雪花の虎 (2) (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091875655

作品紹介・あらすじ

元服、初陣――いよいよ歴史の表舞台へ!

東村アキコが描く本気の大河ロマン。女・上杉謙信一代記、第2集!


天文九年(1540年)、虎千代11歳。
父・為景の隠居後、兄・晴景が長尾家の家督を継ぐと、荒れていた越後の情勢はますます悪化、長尾家は度重なる戦の渦中にいた。
その年の暮れ、虎千代の成長を見届けぬまま、為景が帰らぬ人となる。

愛する父の死に「この城を守るのは自分だ」と覚悟を新たにする虎千代だったが、明けて天文十年(1541年)、彼女の体に異変が起きる。

一方、隣国・甲斐の武田家では、当主・信虎の暴政に家臣たちの我慢も限界に達し、息子・晴信に ある決断を迫るが……

後の上杉謙信と武田信玄。
いまだ相見えぬ終生のライバルの運命は今、大きく動き出そうとしていた――



1集発売後即大量重版の注目作、待望の第2集が遂に登場!

【編集担当からのおすすめ情報】
NHK『漫勉』でも注目の、東村アキコの新作の第2集が登場!

今集では、虎千代(謙信の幼名)が父の死をきっかけに女ながらに元服。
名を景虎と改め、いよいよ歴史の表舞台へと歩みを進めます。

女ならではの避けられない運命、
残された兄との絆、
そしてのちの終生のライバルとなる、武田信玄の存在……

幼き穏やかな日々へと別れを告げる、激動の第2集。
是非お楽しみください!

感想・レビュー・書評

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  • いやー、ほんと面白いっす。
    歴史苦手な人でも読める歴史漫画。

    「虎が女にならないように祈っててくれ」

    の場面で涙がwww

    いよいよ戦に出るまでになって加速してきましたが
    これからお兄さんと不仲になるのかな~?
    そうなったらやだなぁ~~~~~

  • 二巻でましたー!!!!

    感想遅れまして申し訳ありません。

    待っていましたよー。二巻の発売を。

    この巻では父親の為景が死に、虎が女性のでありつつ武人の道に進み行きます。烏帽子親はおそらく兄の晴景。

    父が死に、寺から城に戻った虎は「よっぽど寺の飯がひもじかったと見える@晴景談」と山でとった鴨や握り飯などを「むしゃむしゃ、ばくばく」と食べます。このシーン、たった数コマなんですけど、鴨肉も握り飯もとってもおいしそう。食べ物がおいしそうな漫画に弱い自分は、このシーンを見るだけど「肉と塩むすびが食べたい…」と思ってしまうほどです。

    初潮を迎え、元すごした寺へかけていき一晩を過ごす虎ですが、お堂へこもって毘沙門様にお祈りをせねば「血が止まらねばきっと…虎は戦へと連れて行ってもらえなくなる」と宗謙にすがりつき、気を失います。

    ”女になる事””腹が痛い 血が出たと騒ぐこと”を男に知られてはならないと宗謙は虎に言うときの返しが「虎様は私の嫁になって私の子を産みますか?」と爆弾発言。
    調べてみたら(わざわざ調べるな)、虎が修行した林泉寺は曹洞宗で、妻を持つことは許されていました。宗謙ってばなかなかの生臭坊主です(笑)。
    一巻の感想で”うっふんなことにはならないと思います”と書いた自分の感想をバッサリと切り捨てられました。

    さて、後半に出てくる本庄実乃に「女にしておくのはなんとも惜しい!」と言われていますが、申し訳ありません。この本庄の前髪やひげの具合を見て「将来、エロおやじになる。」と思ってしまいました。歴史上は死の直前まで虎(謙信)に仕えた人のようです。今後の活躍に本当に期待です。

    この巻では虎が初戦に勝ち、今後兄(晴景)との関係が危うくなるのを示唆したところで終わるのです。

    ああーー!!またしても次の巻が待ち遠しい!

  • 昨日1巻を読んだ時は「主人公の魅力がいまいち感じられない」とか感想を書いたけど、2巻を読んですぐ撤回。

    元服以降の虎の凛々しいこと!
    栃尾城での見事な大将っぷりにぞくぞくした。

    また「決め」の場面の不敵な表情が最高。絵に力があるなあ。

  • 1巻は心理描写などがメインで動きがあまりなかったが、虎の初陣での戦闘シーンは、格好良い。
    捨までもが、格好良い。
    兄弟の関係がどう変化していくのか、やはり人間関係に重きを置いているので、その描写が楽しみ。

  • カーッ虎様かっこいーっ!
    特に女を隠す気がない、というのが予想外で楽しかった。あと実乃いいキャラ。

  • 今巻もますます面白い。
    動き始めた激動の人生。そのきっかけが月のものだったというのもまたいい。
    月のものの時と宗謙の前では、意識したように女の顔になってますね。
    うまいなぁ。
    捨丸も飄々としていて好きですが、実乃様、軽そうに見えて知恵も者なところがナイスミドル!

    次巻、まさかお兄ちゃんと……とはならないといいなといのっていますがさて。
    初恋も気になるなぁ。なしでいくのかなぁ。

  • 越後の虎と言われた上杉謙信が女だったという逸話を元に、東村アキコ先生が漫画化。上杉謙信の成長物語。

    歴史上の人物がイケメンだったり
    脱線漫画アキコのティータイムなんかの漫画要素を入れてくださっているため歴史漫画とこ難しく考えずにサクサク読めます。

  • 姫武将と若僧。もっとドカッとまとめて読みたいなー。

  • 表参道の「新潟館」 信玄の領地に塩を供給し続けたその精神は 御勅使川の堤 つつじがさきやかた躑躅ヶ崎館 日本で儒教的な道徳観が根付いたのは江戸時代以降のこと 屋形様に対し未来永劫逆意を抱かぬこと 信虎の追放劇 「烏帽子親」という仮親 元服ってのは…今でいう…成人式?的な? 女子は産む為に腹の中にたっぷり血が入っていて 栃尾城城主_本庄実乃さねより 揚北衆とは、「阿賀野川以北の国人達」の意味でそう呼ばれる地方豪族のこと。

  • 主人公もそうだけど、周囲のキャラが東村さんが書くと、なんかギャグパートとのバランスが良いんだよなぁ。
    で、武田も父親が退場して、いよいよって感じですね。

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著者プロフィール

日本一筆が速い漫画家。その活躍分野は少女マンガから青年漫画まで、恋愛マンガからギャグ漫画まで多岐にわたる。

「2017年 『東村アキコ完全プロデュース 超速!! 漫画ポーズ集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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