- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091873552
作品紹介・あらすじ
訳あり独居4歳児アパートメントコメディー
「アパートの清水」に突如、コタローという4歳の少年が引っ越してきた。
なんと彼は一人暮らし・・・!しかしながら妙に生活力があり、むしろアパートのちょっと駄目な隣人の大人たちよりも余程しっかりしていて!?
そんなコタローのちょっとずつ明らかになる過去に、皆が心を震わせていく・・・
笑って泣けるアパートメントコメディーの開劇!!
【編集担当からのおすすめ情報】
4歳児らしからぬ生活力を持つコタロー。
しかし何も不自由なく暮らしている彼には、様々な「訳」があります。
可愛さの合間にちょっと見える、寂しげな表情・・・
そんなコタローの愛くるしさに悶絶し、切なさにホロリとしてください!
感想・レビュー・書評
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子どもならではの純粋さとメッセージのまっすぐさ、
主人公の周りの登場人物たちも皆それぞれストーリーを持っていて、惹かれてしまう。
この物語に出てくる人たちは、分かりやすい形で出ているけど、現実世界の人たちも皆それぞれ同じストーリーも持っているんじゃないかと考えさせられた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ヤバい、本屋で目にした瞬間にハマる予感がしたが、めっちゃツボる。ただの4歳児が何故か一人暮らしで周囲がなんだかんだ世話役パターンか、4歳児なのに独立している!!と言うどちらでもない感じがする…これはハマるな…ただの子供を大人化した作品では終わらないだろう。殿様言葉で喋る一人暮らしの4歳児の悲喜こもごもなギャグマンガ…一口にそれだけでは終わらせない独特な間合いがあり、コタローの過去が少し垣間見えた第1巻。
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丁寧な暮らし! 幼稚園児だけど。
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設定と絵の感じから、シュールなコメディものだと思ってたんですが、とんでもなかったです。コタローの行動一つ一つにちゃんと意味があって、それを思うと泣けてきます。コタローはよいアパートに引っ越してこれたのかもしれません。でも引っ越しなんて必要ないことが一番なんだけど。
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ドラマを見ていたけれど、マンガは今回初めて読んだ。
キャラクターはかわいいけれど内容が結構ハードなので、親として読んでいてつらい。
子供はただただ幸せに生きていてほしい。
この漫画をドラマ化したキャスト、特にコタロー役の子、こんな世界を演じていても子供らしく幸せで無邪気であってほしいと勝手ながら願う。 -
アニメのS1をネトフリで見た。こたろうが良い奴すぎて泣く。この話には不幸な子供に対しての大人の無責任な期待や願望が詰めこまれている。実際は救いようがなく不幸だったが「こうあって欲しかった」。実際これからも救われないかもしれないが「こうあって欲しい」。悲惨な過去、現状、未来を直視することを避けた結果抱えた罪悪感を解消するためには「感動」が必要であり、子供の惨状などそれを誘発するために必要なストーリーの構成要素にしか過ぎない。本当に酷い話だが、そうやってエンタメ化しないと大勢の人に見てもらえないのだ。このアニメを見て泣いたということから、私も無自覚のうちにエンタメ号に乗った「無責任な大人」であり、恥ずかしいことだと思う。西原の漫画も一見面白可笑しいギャグ漫画に見えるが、「エンタメとして。また、そうあって欲しかったという個人的な願いを込めて」描いてきたという。エンタメ系の話、特に感動系の話をみる時は、ストーリーに一喜一憂するだけでなく、根底にある作者の意図(意識下か無意識下かは問わない)を積極的に汲み取る人になりたい。この作品の意図は「現実の子供を直視して、必要なら微力でもいいから力になってやれ」ということではないだろうか。
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新しくて、切ない。コタローから目が離せない。
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面白い。ほのぼの漫画と思いきや、現代の闇も描かれていて考えさせられる作品。ちょっとしたエピソードが泣ける。コタローくんの幸せを願ってます…
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ドラマを観て、どうしても原作を読みたくなって購入。
狩野とコタローのやりとりにほっこりする。ドラマも大好きだけど、原作も大好きだ。読んだあと顔がぐちゃぐちゃになったけどね。お化粧しているときには読まないほうがいい。コタローは大好きだけど、子どもが大人にならなきゃいけない残酷さ…そんなことがなくなればいいのにな。 -
今テレ朝深夜でやってるドラマの原作。なぜか幼児なのに一人暮らしのコタローが引っ越してきたアパートで、マンガ家の狩野、キャバ嬢の美月、バツイチ強面だけど子煩悩な田丸などの住人たちと交流していく。
原作読んで改めて、ドラマ版のアパートの住人たちの再現度の高さにびっくり。幼児が一人暮らしなんて現実には不可能だろうけど、たぶん家庭の事情で虐待されて施設に入れられてたコタローが赤の他人の人たちに守られて愛されている姿にほのぼのしてしまう。