辺獄のシュヴェスタ (1) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
4.05
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本棚登録 : 275
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091870599

作品紹介・あらすじ

驚驚異の新人作家! サバイバル歴史大作!

16世紀、神聖ローマ帝国。
罪なき賢者が「魔女狩り」という名の迫害に遭った時代。
魔女狩りを指揮する修道会の処刑で
家族を失くした「魔女の娘」エラは、
魔女の子供達を集めた女子修道院に収容された。

激流のごとき変革の刻。
聖母を形どった拷問具「鋼鉄の処女」と共に辿る
エラの苛烈な運命を描く、サバイバル歴史大作…!!



【編集担当からのおすすめ情報】
満場一致でスピリッツ賞(大賞)を受賞した投稿作『地の底の天上』が
話題騒然となった新人作家・竹良実氏による初連載です。
画面からほとばしる熱量と、鋭利なセリフ、
そして何よりも「主人公の少女エラの真っ直ぐな強さ」を
ぜひご堪能ください!

感想・レビュー・書評

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  • 一つのミス、一つの裏切りが死を招く状況は、何が起きるかハラハラしながらページをめくれる。策を練り合い、ぶつけ合い、どちらが上手かの結果が気になってしまう。

    進撃の巨人と似た香りを感じたが、パクリだ!とならずに没頭して読めるくらいには面白い。


    この漫画に関しては最初の2ページで、あ、面白いな、とわかった。魅せる絵力、とくに目力が強い

  • 全6巻

  • 昔、何かで試し読みをしたが買うまでには至っていなかった。揃えようかな。

  •  スピリッツ賞(大賞)を受賞したデビュー作『地の底の天上』の圧倒的完成度で度肝を抜いた驚異の新人の、初の連載作である。

     16世紀の神聖ローマ帝国を舞台に、母(養母)を魔女狩りによって殺された少女・エラの復讐を描いた歴史大作。1巻はまだ序盤だが、期待を裏切らない面白さでグイグイ読ませる。

     現代ドイツのライン川の川底から、中世の拷問具「鋼鉄の処女」が発見された。聖母をかたどった外観だが、その聖母はなぜか隻眼であった……というドラマティックな導入部(『スピリッツ』の公式サイトで第1話が試し読みできる)からして、読者の心を鷲づかみだ。

     魔女狩りによって親を失った「魔女の子」たちが集められた特殊な女子修道院が、おもな舞台(タイトルの「シュヴェスタ」とは「修道女」の意)。いくらでもエロ展開にできそうな設定なのに、エロに走っていないところも好ましい(グロはけっこうあるが)。

     マンガ界、今年の最注目作の一つだろう。

     それにしても、本作といい、宗教改革の端緒となったフス戦争を舞台にした『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』といい、最近の歴史マンガはマニアックなところを突いてくるなァ、と思う。

  • 脱走物、面白いままで綺麗に完結してます。

  • 16世紀、神聖ローマ帝国。
    罪なき賢者が「魔女狩り」という名の迫害に遭った時代。
    魔女狩りを指揮する修道会の処刑で家族を失くした「魔女の娘」エラは、魔女の子供達を集めた女子修道院に収容された。
    激流のごとき変革の刻。
    聖母を形どった拷問具「鋼鉄の処女」と共に辿るエラの苛烈な運命を描く、サバイバル歴史大作…!!

    魔女狩りにあった人々の悲劇はよく題材になるけど、その家族がその後どうなるのかという部分を題材にしてるのは珍しい気がした。
    魔女として殺された義母の復讐心をくすぶらせながら、牢獄のような修道院に入れられたエラ。最初のお母さんの魔女狩りシーンでも十分きっつい内容なんだけど、その先がまた地獄の様な場所で本当に恐ろしい。
    でもそんな酷い環境の中でも、信頼できる仲間を見つけていって、嬉しい反面後々悲劇にならないか心配。
    エラがとにかくよく観察してるし頭の回転が速い。修道院側とのギリギリの騙しあいにハラハラさせられて、とにかく続きがきになる。

  • 全てを奪われた主人公の復讐の物語
    というと陳腐すぎるが説明が難しい。
    この作品と同列に掲げられるのを見たことがある作品は進撃の巨人と1話が話題になったジャンプ+のファイアパンチですね。どちらも残酷な世界で復讐という強い意志で生きる主人公の話。進撃の巨人はアニメ少しの知識しか無いのですが。
    上記作品が苦手な方はお勧めできませんね、グロとか過酷さとか。
    苦境の中異常なほどに主人公エラの精神がは強いものの目的に至る道はまだまだ長く読者から見ても今のままでは復讐は果たせないように見える。しかしエラの復讐だけでこの物語は終えないだろうという話の広がり方。
    先が気になり過ぎる…。
    新刊がでるたびに息を止めながら読んでしまうので読後凄い疲れる、いやー本当に先が気になる…本誌を買ってしまおうか。
    この物語がどう終わりを迎えるのか知るまでは死ねない。

  • 僕は宗教の汚い闇の部分を見るのが好きな人間だとこういった漫画を読むと思います。
    読んでいる時に興奮しました。
    行き過ぎた信仰心は人を狂わせ、そもそもの目的とはかけ離れたことをしてしまうのだなと感じました。
    修道女たちが笑顔で孤児の手を切ったり、大根おろしのようなもので指を削ったりするシーンとか印象的でした。
    後話の本筋から行くと、主人公の死をも恐れない勇敢な精神と目つきが素晴らしかったです。

  • 逆境と向き合う主人公の話。
    ぐいぐい話に引き込まれるんだけど、魔女狩りが横行していた時代のヨーロッパを舞台にしていることもあり、目を覆う描写が多いので苦手な人は読まないほうがいいです。
    僕はベルセルクは平気な人だけど、これはきつかった。

  • 絵は荒いが表情がいい。そして気迫あるキャラ描写がキレキレで、ストーリー展開も骨太。これは楽しみ甲斐のあるマンガが始まったようだぞ!魔女裁判の犠牲となった母親に、娘が復讐を誓う物語。すさまじい運命。大作の予感があるが、初連載でこれはすごすぎる。

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