響~小説家になる方法~ (2) (BIG COMIC SUPERIOR)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091871480

作品紹介・あらすじ

出会うべき二人だけど、まだ出会えない?

15歳の鮎喰響は、
文芸誌の新人賞に
自分への連絡先を伏せて小説を送りつける。
編集者の花井は、その小説を読み、
この作者なら文芸に革命を起こせる、
文芸の力で世界を変えられる、と確信。
名前しか手掛かりがない中、響を捜し出そうとする。
そうとは知らない響は、
周囲とギクシャクしながらも
高校の文芸部に入部。
みんなと部誌を作るため
新たな小説の執筆に取りかかる。


【編集担当からのおすすめ情報】
『女の子が死ぬ話』『きっと可愛い女の子だから』の柳本光晴氏が描く
女子高生小説家の物語です。どうしても周囲とギクシャクしてしまう天才少女の心のメカニズムは一体どうなっているのだろうか、目が離せません。

感想・レビュー・書評

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  • えっ(゚д゚)!祖父江先生の娘って、そっちだったのか~(;゜∀゜)響ちゃんまた無茶やってるなぁ( ̄▽ ̄;)それにしても、どんだけ凄い小説書いているんだ?(゜゜;)

  • 読んだ時、すごく楽しくて次の巻が待ちきれなかったのを覚えております。
    小説家。私からしてみれば夢のような職業で、当時のあこがれの職業。憧れと夢は、一歩を踏み出すかどうかっていうのが、まず一つの岐路だと今は感じます。一歩を踏み出す勇気のある響がかっこよかったです。

  • 響のむちゃくちゃな行動にドキドキしてきた‥
    冴えない子だったはずなのに信念をしっかり持ってブレないところにいつの間にか惚れてたみたい。
    渋々文芸部に戻ってきたはずの不良男子タカヤがなんだかんだ言いながらも真面目に部詩のために原稿書いたりとかめっちゃいいヤツで和む。
    リカの憂鬱も共感できるし、普通にいい子だから幸せになってほしいなって思う。

    絵はそんなに上手いほうではないし派手さもない漫画だけど、
    すごく魅力的な漫画だと思う。

    しかし本棚倒す癖はどうにかしてほしい。そのうち誰か死ぬぞ‥。

  • うーむ、面白い。
    今まで見たことのないタイプのサクセスストーリーと感じています。
    編集者視点で容赦のない世界(現実)をしっかり描きつつ、それを踏み台に響の小説の凄まじさが表現されている。
    着地点が想像できないけど、これは読んでいきたい。

    ◆様々な視点の人達
    小説・編集の世界を軸に、社会の様々な属性のレイヤーや、社会に対する様々な意識のレイヤーが描かれていて、面白い。
    花井や編集長等もそれぞれ何か思いがある。
    その中に響という尖りまくった人がいるせいか、この層がとても広く厚く感じます。
    そして、本作は響の物語ではあるんだけど、リカや花井の物語でもありそうで、群像劇的にも楽しめそうだという期待感があります。
    あと、涼太郎もかなり狂っている側の人間だというのが、花井の視点や、タカヤパイセンと花代子との会話で示されていて、いや、本当にどこへ向かうんだろう。

    ◆響の小説の評価
    本巻でも、文芸に関わる様々な人のリアクションから、響の小説の凄みが示されています。
    ただふと思ったのは、今評価しているのは編集者と比較的若い作家なんですよね。
    多分、物語が進むとこの「評価者」のグレードが上がっていくのかな、と妄想。
    1巻で指摘したように、結局響の小説の凄さは、「それを正しく評価できる誰か」の視点を以て間接的に描かれていき、読者には直接的には示されない、という感じなのかな。
    この問題は今後もついて回りそうです。

    ◆響の奇行(暴行)
    本巻でも度を越してますね、小説家にさせて囲わないと、犯罪者で人生終えそう。
    昔の熱血教師もので、突飛ながらスカッとすることをする教師が出てきて、「でも実際に担任だったら嫌だな」と思ったりしますが、響はそのラインですらないw
    マジでただヤバい。
    響の奇行は、作者がどこまで意図して書いているんだろう、というのは考えながら読んでいきたいです。
    昔の文豪のいかれたエピソードが色々残っていますが、単にそれになぞらえて、社会からずれていても一芸あればいい、みたいなことが言いたいわけじゃないと思うんですよね。
    かといって、(見ていて響の行動は結構ムカつくけど)社会に馴染むように矯正してほしくもない。
    色々な観点で、先が読めない作品ですね。
    見届けたいです。

  • 【世界を変える、時代を創る】
    文学界という乗っている船が下降線でも諦めない、世の中を変えてやろう、インパクトを起こしてやろうとする編集者花井の気持ちに共感できる。

  • 主役が主人公では無い作品か?例えばドラえもんののび太

  • スカッとする文芸コミック

  • コミック

  • いや、だからさ……一般常識ってのは、本棚を倒すことじゃあない。だけど、これは小説家になる方法とか、純文学の話とかじゃあない。一般常識をぶっ壊したいだよな。

  • 2巻目で才能に嫉妬する人が現れる。というか響が書いた小説、みなが絶賛するが、どれほど面白いのだろう?

    回を重ねるごとに内容にふれていくのだろうか?

    個人的にはコスプレを披露したあるキャラクターが笑えた^_^

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