Happy! 〔完全版〕 (11) (ビッグコミックススペシャル)

• 小学館 (2004年5月28日発売)

作品紹介・あらすじ

▼第168話／対決!!▼第169話／賀来菊子の意地▼第170話／ラブレター▼第171話／訂正しろ!!▼第172話／竜ヶ崎の挑発▼第173話／圭一郎、変身!!▼第174話／パートナー誕生!?▼第175話／ラケットを持て▼第176話／ハヤシライスと雨▼第177話／何やってんだー!!▼第178話／思いっきり▼第179話／弁天橋雛の困惑▼第180話／告白▼第181話／大荷物▼第182話／お菊さんのために▼第183話／グレープフルーツ▼第184話／練習しよう▼第185話／嵐の前の…●主な登場人物／海野幸（両親に先立たれ、3人の弟妹を育てる健気な娘。2億5千万円の借金を返すためプロテニス選手の道へ）、竜ヶ崎蝶子（竜ヶ崎財閥の令嬢。実力も兼ね備えたテニス界のアイドル。だが、その本性は…）、鳳圭一郎（鳳財閥の跡取り息子。幸の初恋の相手）、桜田純二（「ビッグバンファイナンス」営業主任。幸の借金取り立て担当）●あらすじ／マリリンレディース準決勝で、ついに相まみえることになった竜ヶ崎蝶子と賀来菊子。前日に蝶子の罠にはまり、古傷の右足を再び痛めてしまった賀来だが、試合が始まってみると驚異の4連続サービスエースを決めるなど、ケガの影響をみじんも感じさせないプレーを見せて…（第168話）。●本巻の特徴／男子ばりのパワーテニスが魅力の“お菊さん”こと賀来菊子。数少ない幸の理解者でもある彼女だが、試合後に蝶子が口走った、幸に対する暴言を聞き大激怒。蝶子に殴りかかり、プロ選手登録を無期限抹消されてしまう。そのさい、蝶子の母が言った「鳳テニスクラブの人間が蝶子を負かしたら、協会に口をきいてあげる」との挑発を受け、幸は賀来の復権をかけ蝶子への挑戦を決意するが…。●その他の登場人物／賀来菊子（鳳テニスクラブ専属の選手。幸の理解者)、サンダー牛山（幸のコーチ。飲んだくれで手クセも悪い）、鳳唄子（圭一郎の母。鳳テニスクラブの総帥）、竜ヶ崎花江（蝶子の母。唄子とはテニス選手時代からのライバル）、弁天橋雛（圭一郎の結婚相手に選ばれた女性。胸が大きい）、舵樹・沙代里・三悟（幸の弟妹）

感想・レビュー・書評

[すのまんさんの感想 · 2010年5月27日]

いつになったら蝶子にリベンジできるのでしょうか。

[ピヨピヨさんの感想 · 2008年5月1日]

これでもか！というくらいに降りかかる海野幸に対する不幸の数々に、正直僕はついていけません。蝶子の悪女っぷりにもついていけません。その他の登場人物も、どちらかというとアクが強すぎ…。

本書を読み返すにつけ、僕はいかに『YAWARA!』の登場人物の微妙な関係（もちろんライバル関係含む）が物語を完璧に作り上げていたかを思うわけです。どうひっくり返っても『YAWARA!』を超えられない作品、それが僕の『HAPPY!』の位置づけです。ただ、後半の鳳先輩の自立に向けた奮闘記は格好良いです（同じ顔だけれども、風祭より数倍芯がありますよね）。