花とアリス殺人事件 (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 254
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091872494

作品紹介・あらすじ

岩井俊二監督作品を道満晴明が奇跡の漫画化

大ヒット映画『花とアリス』の前日譚を、『ニッケルオデオン』道満晴明氏がコミカライズ!

転校生のアリスは、クラスの不穏な雰囲気にとまどっていた。
このクラスでは去年、殺人事件があったという。
殺されたのはユダ。
事件の真相を調べるアリスは、当時を知る引きこもりのハナと出会う。
そして、“ユダの4人の妻”ひとりひとりのもとを訪れ、謎につつまれた殺人事件の核心へと近づいていく……
岩井俊二監督による初の長編アニメ映画『花とアリス殺人事件』を、
『ニッケルオデオン』の道満晴明がわりと自由にコミカライズした異色作。
謎と友情の物語、そのマンガだけの結末をどうぞ見届けてください。

感想・レビュー・書評

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  • タイムカプセルに埋める思い出の品として『リリィ・シュシュ』のCDが選ばれたのが岩井俊二作品への敬意に思えて印象的だ。

  • ギャグ+ミステリー(仮)
    登場人物全員の感性バクってる系のギャグで好き
    頭使わずに読めるし、まともな人2人くらいしかいなかった(生物の先生と4人目の妻だったはずの人)

    考えすぎたら物理的に出来なくなっちゃうってあるよね
    全員ユダの呪い解けてよかった

  • 僕は原作を読んだことが無いし、映画も見ておらず
    コミカライズとしての「花とアリス殺人事件」しか知らないので
    正当な評価は下せないけど、面白くないよねこれ。

    1.そもそも原作がつまらない。
    2.原作は面白いけど、漫画向きではない。
    3.ちょこちょこ見られる道満晴明節と合ってない。
    4.コミカライズの人選を間違えた。
    5.単に僕の好みに合わない。
    どれだろう、2か5であってほしい。
    本文よりもカバーした描き下ろしの方が全然面白いのは問題だよなあ・・・

    殺されたユダという名の男子生徒の謎を
    引きこもりのハナと、転校生のアリスが解いていく。っていうストーリーだけど
    漫画版ではかなり重要なキャラの陸奥睦美さんが
    映画版のあらすじだとほぼ脇役扱いなのが気になるところだけど
    あんまり見る気にはならないな。
    漫画版だとむしろハナの方が脇役だから
    タイトルは「睦美とアリス殺人事件」のほうがしっくりくる。

  • 道満さんらしさ全開で大変面白かったです。

  • 映画→漫画。
    陸奥睦美さんが、活躍。
    意外にアナフィラキシーショックを大きく扱う。
    落語好きの先輩、リリイシュシュ、フライドドラゴンフィッシュといった目配せもありつつ、概ね原作通り。

  • 道満晴明らしいちゃらんぽらんさ溢れる青春ミステリでした。

  • 原作を知らないから何とも言えないけれど花とアリス殺人事件ってこんな感じなのか?絶対道満晴明が少し改変してるよなと感じました。ところどころに道満晴明らしさは出ているもののもう少し物語として深いところまで行って欲しかったなーと感じました。しかし、キャラクターの活き活きした感じは流石道満晴明!描くのが上手い!そう感じました。

  • 短くまとまっているが色んなものが詰まってる

  • うーん、小説の方が好きかなー。
    あ、でも湯田くんの真意(?)が描かれていたのは良かった。

  • 叙情をもって力ずくでぶっとばしながら全て収まるところに収める道満マンガ。ラストの爽やかさ、エピローグの疾走感。原作未見で申し訳ないんだけどこのマンガの記憶を残しときたくて観ないで終わってしまいそう。

  • 岩井俊二の花とアリスの、新作の、道満晴明によるコミカライズ・・・って位置づけでいいのかこれ? 原作知らないで読んだんだけど原型はあるの?? っていうかなんで道満晴明を選んだ、いや超慧眼だと思うけど。

    道満晴明はすっかり一般誌で活躍する人になったなあ感ある。そういうときに水爆とか読むと味わいが増す。

  • 原作は見たことがなく、更にこの作者(漫画家さん)の本も初めて。なんとなく表紙に惹かれ(岩井俊二が好きという事もあり)購入。
    とても不思議な一冊だった。独特なタッチとギャグセンス、クセのあるコマ割りで、読めば読むほどこの世界に引きずり込まれていった。読み終えた後はすっかりこの作者さんのファンになってしまっていた。
    そして、内容がとても面白かったので、アニメ(映画)も観てみたくなり、某動画サイトで予告篇を見たのだが、あまりにもこのコミカライズの衝撃が大きすぎて、なんだかそちらが霞んで見えてしまった(失敬)。

  • 購入

    原作をまったく知らないまま読んだので、いつもの道満ワールドだなあという感想。
    だからこそ原作はどんな話なのか気になる。

  • 映画と比べると本質的なストーリーは変わらないんだけど、うまい具合に自分のテイストを織り込んでいて、映画のほうを先に観てみても十分に読みごたえがあった。

  • 4.3

  • とりあえず読後の感想は「大丈夫かコレ?」
    むちゃくちゃ面白かったし岩井俊二作品パロディもすごく多くて岩井俊二ファンとしては楽しい一冊
    ギャグも性癖もキレキレで楽しい。
    でもこれたぶん映画見てないとわかんねーんじゃねーかな。

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著者プロフィール

映像作家。1963年1月24日仙台市生まれ。横浜国立大学卒業。主な作品に映画『Love Letter』『スワロウテイル』『四月物語』『リリイ・シュシュのすべて』『花とアリス』『ヴァンパイア』『花とアリス殺人事件』『リップヴァンウィンクルの花嫁』など。ドキュメンタリーに『市川崑物語』『少年たちは花火を横から見たかった』など。「花は咲く」の作詞も手がける。

「2017年 『少年たちは花火を横から見たかった 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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