- Amazon.co.jp ・マンガ (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091866363
作品紹介・あらすじ
▼第1話/虹のつけ根▼第2話/本当の友達▼第3話/鏡のむこう▼第4話/本当の首吊り坂▼第5話/本当の幽霊▼第6話/人間以上▼第7話/ともだち暦▼第8話/棒高跳びの男▼第9話/近代史▼第10話/子どもの発想▼第11話/オモチャ箱●主な登場人物/遠藤健児(通称ケンヂ。2000年末、自分が子供の頃書いた「よげんの書」通りに、謎の男“ともだち”が世界を滅ぼそうとしているのを知り、戦いの末に命を落とす)、遠藤カンナ(ケンヂの姉・キリコの娘。ケンヂの遺志を継ぎ“ともだち”への復讐を誓う)、ともだち(=ケンヂの同級生・フクベエ。“血の大みそか”で狂言による人類救出劇を演じ、世界のカリスマとなった支配者)●あらすじ/1970年。ケンヂたちのグループに憧れるフクベエは、サンデーやマガジンなどの漫画を見せるといって彼らを家へ招く。そこには自分も仲間に入れて欲しいとの期待があったのだが、ケンヂたちは読むだけ読むと「秘密基地へ行く」と言って帰ってしまう。思惑が外れたフクベエが、後から一人でその秘密基地に行くと…(第1話)。●本巻の特徴/大阪万博が開催されていた1970年・夏。万博に行くことを日記に付けていたフクベエは、実際には行っていないことを隠すため、自宅にこもっていた。退屈の限界に来たフクベエは、唯一彼の秘密を知るサダキヨと共に、首吊り坂の屋敷に大きなテルテル坊主を仕掛け、ケンヂたちを驚かせようとするが…。●その他の登場人物/ヤマネ(ケンヂの同級生。細菌兵器の開発者だったが、逃亡して殺害される)、サダキヨ(ケンヂの同級生。“ともだち”を裏切って死亡。少年時代はいつもお面をかぶっていた)、万丈目胤舟(“ともだち”組織の幹部でもある、友民党の幹事長)、オッチョ(ケンヂの仲間。海ほたる刑務所から脱獄)、サナエ(「ともだち暦」3年の東京に住む少女。“ともだち”に不審を抱く)、カツオ(サナエの弟。ケガをしたオッチョをかくまう)
感想・レビュー・書評
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子ども時代と今が入り混じる。
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背ラベル:726.1-ウ-16
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ともだちの少年時代が主な話だった。。
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ともだちの少年時代の話が大部分を占めています。なかなかせつない話です。中心になりたくてもなれない人っているんですよね。
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ともだちことフクベエの子ども時代。漫画を読ませてあげてもケンヂの仲間に入れなかった。勝手に秘密基地に忍び込み、サダキヨを手下にした。行くはずだった万博に行けなくなり、サダキヨのお面をかぶりながら一ヶ月身を潜めて夏休みを過ごした。サダキヨと首吊り坂の屋敷にてるてる坊主を仕掛けたが、ケンヂ達は驚かず不発に終わった。夏休みが終わっても万博の話は振られず、会話の中心はあいかわらずケンヂだった。翌年の夏、理科室で首吊りの奇跡を見せたが、ドンキーにトリックだと否定された。
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70年代を友達目線から描いた本巻
そういうところが、ちょいちょい態度に出てるからクラスの中心におられへんねんで。 -
<Twentieth Century Boys>
アートディレクター/海野一雄
タイトルロゴ+カバーデザイン/小林美樹代+ベイブリッジ・スタジオ -
前半はフクベエとサダキヨの子ども時代のエピソード、後半は“ともだち”が世界大統領として支配する東京の町を描いている。
フクベエがひねくれた少年になってしまったのはケンヂたちにも原因があるような気がして、フクベエに少し同情してしまった。
強がっているけど、ケンヂと友達になりたかったんだろうな。
鏡の中に映るフクベエは誰なのだろうか?
ともだち暦3年の東京は壁で分断され、新キャラのサナエとカツオが住む町は昭和を思わせるようななつかしい町になっている。
神様によれば、“ともだち”はおもちゃ箱(地球)をしまおう(片付けちゃおう)としているらしい。
「氷の女王」と呼ばれる女リーダー(おそらくカンナ)が“ともだち”の暗殺を企てているようだが…。
“ともだち”の正体はわかったけれど、まだまだ謎がいっぱいあるし、物語がどこへ向かっていくのかさっぱり見当がつかない。
早くケンヂに帰ってきてほしいな。 -
フクベエは大人になって地味顔を脱出したなあ。