りざべーしょん プリーズ (ビッグコミックス ワイド版)

著者 : 細野不二彦

• 小学館 (1998年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[chanalapiさんの感想 · 2011年8月1日]

どなたもレビューを書いていないことをいいことに、張り切って書きます。細野作品といえば『さすがの猿飛』や『Gu-Guガンモ』、『ギャラリーフェイク』がある中、なぜこれを・・・。ある意味『ギャラリーフェイク』の原型とも言える作品で、新米添乗員ちえりちゃんの奮闘記。仕事に精を出す姿、困難を乗り越える姿勢、お客さんとのあたたかいやりとり、恋の行方などがうまくまとまっているいい漫画だと思います。国内外を旅行した気分になれるところも、出不精なわたしにうってつけ。細野作品を読んでみたいけれど、巻数多いし、と迷っている方におすすめです。

著者プロフィール

細野 不二彦（ほその ふじひこ）
1959年生まれ、東京都出身。大学時代からスタジオぬえで活動。大学在学中の1979年、『マンガ少年』掲載の「クラッシャージョウ」（高千穂遙原作作品のコミック化）でデビュー。
アニメ化された『さすがの猿飛』及び『Gu-Guガンモ』などのコメディ作を手がけたあと、青年漫画に進出。以降も『太郎』『ギャラリーフェイク』『ダブル・フェイス』といったシリアス路線の人気作を次々と生み出し、長年に渡り一線級の人気を誇っている。