれたらなぁと思う。

  • 普通に、映画のコミカライズと思ってしまう。

    テンポよし。謎よし。ラストよし。

    これ、映画化とかされないかな?まさか、既にされてるとかいわんよね?
    だったら、恥ずかしいな。

    映画の2時間という枠に、ぴったしでしょ。

  • 「星を継ぐもの」に続いてホーガン原作作品を星野之宣が漫画化。
    原作のがっちり理詰めな良さを奪わない見事な出来。地球の危機やロマンスといった原作の良い部分が派手に鮮烈に視覚化されている。じっくり読み込む原作に対して一気呵成に迫ってくる漫画版といったところか。

  • ヤバい。これはめちゃくちゃおもしろかった。さすがホーガン原作作品。星野さんの絵もあいまって、圧倒された。最後の「マスター機」の存在理由も素晴らしい。こんなものが存在する世の中って想像できない。ただただ面白い!

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著者プロフィール

1975年、「はるかなる朝」で手塚賞入選。週刊少年ジャンプで「ブルーシティー」連載デビュー。代表作は「妖女伝説」「2001夜物語」「ヤマタイカ」。スケールの大きなハードSFから古代史まで、幅広いジャンルで活躍している。1992年、星雲賞コミック部門、2008年文化庁メディア芸術祭・マンガ部門優秀賞等、受賞歴多数。

「2019年 『MILKY WAY』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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