わたしの日々 (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 100
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091872661

作品紹介・あらすじ

93歳の作者が描くオールカラーコミック!

愛する家族との静かな暮らし、少年の頃から描き続けてきた様々な画、目をつぶると思い出す戦時中の光景… 誰もが知るコミック界の長老が、その数奇な人生で脳裏に焼き付けた数々のエピソードを語るカラーコミック。静かな鳥取・境港の幼少時代、灼熱の南方戦線での恐怖と焦燥の日々、長年住み続けた東京・調布での日課である散歩の道行き…… そのすべてが、豊かな色彩感覚でオールカラーのショートコミック連作に結実しました。

【編集担当からのおすすめ情報】
少年時代からずっと絵を描いてきた作者の、波瀾万丈の人生を自ら絵で物語る…… 少年時代や戦地で描いた絵も多数収録。

感想・レビュー・書評

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  • 90歳になってフルカラーの漫画がかけるのは脅威。
    肩の力がぬけていながら、きちんとクオリティーが保ていている

    内容も、飄々として、水木センセイ節も健在。
    楽しく、軽やか、決して巨匠然として上からモノをいうことのない。

    このブレないスタンスが、いくつになってもフレッシュな状態にしていたのですね。
    まさか、この数年後に亡くなるなんて想像もつかない現役ぶり。

    散歩の途中でハンバーガーが食べたくなってマックに入ったり
    深大寺の鬼太郎ショップでちゃんちゃんこ買ったり、若者と遜色のない身軽さ。

    歳をとってもうなされる戦争の状況。
    一生つきまとうトラウマの過酷さ。

    どんなに歳をとっても、自分の書きたいものをオーラ―をもって表現できる。
    やはり水木先生は唯一無二です。

  • 90歳を超えて、お元気だった頃の
    水木さんのカラーコミックエッセイ。

    1回4ページで語るのは
    日々のよしなしことであったり
    家族とのあれこれであったり
    戦争体験のささくれだったり
    画の神童時代の作品だったり。

  • ブリブリのブリブリーッッ!!
    齢90にしてお尻を知ってしまうなんて、、、
    なんてブッとんだ人なんだ!
    日本の宝である

  • 開いてすぐのページ、「連載の依頼が来たよ」と悦子に言われ、「断れ!」と言いながら屁をひる水木さんで爆笑した。

  • 90歳過ぎての連載しかもオールカラー。
    そしてなによりオモチロイ!

    「3兄弟合わせて300歳」現実になると思います。

  • 九十過ぎてもその見方はいつも新鮮な水木先生。隔週でも、月一でもいいから、こういう作品は続けて欲しい。

    家計簿に続いてフルカラー、スゲエ!

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著者プロフィール

1922年(大正11年)生まれ、鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争時、ラバウル戦線で左腕を失う。復員後、紙芝居画家を経て貸本漫画を描き始め、1957年『ロケットマン』でデビュー。以後、戦記もの、妖怪ものなど数多くの作品を発表。1965年『テレビくん』で第6回講談社児童漫画賞を受賞。1989年『昭和史』で第13回講談社漫画賞を受賞。1991年紫綬褒章受章、2003年旭日小綬章受章。主な作品に『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』『総員玉砕せよ!』『のんのんばあとオレ』など。2015年11月死去。

「2022年 『水木しげるの大人の塗り絵 あの世紀行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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