キーチ!! (8) (ビッグコミックス)

著者 : 新井英樹

• 小学館 (2006年2月28日発売)

作品紹介・あらすじ

▼第69～78話●主な登場人物／染谷輝一（＝キーチ。3歳にして親を殺され、一人で生きる決意をする。現在は小学5年生）●あらすじ／キーチ宅への放火をきっかけに、弱気になってしまった甲斐たち協力者。みさと自身も「告発中止」を申し出る中、キーチは夜の散歩へ出たまま姿を消してしまう。皆の心配をよそに、キーチが単身目指していたのは、買春者リスト最大の大物である政治家・曽根しん宅!! そして翌朝、恒例の早朝自宅前インタビューに答える曽根の前に、キーチが現れて…（第69話）。●本巻の特徴／同級生・みさとの心の闇を救うべく走り続けるキーチが、ついに日本中を騒然とさせる行動に出る!!●その他の登場人物／みさと（いじめられっ子。自分を助けてくれるキーチに興味を持つ）、甲斐（キーチの同級生。要領のいい性格でキーチに近付こうとする）

感想・レビュー・書評

[tsukasa26さんの感想 · 2017年6月21日]

飯田橋駅 靖国神社 ここから先に進むのはブレねえ覚悟と答えが必要だ 麹町 太い胆 人は、自分がすることを、世間とか法とかじゃなくてね、お天道に顔向けできればいいの‼︎ 愛敬あいきょう 毛のねえワレメが世界的潮流 醜聞主義スキャンダリズム 所詮仲良し同士 どっちが最悪か、死ぬ気で損得勘定させたる。 フルスロットル全速回転 不倫も同性愛も…許す世が…何故少女を愛すことを咎める？恥じるな！世界の絶対正義‼︎同じ「恋愛」じゃないか‼︎ ブラフ＝ハッタリ アジテーション＝扇動 大仰おおぎょう 渦中 ミスター公僕 固唾を飲んで 俺はっ今っここだ‼︎

[はちのさんの感想 · 2013年3月20日]

まさにクライマックス。まあそれをいうならこの作品は最初からクライマックスだけど

すごいな、本当にすごい。よくこんなモノが描ける。あなた人間ですか？とでも問いかけたくなってしまうほどの代物

この漫画を読んでいると音が頭の中に鳴り響くのだ。キーチの言葉、怒鳴り声、雑音、雨の音、泣き声、雷の音、全てが頭の中でうるさいくらいに鳴り響く。正直読み進めるのが辛いくらいの迫力と圧迫感。でもページをめくる手は止めることはできない。先を読むのが怖くて怖くて、でも先を読まずにはいられなかった。

あり得ないことだけど、問題はそこじゃない。創作たけど嘘じゃない。何が言いたいのか、何を訴えているのか、読めば読むほど分からなくなって深みにハマってしまう。ただただ圧倒されるばかり。嵐のような漫画だ

[叶さんの感想 · 2006年12月24日]

かっこよすぎだこいつ。

[ハシさんの感想 · 2006年8月6日]

独り。強い。

著者プロフィール

講談社でデビュー。「宮本から君へ」で大きな評判を得て、小学館にて「ザ・ワールド・イズ・マイン」で漫画業界を震撼させた。その後も次々と問題作を連発し、現代漫画界で最も刺激的な作家となる。

「2023年 『SPUNK - スパンク！ - 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」