写真屋カフカ (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 54
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091872906

作品紹介・あらすじ

写真屋奇譚、全十四編収録!!

公衆電話。紙芝居。銭湯……………
時代にためされ、時代に負けたもの達。

黒いハットに黒いマント。
古いカメラをかまえては、
時代の波にまにまに消えゆくものを
フィルムに収める写真屋カフカ。

その写真にはときどき、不思議なものが写る―――




【編集担当からのおすすめ情報】
『コーヒーもう一杯』『道草日和』の山川氏が描く個性無類の新作。失われていく物を撮り戻し、消えゆく物を撮り留める。時の流れに逆らうように、今日もカフカは写真を撮る。独特の画風が物凄い郷愁を誘う一冊。

感想・レビュー・書評

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  • デジタル画像全盛のいま、引伸機で印画紙に焼き付け、現像液に「すろん」と投入、「じゅわわわん」と画像が浮き上がる、あの楽しみをどのくらいの人が知っているのだろう。

  • いいノリですね。山川節なんですね。

  • 絵とノスタルジックな魅力に満ちた山川さんの世界、
    今回は「写真」がキーアイテムです。
    「失われてしまいそうなもの」を求めて撮影し、
    「もう失われてしまった光景」を一瞬映し出すカフカの写真。
    各エピソードのクライマックスで提示される一枚の写真に
    何とも言えない優しさや哀しさがにじみます。
    この先の展開も楽しみです(^^)。

  • 山川直人は良い。
    商店街のすみっこの旧い喫茶店、窓際の席で外行く人を見ながら飲む、深入りのコーヒーみたいな漫画。

  • この独特の雰囲気が大好きです!
    世界観も良し!
    ただ、
    ちょっとカフカの能力(?)が中途半端すぎませんか?

    もちろん、
    「本と本棚お部屋」が1番好きですよ!

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著者プロフィール

一九六二年大阪生まれ、東京育ち。高校時代から同人誌活動を始め、一九八八年『シリーズ間借人』(ヤングチャンピオン連載)が漫画雑誌初掲載。主な著書に『コーヒーもう一杯』『澄江堂主人』『シリーズ小さな喫茶店』(以上、KADOKAWA)、『道草日和』『写真屋カフカ』(以上、小学館)、『ハモニカ文庫と詩の漫画』(ちくま文庫)、『日常の椅子 菅原克己の風景』(ビレッジプレス)、『猫町』萩原朔太郎原作付(タイムレスブックス)など。ほか自主制作本多数。

「2021年 『短篇文藝漫画集 機械・猫町・東京だより』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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