アグネス仮面 1 (ビッグコミックス)

  • 小学館
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091864116

感想・レビュー・書評

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  • アツいようで暑くないような、猪木のように読者が翻弄されるある意味プロレスっぽい

  • プロレスという、幻想と現実のぎりぎりの狭間をぬっていく世界を、作り手側のレスラーから描かれる。なにしろぎりぎりの狭間なので、登場人物達も時に「これっておかしくないか?」と自問自答しながら行動していたりする。その自問自答感が非常にユーモラス。
    プロレスそのものを体現するようなマーベラス虎嶋の無理難題に、主人公は完全に流されながらマスクを被り、虚構と現実混在の世界を泳いでいく。しかしその泳ぐ時に必要な力は、リアルな強さ・筋力であったりする。良くも悪くも倒錯したプロレス独特のロジック。実際のプロレスは全然楽しめない私でも非常に楽しかった。

  • 凄いプロレス漫画。天地拳入ってから連載が順調。ガンバレ。

  • 現行5巻。顔文字一つで説明するとΣΣ(゜皿゜) こんな漫画。アグネスかわいい
    頻繁に休載する…というか書き溜めに入ってるのか、週間連載だと思われるものの、実質月刊ペースのコミックス刊行速度だったりします。個人的に好きなだけあって、その辺がヒジョーに残念。

  • 1巻〜5巻

  • プロレス・マンガである。私はプロレスにどの位興味があるかというと、多分日本で5000万番目くらいの興味ではないでしょうか。
    にも関わらずぼんやりビックコミック・スピリッツ誌でこの作品を眺めていて、「ん?このマンガってなんとなく面白くないか?」というヒキがあった。絵は好みは多少分かれるが、うまい部類にはいると思う。格闘シーンは非常に分かりやすい。大げさすぎないが、ちゃんと迫力があってバランスがいいと思う。

    設定も面白い。そもそも主人公がマスクをしているというのも変わってるよね。まあ「タイガーマスク」なんていうマンガもあったりするが、あのマンガでは普段主人公は素顔だった。「アグネス仮面」に於いては主人公山本仁吾の素顔というのは第一巻冒頭以外ほとんど出てこない。
    時代を昭和50年代に持ってきているのもいいね。

    「二十数年前、プロレス界は今ほどビジネスライクではありませんでした。レスラーもお客も、いい加減でテキトーで大雑把でそして誰もが真剣でした」

    こんなイントロラクションで物語は始まりますが、この作品の世界観がピタッと提示されている。プロレスという幻想と現実のぎりぎりの狭間をぬっていく世界を、作り手側のレスラーから描かれる。なにしろぎりぎりの狭間なので、登場人物達も時に「これっておかしくないか?」と自問自答しながら行動していたりする(笑)。そこら辺の自問自答感が非常にユーモラスで面白い。プロレスそのものを体現するようなマーベラス虎嶋の無理難題に、主人公は完全に流されながらマスクを被り、虚構と現実混在の世界を泳いでいく。しかしその泳ぐ時に必要な力は、リアルな強さ・筋力であったりする。良くも悪くも倒錯したプロレス独特のロジック。実際のプロレスは全然楽しめない私でも非常に楽しかった。
    プロレス・ファンの方はどう感じるのかなと少し疑問に思いネットを検索してみたが、意外とプロレス・ファンの方も私に近い感想が多いようだ。現実のプロレスよりも面白いなんて感想も見かけた。

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