- Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091873415
作品紹介・あらすじ
▼第1話/奴隷くん▼第2話/債務者くん<ウシジマくん<金主くん▼第3話/若い女くん(前編)▼第4話/若い女くん(後編)▼第5話/バイトくん▼第6話/闇金狩りくん(前編)▼第7話/闇金狩りくん(後編)●主な登場人物/丑嶋(闇金「カウカウファイナンス」社長)、高田(「カウカウファイナンス」の新人社員)●あらすじ/丑嶋のもとを毎朝9時に訪れる「奴隷くん」と呼ばれる人々。それはパチンコ依存症の主婦たちのことで、丑嶋は彼女らに3万円の現金と引き換えに5万円の借用書にサインさせる。あらかじめ金利・手数料2万円を引いた上、1日3割もの暴利を課しているにも拘わらず、今日も彼の会社には哀れな訪問者が引きも切らない(第1話)。●本巻の特徴/他の金融機関が見捨てた、返済能力に欠ける人間相手に暴利を貪る“闇金融”。そんな業者の一つ「カウカウファイナンス」は、法定金利を遥かに超える“トゴ(10日で5割)”は当たり前、ギャンブル狂には1日3割もの高利で金を貸している。そして若き社長・丑嶋自ら陣頭指揮を執り、今日も徹底した取り立てで業績拡大に邁進する…。
感想・レビュー・書評
-
闇金に借りざる負えない状況に陥り、実際に借りてしまうとほぼ再起が難しく、最後は搾り取られて人生積んでしまう。貧困問題は本人の責任だけでなく生まれた環境にも左右されるから一歩間違えれば自分もそうなっていたかもしれない。しかし、マンガの中で登場するキャラクターは普通の主婦やOLがいる。パチンコ依存症や仕事の同僚に対するつまらない見栄が原因である。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1巻は単発の話が多く面白い。この後のフーゾクくん等も面白いっちゃ面白いけど、長い割にオチがなぁ...となるパターンが多いので、一発の絵でショッキングな1話や3話が好き。
-
試しに読んでみたけど、結構いいな。 続き読んでみようかなぁ。長そうだけど。
-
救われない話ばかりで、読んでいると気分がズシーンと重くなります……。
なのに、ページをめくる手が止まらないのは何故ッ!?
怖いから読みたくないのに~~~!!やめられない、とまらないの~~~~~!!!
ウシジマくんをカッコイイと思ってしまう…… -
この作品の一番の魅力は読みやすさではないか。主要登場人物も世界観も絵柄も決して普段少女漫画を愛読している女が手に取りやすいものではないと思うんだけど、この漫画めちゃくちゃ読み進めやすいんだよな~!すごい!これは話の構成ももちろんだけど、話数のまとめ方とか表紙の装丁とか前後の話のバランスとかいろんな人のいろんな仕事があってのことだと思う。良い仕事の漫画だ。
作品自体の徹底したルールのようなものも多くないところがいい。狂言回しの主人公は冷徹に見せながら葛藤もするし甘さも見せる。そして意外と心理描写もままある。情の有無もその時によってブレるし、自分より上の人間に頭を垂れて舌打ちしたりもする。その揺れが見ていてなんとも気安い。「え、このキャラがこんなことするの?世界観崩れない?」って心配もしながら楽しく読める作品に仕上がっているところが良い。
しかし肉蝮はこわい。本当に怖い。一人で夜歩けなくなる。 -
本当に衝撃的だった1巻。色々と痛々しいものはあったが、この巻を超えるものはなかったと思う。ただ痛くなったりしただけ。
-
題名通り闇金の社長が主人公の物語ですが、客それぞれの人間ドラマと、そこにお金が絡んで起こるドロドロな展開が相当パンチの効いている作品です。
お客さんごとに話が一度切れるので、短編みたいにはなるんだけれど、お金に絡む事柄なのである程度ジャンルは被ってきてしまい、途中飽きてしまった部分もありました。それでも、最初の方は本当に鬱になるくらい衝撃を受けるけど読み始めたら次が気になる、そんな感じです。
人間は寂しさや孤独に相当恐怖を感じているんだなと痛感します。奥田英朗の「イン・ザ・プール」に代表される伊良部シリーズと共通点が若干あるように思います。
30巻まで読了済み。 -
お金に困った人がどんな風に追い込まれていくのか勉強になると聞いて読んでみた。1〜4巻。
気分が悪くなって、へこんだ。
内容がリアルで、結構身近にこんな世界があるのだろうと想像されるので,とても怖かった。一歩間違えば人ごとではない。親に裕福ではなくとも普通の環境(経済的にも精神的にも)で育ててもらったことを感謝。
社会勉強のため子供にも勧めたい。
この先は読むとしてもずっと先にしか読めない.休息必要。 -
電子書籍で三冊まで無料とかいう触れ込みで出ていたので試しに読んでみたらボッコボコのフルボッコになってプルプルしました。なんだかんだいって大人買いしてドラマもdビデオで観てまたフルボッコにされ、なんだこの報われなさ、むしろ潔いわと思いました。
闇金っていうより、地に手や足をつけた人たちは、駄目だ駄目だと思いつつ地べたに座りこんでしまうのだろうかと胸が苦しくなりました。
勿論、もっと凄惨で陰湿な部分もあるでしょうし、盛り込んでいる部分もあるかとは思います。
でもこの本の中に出てくる人たちを見るたびに、一歩間違えば人間はみなこうなってしまうのだな、と背中が冷えました。
お金がなければ生きていけない世の中で、それを喪うということはどういうことなのか。
生活保護くんとか救いはある部分もあるけれど殆どは終わりない暗い道のりで、嗚呼こうなのかと。 -
「ゲイくん」みたいなのを途中に挟んでくるからズルいと思う。
著者プロフィール
真鍋昌平の作品





