みずほ草紙 1 (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 69
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091853196

作品紹介・あらすじ

鬼才・花輪和一が描き解く民話の真実!

古くからこの国で語られ続けている昔話や御伽噺、民話……。それらの中に秘かに隠された真実や理を、鬼才・花輪和一氏が、その独特の世界観で描き切る!!

【編集担当からのおすすめ情報】
日本の民話を、花輪和一が考察するとこうなる!
現在ビッグコミックオリジナル増刊号にて大人気連載中の『みずほ草紙』が
ついに単行本化!
さらに、前作『風童 かぜわらし』と同時発売!!

感想・レビュー・書評

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  • 花輪和一による遠野物語。まあ遠野物語そのものが遠野に伝わる口碑の佐々木喜善と柳田國男のよる解釈だったのだから花輪和一が新しい解釈を出しても悪いわけはない。
    本人の意図なのかは分らないが花輪和一は表現方法を模索中であるようだ。マンガとしての表現が確立されてないことを割り引いても、どうしても未消化の部分が多いような気がする。たぶんそれは田舎の表現が「伝聞的」なものに留まってることに原因するのだろう。花輪和一の知ってる田舎はあくまで北関東のそれであって、遠野にあるはずの(あるいは佐々木喜善が蒐集した当時に遠野にあった)「田舎の恐さ」、自然の原始性がまだはっきり表現し切れていないため、まだイエをめぐる業がリアリティをもって立ち現れては来ていない印象がある。今後の展開を見守りたい。

  • 201306/花輪流のお伽噺話。

  • ビッグコミックオリジナル2010〜12年連載作品。

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著者プロフィール

1947年、埼玉県生まれ。71年に『月刊漫画ガロ』に「かんのむし」を発表して漫画家デビュー。94年に銃刀法違反で逮捕され、翌年実刑判決が下される。97年に仮釈放。2000年、刑務所内の生活を描いた『刑務所の中』を発表する。著書に『天水』『護法童子』『不成仏霊童女』『ニッポン昔話』『刑務所の前』などがある。

「2022年 『呪詛 封印版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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