水木しげるの泉鏡花伝 (ビッグCスペシャル)

  • 小学館 (2015年4月24日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (306ページ) / ISBN・EAN: 9784091868473

作品紹介・あらすじ

水木しげるが描く泉鏡花の生涯とその世界

異界を描いてきた二人の作家の不思議な出会い。お化け好きで妖怪漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木サンが、同じくお化け好きで金沢が生んだ美と幻想の文豪・泉鏡花の生涯とその世界を、独特のタッチで描写します。山奥で妖艶な女に出会う旅僧の不可思議な体験を描いた代表作「高野聖」、良家の令嬢に片思いした男が死後、その女性がかわいがる猫に乗り移って襲いかかるという明治28年に北國新聞に連載された「黒猫」の怪異で幻想的な2作品を劇中漫画として収録。監修は、金沢学院大学学長・泉鏡花記念館館長/秋山稔。巻末寄稿に、角田光代。

感想・レビュー・書評

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  • 「外科室」が好き。でも泉鏡花の人となりについてはほとんど知らなかった。そこへ巡り会ったこの本。
    「高野聖」と「黒猫」の漫画を織り交ぜ、泉鏡花の伝記を水木しげる節で紹介。
    怪異好きで一致しているから、水木氏、泉鏡花を他人とは思えなかったのだろう。
    なぜ泉鏡花がこの世のものでないものに執着したのかがよくわかった。雷恐怖症であったり験担ぎしたりという特徴がイラストから愛嬌をもって伝わってきた。そしてねずみ男がここにも……?
    これから泉鏡花の作品をますます味わい深く読めることだろう。

  • 水木サンが鏡花を。こんなに相応しい組み合わせ。
    鏡花の生涯、作中作として「黒猫」「高野聖」を漫画家。
    決して派手さはないが堅実な漫画化。
    角田光代の文に納得。確かに百年前の金沢の風景こそ、絵で見ることができてよかった。

  • すごい。ひたすら感服。泉鏡花の人生を水木サンが漫画化した、というより水木VS鏡花のこの世ならざる者を愛でた猛者二人のガチンコ勝負とお見受け致しました。両雄一歩も譲らず。鏡花の人生のほか「黒猫」「高野聖」も漫画になっております。水木サン流のユーモアで血の通った鏡花を堪能出来ます。半笑いで読んでいたらラスト辺りちょっと泣いてしまいました。狂ったような点描入り乱れる緻密な作画が凄まじく惚れ惚れします。ねずみ男と河童の三平も何故か登場。水木サンは今頃あちらで鏡花や柳田國男と妖怪話に花を咲かせていることでしょう。

  • われらが大先生、泉鏡花。
    地方の一文豪と侮ることなかれ、
    近代文学の文壇で独特の地位を築き、
    芥川にも影響を与えた偉大な人なのです。
    知りたまえ、生徒諸君。

  • 昨年購入。読んでる最中に水木氏の訃報。水木しげる版雨月物語と並んで泉鏡花物語の2冊は私の宝物です。

  • 泉鏡花の半生と、泉鏡花の作品2つを、水木しげるが漫画化。これはいい。泉鏡花ファンの父も認めるおもしろさです。

  • 泉鏡花の人生についてよく分かります!
    苦労して名作家になった道や、面白エピソードも入っています。泉鏡花について知りたい方にぜひ読んでいただきたいです!

  • 9/7は泉鏡花忌
    美と幻想の文豪・泉鏡花の生涯とその世界を、水木しげるが描く!

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著者プロフィール

水木 しげる(みずき・しげる):1922年鳥取県境港市出身。太平洋戦争に従軍し、戦地で左腕を失う。戦後、魚屋、輪タク屋、アパート経営などを経て紙芝居を描き始めたのち漫画家に転じる。講談社児童まんが賞、日本漫画家協会賞文部大臣賞、仏アングレーム国際漫画祭最優秀作品賞ほか受賞歴多数。91年紫綬褒章、2010年文化功労者。代表作に『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』『河童の三平』『総員玉砕せよ!』『日本妖怪大全』などがある。15年逝去。

「2024年 『水木しげる厳選集 虚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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