- Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091870452
作品紹介・あらすじ
▼第34話/遺物▼第35話/美酒▼第36話/連鎖▼第37話/巣立ち▼第38話/角材▼第39話/レッテル▼第40話/兄弟▼第41話/麻布●主な登場人物/黒沢(穴平建設社員で現場監督。44歳独身)、仲根(藤崎二中でダントツの最悪・最強のワル。ケンカが強い)●あらすじ/金属バットによる仲根の攻撃をなんとか凌いだものの、体力の限界を迎えつつあった黒沢。朦朧とする意識の中で放った突きもかわされ、仲根の優位は揺るぎないものになったかに見えた。だが、黒沢に普通の大人とは違う何かを感じた仲根は、知らず知らずのうちに恐怖感に包まれていく(第34話)。●本巻の特徴/仲根との決闘を制して"誇り"を勝ち取った黒沢。だが、その武勇伝が大袈裟に伝わってしまったために、元番長の型枠工・小野の喧嘩魂に火がついた! さらに、黒沢に触発されたいじめられっ子・孝志もナイフ片手に家出して、黒沢の平穏は遠のくばかり…。
感想・レビュー・書評
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彼の場合は…マグマ大使
ヨン様…
ボケが鋭利すぎる。
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中根が無頼伝涯っぽい感じで、達観した中学生だった。相手のパラメータも考えて喧嘩してるなと思った。
黒沢の喧嘩パートと伝説ばかりが広がる日常職場パートのギャップが面白い! -
人間の感情や相手との距離感などが、漫画を通して見るものに迫るものは少ない。欲望と嫉妬と優越感、劣等感、から元気、勇気、それをないまぜにして見せてくれる。
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中学生と本気で相対できる男、黒沢。
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VS中学生中根編解決巻。
やっぱり福本漫画は良い。理想や格好よさの部分、つまり漫画的部分が突き抜けて爽やかな点もいいんだけど、何より地に足がついてる。言ってることが泥臭くて芋臭くて、でも的を射てる。そこがすごくいい。俺が言いたかったのはこれだよ!っていう全くキャッチーじゃないのに人の胸に食い込む普遍性がちゃんとある。
福本伸行の中にはどう考えても庶民的な、地に足についた生活がるのに、一方で生と死は地続き正常と異常は地続きっていうアウトローな思考も持ち合わせている。地に足が着きすぎてアウトサイダーっていうか、正常すぎる正常っていうか、異常に目をつむらない?現実を把握する目がすごくいい。
そして中根かっこよすぎでしょ。かっこいい男を描くのもうまいんだよなあ。凶悪たらこ唇なのに。筋が通ってるよなあ。お前の不良はぐれじゃなくわがまま曲がってない。いいなあ。
なんか司馬遼太郎の小説に男はでかい器とどこかひょうげたところを持ち合わせてなきゃならないって描いてあったけど福本漫画にはこういうひょうげがあるよなあ。すごいもの描いてるのに反感が抱けないっていうか親しみやすいんだよなあ。いいなあ。 -
書名 [最強伝説 黒沢]?〜?巻(完)
著者 [福本伸行]
出版社 [小学館]
定価 [530円]
コメント・・・
頭もよくない、学歴もない独身の土木作業員、黒沢が主人公。44歳の誕生日に自分の人生に疑問を感じて生き方を変えようと決意するところから物語が展開。さまざまな修羅場を乗り越えながら、人望を集め、必死に生きていく中年のオヤジの姿を描いた秀作。
「カイジ」で有名な著者の、BCオリジナルで並行して連載してた作品。
いわゆる世間では、「底辺な男」の悪戦苦闘が笑え、かつ泣けます。 -
本気なのか冗談なのか、散りばめられる福本式ギャグ。
熱を帯びる台詞と脱力ギャグ。 -
2005年1月 第1刷発行
第34話遺物。。
第35話美酒。。
第36話連鎖。。
第37話巣立ち。。
第38話角材。。
第39話レッテル。。
第40話兄弟。。
第41話麻布。。
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麻布へのお誘いを受け、行くところまで載っています。「ひょっとしてあの人の器は・・・オレが考えてるよりズゥーっと・・・!ドーム・・・!ドームなのか・・・?」次の展開が読めなくてドキドキします。黒沢にとって好転してると良いのだけれどなぁ。中学生がよく登場します。 -
ある意味最強の黒沢さんが、真に最強になっていく様を描く漫画。たぶん。
1巻は涙なくしては読めない…!