20世紀少年: ギターを持った英雄 (3) (ビッグコミックス)

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091855336

感想・レビュー・書評

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  •  実は、今まで起こったトモダチ関連の事件は、ケンヂが子供の頃、友達と考えた妄想が元になっていることが判明する。
     トモダチはそれを忠実に実現していて、ケンヂはそのことに責任を感じる。
     次に自分が何を考えたのか、思い出したケンヂは空港に向かうけれど、時すでに遅し。
     そして、直接、トモダチに会いに行くが、そこで姉の子供の父親は自分だ、と告げられる。
     衝撃を受けたケンヂだったが、姪であるカンナに危機が迫っていることを告げられ、慌てて自宅に戻る……

     という話でした。
     たわいもない子供の妄想が、大きな事件を引き起こしている、というのはなんとも空恐ろしい状況だなあ……と思って、これこそこの物語の一番おもしろい! と感じた瞬間でした。
     誰でも過去にやったたわいもない遊びが実現していく恐怖って本当にハンパないと思いますし、こんなことって誰でもしたと思うので、とにかく背筋が寒くなります。

     ちょっと寒い思いをしたい方にはオススメです。

  • ケンヂは“ともだち”のコンサートに乗り込みますが、そこでカンナの父親が“ともだち”だという衝撃の事実を知らされることになります。そして、サンフランシスコ、ロンドンに続いて大阪に細菌兵器がバラまかれ、さらに空港の爆破と、幼い頃のケンヂの予言はことごとく現実のものになっていきます。

    一方、ケンヂの経営するコンビニに“ともだち”の信者が押し寄せてきて、カンナを奪い取ろうとします。ケンヂはカンナを守り抜きますが、コンビニに火を放たれて、ケンヂは家を失ってしまいます。後日、ケンヂは焼け跡になった自分の家から、子どもの頃に書いた「よげんの書」を見つけ出します。

    “ともだち”の正体はオッチョか、サダキヨか、それとも他の誰かなのか。「運命の子」カンナは物語にどのように関わってくるのか。ストーリーのゆくえがますます気になります。ただ、あまり昭和期のディテールに凝った部分はないのが、個人的にはやや残念です。

  • 副題「ギターを持った英雄」

    「ともだち」のコンサートになぐりこむケンヂ。
    カンナは誰の子?
    少しずつ「ともだち」の正体を絞り込んでいく。
    ともだち一派の襲撃で店を失うケンヂ。

    この作者、少しずつ進んでいく感じが上手な人やなあ。

    (2004年11月03日読了)

  • ドンキーからの手紙には、“ともだち”の招待はお前だと思って見張っていたこともあるが、お前ではなかった。お前の作った話を知っている俺達の内の誰かだ。“ともだち”は、本当に地球を滅ぼそうとしている。地球を救えるのはお前しかいない。と書いてあった。
    どうしたらいいのか!マルオ、ヨシツネに相談しようと思ったが彼らは日々の生活で手一杯でとても話せる相手ではない。
    行方不明の敷島教授、敷島ゼミの田村マサオを訪ねて大学に行ってみたら、マサオからともだちコンサートの開催ビラが来ていたので、コンサートに行ってみたら、洗脳された集団がいる。舞台に上がり、ともだち糾弾の演説を始めたらお面をかぶった教祖が現れた。教祖は、ケンヂの姉の子供のカンナの父親は俺だという。
    ユキジが企画して開催した同級会で、フクベエの話によると、カミさんがオカルト宗教団体“ともだち”にはまっているので調べたら、教祖が言ってる話は、オッチョやケンヂがガキのころ作った話にそっくりだった。“ともだち”はケンヂかと思ったが違うとするとあの話を知っているのは、・・・。お面をかぶっていたのは、「サダキヨ」だ。卒業アルバムを調べても写真が無い。マルオの話では、5年の時転校したという。
    仲間たちとガキのころ作った、「よげんの書」の内容をたどると、サンフランシスコ、ロンドン、大阪、飛行場、・・・。大阪では既に、警察官が謎の病原体で死んでいる。
    成田空港には、ユキジがいる。急いで駆けつけたら、ユキジの麻薬犬(青三号)が見つけた麻薬は小麦粉だったと上司に言われてしょんぼり、本人が通り掛かったので謝っているところにケンヂ到着。麻薬所持者は、万丈目だった。ユキジの上司は、“ともだち”一味だったようだ。爆破された飛行場は、成田ではなく羽田だった。
    “ともだち”の狂信者たちが、教祖の子供カンナを奪いに集団で現れ、失敗すると首謀者に油をかけ焼き殺す。キングマートもそのあおりで焼け落ちてしまった。
    ケンヂは、母親の話から、庭に何かを生めたことを思い出し、掘り出してみるとその中に「よげんの書」が入っていた。
    (2004.06.12・記)

  • 面白い。いよいよオッチョの登場です。
    オッチョがいいキャラなのでよいです。バンコクのショーグン。
    映画では豊川が演じてた。

  • O参事にお借りしてます。
    部員じゃないので、読みたい方はのんたんとミトコンの間に挟むのでお早めに!

  • 同窓会の帰り、フクベエの家に行き、ケンヂはケンちゃんライスを作る。
    奥さんがカルト集団に入って出て行ってしまったと言う。

    あとで1997年のある日、子供だけおいて、この606号室を貸しましたね。とモンちゃんが聞き、「ともだち」が誰だか分りましたと言っている。

    サンフランシスコ、ロンドン、大坂で、事件が起こる。
    ケンヂのコンビニが襲われる。

    フクベエが顔さえ思い出しやつだったのに、突然現れて重要な人物になっていく。
    そして、この回に、秘密基地の外で聞いていたのは、僕とサダキヨだと明かし、「ともだち」がサダキヨではないかとおもわせている。

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